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徳の起源 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2024/01/27

面白い。のっけからクロポトキンが出て来るとは思わなかった。彼の相互扶助論やゲーム理論、しっぺ返し戦略など、過去の関心がここに集結した感がある。何で、もっと早くこの本を読まなかったのであろう。

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2020/09/05

人間の社会性の深掘り。 同じ集落内での殺人はタブーとされるのに他の部族の虐殺が奨励されるのはなぜなのか、このような複雑な社会性を人間だけが編み出してきたメカニズムが考察されている。

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2019/08/25

『遺伝子 親密なる人類史』シッダールタ・ムカジーと本書、そして『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』マシュー・サイドの3冊は同率1位である。文章ではシッダールタ・ムカジー、難解さではマット・リドレー、好みではマシュー・サイド。 https://sessendo.b...

『遺伝子 親密なる人類史』シッダールタ・ムカジーと本書、そして『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』マシュー・サイドの3冊は同率1位である。文章ではシッダールタ・ムカジー、難解さではマット・リドレー、好みではマシュー・サイド。 https://sessendo.blogspot.com/2019/08/blog-post_1.html

Posted byブクログ

2018/10/31

利己的遺伝子、ゲーム理論、見返りを求めるための協力、分担と交換、みんなと同じことをする理由、共有地の悲劇、所有権の有効性と独占に対する反発といった幅広いテーマを取り上げる。全体的に冗漫で読むのが億劫に感じたことしばしだが、共有地の悲劇や所有権を取り扱った11〜12章は自分が読みた...

利己的遺伝子、ゲーム理論、見返りを求めるための協力、分担と交換、みんなと同じことをする理由、共有地の悲劇、所有権の有効性と独占に対する反発といった幅広いテーマを取り上げる。全体的に冗漫で読むのが億劫に感じたことしばしだが、共有地の悲劇や所有権を取り扱った11〜12章は自分が読みたいテーマだった。 ・無作為に3分の1の確率で大目に見る「寛大なお返し戦略」は、必ず罰を与える「お返し戦略」よりも優れている。しかし、「寛大なお返し戦略」は「常に協力」に弱い。「常に協力」は「常に裏切る」に簡単に侵され、「常に裏切る」は「お返し戦略」に勝てないため、安定した結論はない。 ・勝ったらそのまま、負けたら変える「まぬけ戦略(パブロフ)」は、「常に裏切る」には負けるが「お返し戦略」に優る。 ・大きなグループにおいては、非常にまれな裏切りでも許さない戦略、裏切り者を罰しなかった者を罰する戦略、村八分の戦略が有効。 ・肉を与えることはセックスと関係がある。現代の狩猟採集民では、特定の相手を決めずにセックスをする民族では、男たちは多くの時間を狩猟に費やす。 ・一般的な行動に従う体制順応主義によって、協力する気持ちは広がっていく。体制順応主義は、地域特有の習慣、集団間の敵対意識、協力的集団防衛などによって進化した。 ・人気のある異性を選ぼうとする理由は、人気のある形質を受け継いだ子孫を残す確率が高くなるため。 ・社会が協力的であるほど集団間の争いは激しくなる。

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2012/06/25

一昨年ツイッターで大評判となった「ツイッターノミクス」、これを書く上でとても影響を受けた本のひとつと著者のタラハント氏がその作中でも述べているのが本書、「徳の起源 他人を思いやる遺伝子」だ。 細胞の利他主義に始まり、サルやチンパンジー、イルカなど様々な動物の生態からその利他主義...

一昨年ツイッターで大評判となった「ツイッターノミクス」、これを書く上でとても影響を受けた本のひとつと著者のタラハント氏がその作中でも述べているのが本書、「徳の起源 他人を思いやる遺伝子」だ。 細胞の利他主義に始まり、サルやチンパンジー、イルカなど様々な動物の生態からその利他主義的に見える行動を分析してその謎を解き明かす。また、北米やオーストラリアの先住民や未開の部族などの他者や部族間の交流なども分析し人間の本質に迫る。この辺りの描写がまた「へぇ!」、「ほう!」と面白い。 基本的にはやはり人間は利己的なのだ。ただし、人間の心の中には、よい人という評判をとり、社会的協力関係を築きたいとの本能がある。本書でもパットナムの「哲学する民主主義」を引用して北イタリアが歴史的に商業的コミュニテイがあったから発達し、南イタリアは専制君主やゴッドファーザーの存在が人々のコミュニケーションを阻害したため産業の発達が遅れたとしている。 つまり人間は置かれた環境によって、コミュニケーションを行いお互いの信頼関係を形成しお互いに利益を得ることも出来るし、コミュニケーションが無く信頼関係を築くことができす利益を享受できない場合もある。これはそれぞれの人間関係だけではなく、人間関係の集合である組織にも言えることだ。 組織内のコミュニケーションを活性化し信頼関係を強固なものにし、さらに組織外へと信頼関係の触手を伸ばし、信頼の輪を広げる、そうして、様々な個人や組織が信頼で結ばれる、そうすれば日本ももっと活性化し経済も上向きになるのではないか。

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2010/10/03

ロシアのアナーキストの脱獄 遺伝子の社会 労働の分担 囚人のジレンマ タカとハトの違い 義務とごちそう 公益と個人的贈り物 道徳感情論 部族をつくる霊長類 戦争の原因 交易による利益 宗教としての生態学 財産の力 信頼

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