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翻訳夜話 の商品レビュー

3.9

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    4

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2009/10/04

外国の小説は、読みにくいことが多い。きっと、翻訳という過程を通ってきているから、実際に作者が意図した世界とは微妙に違ったものになってしまうからだろう。けど、翻訳者によっては違和感なく読めるものもある。それがこの二人の翻訳したもの。文体の捉え方と、その流れの表現が上手だからかな。私...

外国の小説は、読みにくいことが多い。きっと、翻訳という過程を通ってきているから、実際に作者が意図した世界とは微妙に違ったものになってしまうからだろう。けど、翻訳者によっては違和感なく読めるものもある。それがこの二人の翻訳したもの。文体の捉え方と、その流れの表現が上手だからかな。私も翻訳したいと思える作品に出会いたい。

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2009/10/04

村上さんも柴田さんもどっちも好きなので読んでみた。技術的なことではなく、翻訳に対する二人の情熱のようなものを感じられる本です。

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2009/10/04

翻訳に関することより、「良い文章というのは、人を感心させる文章ではなくて、人の襟首をつかんで物理的に中に引きずり込めるような文章だと僕は思っています。」という言葉が心に残っている。

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2009/10/07

私自身翻訳に興味があるので。いろいろ面白い意見が聞けました。両氏が仰るとおり、翻訳マニュアルではないので、一意見として。

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2009/10/04

村上さんのはむしろ翻訳物が好きで先に読んでいた関係上 柴田さんはオースターの映画を好んでみていた関係上買ったはいいが。。。

Posted byブクログ

2009/10/04

内容:東大駒場、翻訳学校、若手翻訳陣との対談をまとめたもの。 感想:こないだまた村上春樹をこき下ろしたので、バランスを取るために(読めば「あ、いいかも」って気になれる。で、「・・・いや騙されるな、結局ここには何も書かれてないぞ」のエンドレス)、読んでみた。何人かの友達に柴田元幸の...

内容:東大駒場、翻訳学校、若手翻訳陣との対談をまとめたもの。 感想:こないだまた村上春樹をこき下ろしたので、バランスを取るために(読めば「あ、いいかも」って気になれる。で、「・・・いや騙されるな、結局ここには何も書かれてないぞ」のエンドレス)、読んでみた。何人かの友達に柴田元幸の授業は厳しいと聞いていて、少し厳しそうなイメージがあったけど村上に腰が低くて面白かった。対談は基本的に村上節。結局愛情が大事だよね、みたいなことを村上節で言われるから気持ちよく聞いていられるんだけど、でも安心とか心地よさでしかない。問いやエネルギーを作らない非生産的な話だよね、とこれもエンドレス。だけど、「競訳」ってのは面白いと思う。もっとこれを徹底的に細かく話していたら読みたい。でもカーヴァーとか読んだことないから分からんけど。

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2009/10/04

翻訳者の柴田元幸と作家である村上春樹による翻訳談義である。村上春樹もカーヴァーを始めとして、翻訳書が多いが、私は柴田元幸氏の翻訳のファンである。大学に行っても、何一つ、自慢できることはないが、柴田元幸の授業を生で受けていたということだけは鼻高々である。だから、柴田元幸などと呼び捨...

翻訳者の柴田元幸と作家である村上春樹による翻訳談義である。村上春樹もカーヴァーを始めとして、翻訳書が多いが、私は柴田元幸氏の翻訳のファンである。大学に行っても、何一つ、自慢できることはないが、柴田元幸の授業を生で受けていたということだけは鼻高々である。だから、柴田元幸などと呼び捨てで書くと、非常に、心苦しい。未だに、私の中では、柴田先生である。ただ、学生時代は、柴田先生のありがたみに気づかず、面白い授業だなぁとおもいつつ、出席率50%ほどだったのが心残りである。他の科目は、推して知るべし。出ていなかった…。本題に戻って、この本であるが、柴田先生の話が聞きたい私にとっては、村上春樹、話しすぎ。よって、星ひとつ減点。

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2009/10/04

翻訳された外国の書籍を手に取る機会が多い方なら興味深い内容になっていると思う。普段気にも留めないが目にしている翻訳という作業が様々な思惑と配慮でなされていることが分かるはず。ただ、読み物としては今一つといった印象。企画は面白いが内容上会話形式なので読みづらい。基本的に両氏の翻訳し...

翻訳された外国の書籍を手に取る機会が多い方なら興味深い内容になっていると思う。普段気にも留めないが目にしている翻訳という作業が様々な思惑と配慮でなされていることが分かるはず。ただ、読み物としては今一つといった印象。企画は面白いが内容上会話形式なので読みづらい。基本的に両氏の翻訳した作品を補完する意味合いが強いので、作品を先ず読んでから手に取ったほうが吉

Posted byブクログ

2013/02/28

主語の話が興味深かった。言語の差ってこんなにあるのか。こういう視点から考えたことはなかったので面白かった。

Posted byブクログ

2009/10/04

村上春樹と柴田元幸の同一小説の競訳の読み比べは、なかなか面白いです。 他にも翻訳者と原作家さんとの距離の取り方とか、ドキドキします。

Posted byブクログ