インド日記 の商品レビュー
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[ 内容 ] 話題作『単一民族神話の起源』『“日本人”の境界』で、近代日本を問い直してきた著者がインドを行く。 グローバリゼーションにゆれる多民族国家インドの社会や宗教、芸術、NGO、フェミニズムなどと触れあいつつ、日本のあり方を考える旅。 [ 目次 ] 第1章 「インドの右翼」 第2章 デリーで日本史 第3章 博物館は国家の縮図 第4章 映画・フェミニズム・共和国記念日 第5章 農村のNGO 第6章 カルカッタ 第7章 僧との対話 第8章 聖都ベナレス 第9章 学校見学 第10章 ビジネス都市バンガロール 第11章 観光地ケーララ 第12章 国境の町 第13章 スラムでダンス [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/4-7885-0728-5.htm
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まなざすことについて、非常に自覚的に書かれている。参与観察という手法を意識しつつ、自己の視点がそのまま自らの偏見を暴露していく様は、まるでエッシャーの手のよう。 「三島や川端康成、小津安二郎などについて意見を求められたので、これらの人びとが西洋でウケるのは、彼らが日本でもっとも...
まなざすことについて、非常に自覚的に書かれている。参与観察という手法を意識しつつ、自己の視点がそのまま自らの偏見を暴露していく様は、まるでエッシャーの手のよう。 「三島や川端康成、小津安二郎などについて意見を求められたので、これらの人びとが西洋でウケるのは、彼らが日本でもっとも西洋化した視点を持った人びとだったからで、日本の題材を西洋的視点に適合するよう処理するのがうまかったからだと思う、と答えた」
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旅行本ではないかもしれぬが、人間として、異文化と接したときにどう感じるかというのが素直に描かれた本。特に外国人に対しては(なぜか)愛国主義になったり、ボラれた時に仕方がないと納得したりする読者個人にも疑問を問いかけてきているような本。非常におもしろかった。民主と愛国でファンになっ...
旅行本ではないかもしれぬが、人間として、異文化と接したときにどう感じるかというのが素直に描かれた本。特に外国人に対しては(なぜか)愛国主義になったり、ボラれた時に仕方がないと納得したりする読者個人にも疑問を問いかけてきているような本。非常におもしろかった。民主と愛国でファンになった小熊だけれど、その人間的魅力がとても伝わってくる本。
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インドでの2ヶ月ほどの滞在での日記。ナショナリズムなどをその研究内容とする筆者が、さまざまな観点からインドと日本を対比している点は流石というほかありません。日本は学歴というカースト制だ、とか、大卒生は自分の周りはみんな同じようなサラリーマンと考えている、など、うなずける指摘も多い...
インドでの2ヶ月ほどの滞在での日記。ナショナリズムなどをその研究内容とする筆者が、さまざまな観点からインドと日本を対比している点は流石というほかありません。日本は学歴というカースト制だ、とか、大卒生は自分の周りはみんな同じようなサラリーマンと考えている、など、うなずける指摘も多い。
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