市民科学者として生きる の商品レビュー
岩波にしては珍しいと群馬大の早川先生お奨めの本。科学の中立については考えさせられる。手塚治の陽だまりの樹で軍医が負傷兵を治療するよりも、戦争に行かせない方がいいという逡巡と共通する、永遠のテーマだろう。
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原発建設に躍起になっていた人は少なくとも嫌がらせの張本人だという意識をもって反省してほしい。原発や原発の廃炉の人間社会への嫌がらせは半減期を迎えることなど決してないのだから。
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故高木仁三郎氏の著作です。大学を離れ、今でいうNPOで市民のための科学者として、原発反対を訴えた著者の活動と心のうちがつづられています。ご本人だけでなく、ご家族にまでいやがらせが多かったというくだりには憤りを感じました。
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