遙かなる縄文の声 の商品レビュー
網野善彦の著作を読んで、縄文時代の人々の様子を知りたくなった。であれば三内丸山遺跡だろうと思って、探していてであったのがこの本。出版がもう古くなってしまってはいるが、縄文人は、孤立・固定した生活をしていたのではなく、広く他地域と交流、交易をして生活を成り立たせていたことがよくわか...
網野善彦の著作を読んで、縄文時代の人々の様子を知りたくなった。であれば三内丸山遺跡だろうと思って、探していてであったのがこの本。出版がもう古くなってしまってはいるが、縄文人は、孤立・固定した生活をしていたのではなく、広く他地域と交流、交易をして生活を成り立たせていたことがよくわかる。現在、縄文文化、縄文人の生活はどれくらい明らかになっているのだろうか。
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今はこの本が書かれた頃より発掘や調査が進んでいて、新しい事が分かったりもしている。 例えば、この本には土偶は女の形のものしかない、と書かれているが、最近では必ずしも女というわけではない事が分かっている。 しかし、「定説というのは10年持てばいい」らしく、「10年以上もつ定説とい...
今はこの本が書かれた頃より発掘や調査が進んでいて、新しい事が分かったりもしている。 例えば、この本には土偶は女の形のものしかない、と書かれているが、最近では必ずしも女というわけではない事が分かっている。 しかし、「定説というのは10年持てばいい」らしく、「10年以上もつ定説というのは、周りの研究者の努力が足りないから」らしいので、これは正しく発掘・調査・検証が行われてきた証なのだろう。 三内丸山遺跡、日本の考古学への入門書としては最適。 三内丸山遺跡以外の縄文時代のことやカナダ、中国の文化にも触れられていたりして(共通する部分があったり、比較として適当であったりする為)とっても壮大な気分になれる。 心に残ったのは以下の一文。 「よく地域の活性化のために、遺跡や文化財を積極的に利用しようとする場合がある。しかし、何よりも大事な事は、遺跡そのものが活性化されることが前提条件となろう」
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