竜馬がゆく 新装版(七) の商品レビュー
聞いたことのある名前が次々と登場してくる。明治維新とは何であるか。実は何も知らずにいた。ここにきて、やっといろいろなことが鮮明になってきた。竜馬のすごさに感動する。しかし、この巻での竜馬はもうすぐその任を終えようとする哀しさを感じる。
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だいぶかかって読了。実際この小説を読み始める前までは、坂本竜馬が何をした人か知らなかった。こんなに凄いのに。あと1巻。やだー暗殺されるのなってやーだやーだ。
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<感想> 全巻を通して、面白かった。 竜馬はあたりまえだが、その他にも多くの登場人物の描写が素晴らしく、惚れ惚れする。 <要点> ■竜馬の考え 「時勢は理によって動くものである。議論によって動かぬ。」 ■竜馬が半平太の仇である後藤との対談後に海援隊の志士に対し 「お前らの...
<感想> 全巻を通して、面白かった。 竜馬はあたりまえだが、その他にも多くの登場人物の描写が素晴らしく、惚れ惚れする。 <要点> ■竜馬の考え 「時勢は理によって動くものである。議論によって動かぬ。」 ■竜馬が半平太の仇である後藤との対談後に海援隊の志士に対し 「お前らのまじめさが、おれにはやりきれん。まじめでよいときもある。しかしまじめがかえって事を壊す時がある。」 ■竜馬が後藤のについて 「長い酒の席で、あの男はおじの仇の俺の前でも、ひとことも過去を語らなかった。ただ将来のみを語った。これは人物でなければできない境地だ。さらにもう一つ、俺との対話の中で、半分俺に話柄を与え、半分自分に話柄をひきつけてしかもおれにひきづられない。こういう芸ができる男は、天下の事がなせるとみた。」 ■竜馬が秘策と己について 「批判は頭脳の仕事である。その施すべき時機をみつけるのが、実行者のかんというべきであろう。」
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船中八策の段で、 高杉は病い革(あらた)まるや、幼な子の東一の頭をなで、「父の顔をよくおぼえておけ」と言い、やがて筆をとり、「面白き、こともなき世を、おもしろく」辞世の上の句をよんだ。下の句に苦吟していると、看病している野村望東尼が、「住みなすものは心なりけり」と詠んだ。高杉はう...
船中八策の段で、 高杉は病い革(あらた)まるや、幼な子の東一の頭をなで、「父の顔をよくおぼえておけ」と言い、やがて筆をとり、「面白き、こともなき世を、おもしろく」辞世の上の句をよんだ。下の句に苦吟していると、看病している野村望東尼が、「住みなすものは心なりけり」と詠んだ。高杉はうなずき、・・・面白いのう。と言ってしずかに眠った。それが、高杉の最後であった。 ここで、私は涙が突然噴出した。
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◆「しかしあの男は、あれだけの長い酒の座で、ひとことも過去を語らなんだ。ただ将来のみを語った。これは人物でなければできない境地だ。」(坂本竜馬による、後藤象二郎の人物評価その1) ◆「おれとの対話のなかで、半分おれに話柄を与え、半分自分に話柄をひきつけてしかもおれにひきずられない...
◆「しかしあの男は、あれだけの長い酒の座で、ひとことも過去を語らなんだ。ただ将来のみを語った。これは人物でなければできない境地だ。」(坂本竜馬による、後藤象二郎の人物評価その1) ◆「おれとの対話のなかで、半分おれに話柄を与え、半分自分に話柄をひきつけてしかもおれにひきずられない。こういう芸ができる男は、天下の事がなせるとみた。」(坂本竜馬による、後藤象二郎の人物評価その2) ◆「世に活物たるもの、みな衆生なれば、いずれを上下とも定めがたし、今生の活物にてはただ我をもって最上とすべし。」(個人主義の確立、竜馬の言葉) ◆「本朝の国風、天子を除くほかみな世の名目なり。物の数ともなすなかれ」(一君万民思想、竜馬の言葉) ◆「面白き、こともなき世を、おもしろく、住みなすものは心なりけり」(高杉晋作、病床にて)
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決して「龍馬伝」の影響ではなく。この歳になるまで司馬遼太郎を読まずきたのを後悔して、「竜馬がゆく」を手にとって半年。ぼちぼち読み始め、ようやく7巻まで達する。6巻を過ぎたあたりから竜馬らしい動きがあり、加速的に面白くなる。7巻は大政奉還直前の時代の動きがリアル。結果を知っていてい...
決して「龍馬伝」の影響ではなく。この歳になるまで司馬遼太郎を読まずきたのを後悔して、「竜馬がゆく」を手にとって半年。ぼちぼち読み始め、ようやく7巻まで達する。6巻を過ぎたあたりから竜馬らしい動きがあり、加速的に面白くなる。7巻は大政奉還直前の時代の動きがリアル。結果を知っていていてもドキドキして、止まらなくなる。もっと早くに読むべきだった。【100105】
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いよいよ、大詰めです~。 ますます目が離せませんヨ。 あと1冊ですけど、終わっちゃったら悲しいなぁ~。
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いよいよ海援隊成る。しかし竜馬は勝から色々学んでいる、大政奉還も勝と大久保から教えられたらしいが、、、船中八策もすごい。この時すでに上院下院の議会制を打ち出している。この時代に藩や幕府、朝廷を超えて日本という国を考えているところがこの時代の多くの志士とは全く違う。竜馬の頭の中には...
いよいよ海援隊成る。しかし竜馬は勝から色々学んでいる、大政奉還も勝と大久保から教えられたらしいが、、、船中八策もすごい。この時すでに上院下院の議会制を打ち出している。この時代に藩や幕府、朝廷を超えて日本という国を考えているところがこの時代の多くの志士とは全く違う。竜馬の頭の中には近代日本の姿が見えていたのであろう。それに向かって竜馬はゆく。
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亀山社中から海援隊へ。長崎のお慶の話が面白かった。女だてらに密航したり、商人として成功したり、大物だ。
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最高。 のびのびと人生を楽しみながら、時に緊張するような場面を乗り越え、日本を変える様な大きな事を成し遂げる。 肩肘はらずに、のびのびした竜馬がかっこいい。
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