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どくとるマンボウ青春記 の商品レビュー

4.2

54件のお客様レビュー

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旧制高校生の生活にあ…

旧制高校生の生活にあこがれをもつようになるだろう。非常にお勧め。

文庫OFF

著者の高校時代、そし…

著者の高校時代、そして大学医学部時代の話が書かれています。面白いです。

文庫OFF

斉藤孝さんの『読書力…

斉藤孝さんの『読書力』に、オススメの本として載っていたので読んでみた。最初、『なんだこの作品』って思うくらい、ひどい作品だと思われた。読み進めて行くにつれて、この作品の素晴らしさがわかってきた。すごいよ、これ。戦後の日本の窮状が浮かばれる。随所に笑いが盛り込まれており、ニヤリとし...

斉藤孝さんの『読書力』に、オススメの本として載っていたので読んでみた。最初、『なんだこの作品』って思うくらい、ひどい作品だと思われた。読み進めて行くにつれて、この作品の素晴らしさがわかってきた。すごいよ、これ。戦後の日本の窮状が浮かばれる。随所に笑いが盛り込まれており、ニヤリとしてしまう。解説で、『どくとるマンボウシリーズ最高傑作』って書かれてるけど、それも頷ける。今後、北さんの作品を読むかどうかはわからないけど、北さんの作品1冊目と

文庫OFF

抱腹絶倒。著者の青春…

抱腹絶倒。著者の青春時代がいかに幸福な時代であったかも分かる一冊

文庫OFF

古きよき時代、って感…

古きよき時代、って感じが読んでいてしました。著者の筆も快調で、シリーズの中でも屈指の出来でしょう。

文庫OFF

2023/01/29

40の歳を迎えた作者による、学生時代の青春の回顧。 当時の鬱屈した世相と、その中で踠きながら駆け抜けていく姿に胸が少し詰まった。 入れられたユーモアは航海記よりも自然で、円熟を感じる。 暗さと明るさのバランスが性に合っていて楽しめた。

Posted byブクログ

2022/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高校の課題図書。松本旅行にあわせて再読。当時は読書嫌いで苦しんだが、読み直すと綺麗な文章じゃないか。航海記よりもしっとりとした部分が多く、これはこれで好き。 学生時代はカンニングやらなんやらひどい生活を送りました、卒業すれば人を救うどころか殺してしまいかねない、これではいけないと精神科に進んだという件、ブラックジョークが効いている。 松本で生まれ育った人間の地元への愛着が丁寧に書かれている。文学者でもないとこれだけの周囲の描写は難しかろう。 船旅の連れは辻邦夫。思いがけず好きな作家があらわれる、本と本とが繋がる時の喜びよ

Posted byブクログ

2022/05/22

しばらく前に 「どくとるマンボウ航海記」 を50 年振りくらいに再読して、 懐かしさと、 より大 きな面白さがあったので、 高校時代の思い出を たぐりたくて本書を再読した。 ああ、なんと私の記憶と異なる作品なのだ。 記憶では松本高校時代の寮生活がほぼ全編に面 白おかしく描かれて...

しばらく前に 「どくとるマンボウ航海記」 を50 年振りくらいに再読して、 懐かしさと、 より大 きな面白さがあったので、 高校時代の思い出を たぐりたくて本書を再読した。 ああ、なんと私の記憶と異なる作品なのだ。 記憶では松本高校時代の寮生活がほぼ全編に面 白おかしく描かれていた。 ところが松高寮生活の様子は楽しく描かれてい るものの、主流は「青春記」に相応しい青年の 悩みと迷いの告白の書だった。 「一見自堕落な寮生活をつづけてはいたが、 私 たちの心の底には、青年の悩み、 孤独、 疑惑な どが常につきまとっていた。」 という一文はほとんどの若者の胸に一度は去来 する思いではないだろうか。

Posted byブクログ

2021/09/20

★図書館だよりNo.70 「読書への羅針盤」  吉田 豊 先⽣(物質⽣命科学科)紹介図書  ➣記事を読む https://www.sist.ac.jp/about/facility/lib/letter.html 【所在・貸出状況を見る】https://sistlb.sist....

★図書館だよりNo.70 「読書への羅針盤」  吉田 豊 先⽣(物質⽣命科学科)紹介図書  ➣記事を読む https://www.sist.ac.jp/about/facility/lib/letter.html 【所在・貸出状況を見る】https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/19846

Posted byブクログ

2021/10/19

◆青春とは、かくもおかしいものだ!◆ 鮮明に網膜に残っているのは、信州のひえびえとした大気の中にひろがる美しい山脈(やまなみ)である。殊にその秋の私の心象を映してか、夕暮れの光景ばかり思い出される…。旧制・松本高校とその学生寮・思誠寮を舞台に、日々バカ騒ぎ、悩みながらも、大人へと...

◆青春とは、かくもおかしいものだ!◆ 鮮明に網膜に残っているのは、信州のひえびえとした大気の中にひろがる美しい山脈(やまなみ)である。殊にその秋の私の心象を映してか、夕暮れの光景ばかり思い出される…。旧制・松本高校とその学生寮・思誠寮を舞台に、日々バカ騒ぎ、悩みながらも、大人へと向かう青春の記録。バンカラと呼ばれた松高生、個性的な教師たち、皆、滑稽ながらも愛らしい。松本市にある旧制高等学校記念館を、合わせて見るのもおすすめです!

Posted byブクログ