鉄塔王国の恐怖 の商品レビュー
深夜の銀座に巨大カブトムシが出現。警察官がピストルを撃っても、カブトムシには全く効き目がない。それから、約2週間後、荻窪におよそ3000平方メートルもの屋敷を持つ鉄工会社の社長宅に不審な人物が現れた。そこで、その不審人物は、カブトムシが住む鉄塔王国に1000万円(現在の約2億円)...
深夜の銀座に巨大カブトムシが出現。警察官がピストルを撃っても、カブトムシには全く効き目がない。それから、約2週間後、荻窪におよそ3000平方メートルもの屋敷を持つ鉄工会社の社長宅に不審な人物が現れた。そこで、その不審人物は、カブトムシが住む鉄塔王国に1000万円(現在の約2億円)を寄付するか、鉄塔王国の兵隊として小学4年生の息子を差し出すか、明日までに決めるよう迫ってくる。何とも途方もない話であるが、その後の展開は小林少年の活躍が光り、一貫してスリリングなストーリー。楽しく読むことができた。昭和29年作。
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