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女を脅した男(1) の商品レビュー

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なにげない日常のなか…

なにげない日常のなか、男と女が織りなす、そのあやうい心模様を巧みに描く心理サスペンス。MWA短編部門受賞作を含む11編収録の短篇集。

文庫OFF

2021/08/01

英国は田舎も都会も物騒だなぁ、と身も蓋もないことを思った。ウェクスフォード警部シリーズものは初めて読んだが、ノンシリーズの短篇の方が怖くて不気味で面白い。

Posted byブクログ

2019/01/29

短編集とは云えど、いまや絶版となった角川文庫の短編集から選りすぐりを選んで編まれた物で、全くさらの作品集でないところが残念。 前半7編がノン・シリーズ物で後半4編がウェクスフォード物。率直に云えば、順番は逆の方が読後感は良かったように思うし、評価も星1つ上がっただろう。 ウェク...

短編集とは云えど、いまや絶版となった角川文庫の短編集から選りすぐりを選んで編まれた物で、全くさらの作品集でないところが残念。 前半7編がノン・シリーズ物で後半4編がウェクスフォード物。率直に云えば、順番は逆の方が読後感は良かったように思うし、評価も星1つ上がっただろう。 ウェクスフォード物については措くとして、ノン・シリーズ物について云うと、長編におけるそれは、砂の一粒一粒までを描くような木目細やかな心理描写を幾度となく畳み掛ける“重量感”があり、時にはそのために辟易してしまう所があるが短編のそれはほぼ20ページ前後の長さに集約された“切れ味”が際立っており、心地良い。 久々にレンデルを読むならば長編だろうが、レンデル漬けになるとこういった短編が息抜きとなってちょうどいい。

Posted byブクログ