斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 の商品レビュー
言わずと知れた一番有名かつ最も読まれている太宰作品。太宰治論の奥野健男氏は「太宰治の全作品が消えても、『人間失格』だけは人々にながく繰返し読まれ、感動を与え続ける、文学を超えた魂の告白と言えよう」とまで評しています。 アフォリズムを作り出す天才だと言われる太宰治。中でも『人間...
言わずと知れた一番有名かつ最も読まれている太宰作品。太宰治論の奥野健男氏は「太宰治の全作品が消えても、『人間失格』だけは人々にながく繰返し読まれ、感動を与え続ける、文学を超えた魂の告白と言えよう」とまで評しています。 アフォリズムを作り出す天才だと言われる太宰治。中でも『人間失格』の中の言葉は際立って名文揃いです。主人公である葉蔵の破滅へのリアルな道筋は、読んでいて寒気がするほど。人と人との繋がり、社会との繋がりなどの意味を改めて考えさせられます。
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人間失格はもう何度も読み返してる そのたびに印象が違う感じ 重たい内容だけど 小説としての面白さが好きだからかもしれない 斜陽に挑戦中・・・
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互いにあざむき合って、しかもいずれも不思議に何の傷もつかず、あざむき合っている事にさえ気がついていないみたいな、実にあざやかな、それこそ清く明るくほがらかな不信の例が、人間の生活に充満しているように思われます。 それからの日々の、自分の不安と恐怖。
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誰もが知っている時代を超越する人気作、人間失格。 憂鬱感に浸りながらも読み進めていく手が止まらない。 読み終えたあとに残るのも憂鬱感なんだけど、こういうの大好き。 文学という言葉を感じるのに手っ取り早い作品。
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2008.11-12. 77斜陽 「とにかくね、生きているのだからね、インチキをやっているに違いないのさ。」 177斜陽 「犠牲者。道徳の過渡期の犠牲者。あなたも、私も、きっとそれなのでございましょう。」 261人間失格 「『世間というのは、君じゃないか。』」 「(それは世...
2008.11-12. 77斜陽 「とにかくね、生きているのだからね、インチキをやっているに違いないのさ。」 177斜陽 「犠牲者。道徳の過渡期の犠牲者。あなたも、私も、きっとそれなのでございましょう。」 261人間失格 「『世間というのは、君じゃないか。』」 「(それは世間が、ゆるさない。) (世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?) (そんなことをすると、世間からひどいめに逢うぞ。) (世間じゃない。あなたでしょう?) (いまに世間から葬られる。) (世間じゃない。葬るのは、あなたでしょう?) 汝は、汝個人のおそろしさ、怪奇、悪辣、古狸性、妖婆性を知れ!」 303人間失格 「いまは自分には、幸福も不幸もありません。 ただ、一さいは過ぎて行きます。 自分がいままで生きて来たいわゆる『人間』の世界において、たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけでした。 ただ、一さいは過ぎて行きます。」 322ダス・ゲマイネ 「『知ることは幸福であるか。』」 328ダス・ゲマイネ 「『おい佐竹、からかうのはやめろ。ひとを平気でからかうのは、卑劣な心情の証拠だ。罵るなら、ちゃんと罵るがいい。』」
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人間失格は、どうしても共通点を感じてしまう・・・。そんな私も失格なのかもれない。って思わせようとしてるのかなぁ〜って思う。←やっかい
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太宰万歳。 人の心の奥底に眠っている気持ちを ぐざぐざぐざっとといている。 太宰さんの気持ちすげー分かる。 これまた付箋つけまくった。 ただ、あたしがそういう気持ちになるのは 気持ちが堕ちているときだけ。 太宰さんどんだけ考えすぎているのだ。
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この文春文庫のシリーズはとてもよい。 「斜陽」も「人間失格」も、主要な作品はだいたいこれ1冊でまかなえる。 2008年7月
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大概エンディングでやられる、グッと来る。 富嶽百景は何度読んでも感極まる。あっぱれ。 太宰、いいなあ〜〜
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斜陽をかこうと検索したら、斜陽を漫画で毒は!とかあって笑った。こんな少ないページの本をどう笑わせてくれんだか。まあ良く考えると、罪と罰だって呼んだけど毒はしてねーって思った、漫画なら何度か違う作家ので毒はしたけど、あまりねえ。斜陽は家族の問題で、だめな弟とかいる人やダメで家族に迷...
斜陽をかこうと検索したら、斜陽を漫画で毒は!とかあって笑った。こんな少ないページの本をどう笑わせてくれんだか。まあ良く考えると、罪と罰だって呼んだけど毒はしてねーって思った、漫画なら何度か違う作家ので毒はしたけど、あまりねえ。斜陽は家族の問題で、だめな弟とかいる人やダメで家族に迷惑かけた人がいるのならば、読んだらいいとおもう。簡単にこころいためる
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