西遊記(訳:中野美代子)(8) の商品レビュー
三蔵法師は旅の中で四…
三蔵法師は旅の中で四十路に突入していたみたいです。あと二巻で終わってしまうのかと思うと少しさびしいです。
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朱紫国の賽太歳との戦い(観音菩薩の金毛吼、皇后を誘拐した。火と煙と砂がでる鈴をもつ 71回)、蜘蛛の妖怪が化けた七仙姑と黄花観の話(濯垢泉で温泉入浴シーンなどあり、ムカデの妖怪、黎山老母と昴日星官がでてくる 72〜73回)、そして、李長庚が獅駝嶺で予言し、三魔王(獅子王:文殊菩薩の乗り物・象王:普賢菩薩の乗り物・大鵬:如来の親戚)と戦うことになる。面従腹背で罠にはめられ、三蔵死すの誤報もある(74〜77回)、つづいて、比丘国で国中の子供の心肝を取ろうとする妖怪(国丈に化けている南極老人の白鹿)との戦いとなり、子供を救うヒーロのようになる。(78・79回)、つぎに女妖怪を助けて、鬱蒼とした山路でラマ教寺院を見つけるところまで(80回)
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旅は終盤へ。長い小説だけに、妖怪が出てくるパターンとか、三蔵が先走るパターンとか、菩薩さまの助けで解決するパターンとか決まっていて、ここまでくると、先が読めてしまうのだけれど、それはそれで親しみが増すというもの。あと2冊か。
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旧訳版。 悟空も三蔵も八戒も、最初の頃とは違って成長してきているのが分かる。もう旅の序盤の頃に繰り返していた失敗パターンじゃなくなっとる。 でも悟空短気すぎ。目の前のおもろいことに喰いつきすぎ。そのせいで作戦失敗したり戦いが長引いたりしていて、なんやねんこいつは!ってなる。愉快な...
旧訳版。 悟空も三蔵も八戒も、最初の頃とは違って成長してきているのが分かる。もう旅の序盤の頃に繰り返していた失敗パターンじゃなくなっとる。 でも悟空短気すぎ。目の前のおもろいことに喰いつきすぎ。そのせいで作戦失敗したり戦いが長引いたりしていて、なんやねんこいつは!ってなる。愉快なやつやな。 あと、矛盾多すぎ。訳者も注釈で困っている。長い話やけん、ずーっと前の回と食い違うのはまだいいとして、ほんの数行前と矛盾しとるってどしたんで。
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前巻に続いて神々の管理ミスの問題だ^^; ちょっと目を離した隙に逃げだして。。。 今も昔も変わらないね。
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悟空が菩薩や如来に助けてもらうということがパターン化してきた。さらに三蔵が弱々しい描写が多くなてきたと思われる。
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段々三蔵さんの意気地なしなところが可愛くなってきました。 人間というものは、これだけ修行をして徳を積んだ人でも まだこれだけ弟子を信じきれなかったり、 心が弱かったりするものなんだな。 それに、これだけ毎回毎回ここまでの災難に(獲って食われるわけだし) 遭っているのに、それに耐...
段々三蔵さんの意気地なしなところが可愛くなってきました。 人間というものは、これだけ修行をして徳を積んだ人でも まだこれだけ弟子を信じきれなかったり、 心が弱かったりするものなんだな。 それに、これだけ毎回毎回ここまでの災難に(獲って食われるわけだし) 遭っているのに、それに耐えて進むんだから、 いくら泣きながらでだってやっぱり強い人なんだなと思う。 今回初めて、八戒の言うことに託かされそうになりながらも 悟空の言うことを信じて先へ進もうとしてくれたんで、 良かった!と思ったら結局…。 ああ、どうなることやら。(苦笑) ところで、悟空の頭の金のわっか。今まで接してきた マンガやドラマやアニメで、みんな悟空を懲らしめるため、 となっていたけど それはそうなんだけれども、悟空のためでもあったんだ。 そして悟空本人もそれを知っていたんだ、というのがこの巻で分かって、 なんだか微笑ましいというか嬉しい気持ちになりました。
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何度悟空に怒られても懲りずに怠慢ぶりを発揮してはやっぱり怒られてそれでも悪びれずに堂々と面倒くさがる八戒が可愛く思えてきました。
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