時間革命 の商品レビュー

角山栄(著者)

2024/08/04

1998年の少し古い本ですが「機械式時計」の歴史について詳しくまとめられており楽しく読むことができました。そもそも機械式時計ができる・広まる前までの人々の時間感覚がどのようなものだったのかや社会的な変化に伴って人々の中で時間に対する認識がどのように変わっていったのかなどがわかりやすく書かれています。3章では日本について書かれており時間を告げる鐘の音等、昔の人々がどのように時間を管理しようとしていたのか知ることができました。
全体的に具体的かつ分かりやすい文言なのが好印象で雑学的読み物としてもなかなか面白いと思います、最後の4章だけ何故か「欧州から見たアジア文化」的な論文になっていてかなり毛色が違いました。
特に表現に古臭さもなく良書だと思います

2009/10/04

授業で読んだ本その２。こっちはさくさく読めて良い感じ。全体の流れも納得のいく話で、意外と日本人は時間にルーズだったんだなーと思うと不思議。