才能を開花させる子供たち の商品レビュー

エレンウィナー(著者),片山陽子(訳者)

2017/01/06

1998年刊行。サヴァン症候群から学習障害、「才能」の遺伝的特質、家庭を中核とする環境面など広範に解説する。

2011/10/25

すごい本だ、と思いました。
サヴァン症候群という・・疾患があります。ごめんなさい、疾患というのは問題があるのかもしれません。
レインマンのダスティンホフマンのように、脳の機能が一部すごく発達している子供たちです。
そういう人たちも、きちんと根気よく教育していくと、他の苦手分野もかなり克服するのだそうで、フランスなんかは積極的に取り組んでいるとありました。
僕の知り合いも、算数の計算が異常に出来るけど、養護学級に通っている同級生がいたと話していました。なんともやりきれない気がします。
ただ、サヴァンとはいえど、学習のパターンは通常の人と同じです。
ただし、同じなのですが、すごく極端なようですね。
そういう観察研究の記録が本書ですが、様々な学ぶヒントや、教えるヒントを感じます。
大事な大事な、人類の記録だと思うんです。。