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人間失格 の商品レビュー

4.5

10件のお客様レビュー

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2011/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

太宰治は流し読みしかしていなかったけれど、最近はまっている作家の一人。 やはり世の中にどうしても適応できず、居場所(たとえ一人であろうとなかろうとも)や生き甲斐さえ見つけられない人は多いのだと思う。辛い気持ちを抱えつつも、ピエロのように陽気に振る舞う(しかも決してそれを人に悟られないように)主人公に共感した。 こちらの映画化はとても良かった!伊勢谷・寺島しのぶ・柄本明の息子(名前忘れた)にしても皆ナイスキャスティング☆&生田斗真君のことを軽く見てました;彼はデキル!! ただ森田剛の中原中也役だけは納得いかず...

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2013/04/13

「恥の多い生涯を送ってきました」から始まるため、インキピット的にもいい感じなのが、 個人的に評価の高かったりする太宰治の代表です。 また、日本におけるデカダンな作品で、芸術至上主義的な要素を除けば、間違いなくデカダンスな気がします。 デカダンスな作品がまだの方は、この作品でデカダ...

「恥の多い生涯を送ってきました」から始まるため、インキピット的にもいい感じなのが、 個人的に評価の高かったりする太宰治の代表です。 また、日本におけるデカダンな作品で、芸術至上主義的な要素を除けば、間違いなくデカダンスな気がします。 デカダンスな作品がまだの方は、この作品でデカダンスな雰囲気を感じてみては如何でしょうか? そして、主人公に共感できるなら、非常に楽しめる作品になると思います。

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2009/11/19

見て下さい。 十代のうちに読んで良かったと思えるほどの斬新さと新鮮さを持ち合わせたほんですよね。 まあ、愛読家歴が薄々の私は評価できない本です。

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2009/10/04

言わずと知れた一番有名かつ最も読まれている太宰作品。太宰治論の奥野健男氏は「太宰治の全作品が消えても、『人間失格』だけは人々にながく繰返し読まれ、感動を与え続ける、文学を超えた魂の告白と言えよう」とまで評しています。 アフォリズムを作り出す天才だと言われる太宰治。中でも『人間...

言わずと知れた一番有名かつ最も読まれている太宰作品。太宰治論の奥野健男氏は「太宰治の全作品が消えても、『人間失格』だけは人々にながく繰返し読まれ、感動を与え続ける、文学を超えた魂の告白と言えよう」とまで評しています。 アフォリズムを作り出す天才だと言われる太宰治。中でも『人間失格』の中の言葉は際立って名文揃いです。主人公である葉蔵の破滅へのリアルな道筋は、読んでいて寒気がするほど。人と人との繋がり、社会との繋がりなどの意味を改めて考えさせられます。

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2009/10/04

太宰治が自分の正体を明かすかのように書いた本。 松尾スズキの本を読んでいて、 そのタイトルが『人間失格』からとったものであったこと、 寺山修司と松尾スズキが自殺について綴っていたこと、 いろんな事が重なる。 道化を演じてきた時代、 程度の差こそあれ、誰しも経験があ...

太宰治が自分の正体を明かすかのように書いた本。 松尾スズキの本を読んでいて、 そのタイトルが『人間失格』からとったものであったこと、 寺山修司と松尾スズキが自殺について綴っていたこと、 いろんな事が重なる。 道化を演じてきた時代、 程度の差こそあれ、誰しも経験があるのではないかと思う。 「本当の自分じゃない自分を演じる」ということに。 世間が正しいとする「人間」としては失格。 人生の落伍者。 でもとりもなおさずこれだけ多くの人に読まれるのは その心の弱さの人間らしさゆえなんだと思い至る。

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2009/12/30

主人公、葉蔵は一般の人間の考えていることが理解できない。 そのあまりの恐怖から周りの人間の笑いをとることで「道化」として生きてきた。 年を経るにつれてだんだんと、左翼思想や女遊び、麻薬中毒などで狂人の道へと歩んでいく。 そんな自分自身を「人間失格」だと思ってしまう。 「恥の...

主人公、葉蔵は一般の人間の考えていることが理解できない。 そのあまりの恐怖から周りの人間の笑いをとることで「道化」として生きてきた。 年を経るにつれてだんだんと、左翼思想や女遊び、麻薬中毒などで狂人の道へと歩んでいく。 そんな自分自身を「人間失格」だと思ってしまう。 「恥の多い生涯を送ってきました」という一節はすごく有名。 現代の社会にも通じる人間の精神的暗部が表現され、 色々な点で魔力を秘めた本。 敷居が高くて、肩がこるのかと思ったが 意外に読みやすかった。

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2009/10/04

中学生のとき男友達が 「おめえなら楽しめるんじゃない」 と貸してくれた本。 その友達はついていけなかったらしいけど、 でもいう通りに ものすごく楽しめた、  太宰の人生は面白いと思った

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2010/03/30

読んでると、これを書いたひとはなんてかわいそうでかわいいんだろうと思ってたまらない気持ちになる。薄暗い空気が居心地良いんだ。

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2009/10/04

5年に1度読み返したい1冊。 こんなにも自分(人)を客観視し、奥底?を表現できるのってすごい。深い。怖い。

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2009/10/04

高校生の時によみました!! 人生にどこか冷めていて、悲観的で、悲しい物語だけど どこか自分にもあるような感情を間接的に共感させてくれる本だなと思いまし☆

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