キラー・オン・ザ・ロード の商品レビュー
殺人鬼マーティン・プ…
殺人鬼マーティン・プランケットは少年期の家庭環境のトラウマから、アイデンティティの確立手法に「殺人」という行為を選択する。殺人行為に何を求めたかと言えば、単純に自己顕示欲であったり、自分の過去の塗り替えであったり、被害者に成り代わって「家族」を手に入れる為であったり、さらには同じ...
殺人鬼マーティン・プランケットは少年期の家庭環境のトラウマから、アイデンティティの確立手法に「殺人」という行為を選択する。殺人行為に何を求めたかと言えば、単純に自己顕示欲であったり、自分の過去の塗り替えであったり、被害者に成り代わって「家族」を手に入れる為であったり、さらには同じ連続殺人鬼であるロスの「愛」を感じるためであったり、時期状況によって様々である。一貫しているのは「あまりに深く救われない闇」だけ。 ミステリとするなら倒叙物だけど、別に仕掛けがあるわけでもなく、プロットとしては単純
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ロサンジェルスの少年…
ロサンジェルスの少年時代から始まるこの回想録で、彼は驚くべき事実を語っていく。マーティンは何十人もの人間を殺していたのだ…。エルロイがシリアル・キラーの暗黒を描破する。
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シリアルキラーの自叙…
シリアルキラーの自叙伝的小説。平易な文章がダラダラ続くのが気になります。プランケットの人間離れした目線が怖いです。
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エルロイの単発単行本としては一番好きな作品。 エルロイといえば、やっぱり『L.A.コンフィデンシャル』を始めとするアメリカン・ノアールシリーズが一番有名だという気がするけれど、それに先立って邦訳されていたのは、扶桑社から出ていたホプキンス・シリーズだった。その前はハヤカワの『レク...
エルロイの単発単行本としては一番好きな作品。 エルロイといえば、やっぱり『L.A.コンフィデンシャル』を始めとするアメリカン・ノアールシリーズが一番有名だという気がするけれど、それに先立って邦訳されていたのは、扶桑社から出ていたホプキンス・シリーズだった。その前はハヤカワの『レクイエム』?。 ホプキンスシリーズも好きだけれど、シリーズでも何でもないこの『キラー・オン・ザ・ロード』は何度も読み返すほど気に入っている。 主人公はシリアル・キラー。連続殺人者。もちろん、サイコ。そして、ほのかにホモセクシュアルな空気を漂わせているマッチョ男。 その彼がどうして連続殺人を犯すようになったのか、そして殺人を犯しながらの道のりを本作は克明に(なにせエルロイだし)描き出していく。 彼は一箇所に留まることなく、殺人を犯しながら移動を続ける。途中から、この作品はロードムービーめいたカラーを漂わせ始める。 現代的な犯罪小説でありながら、読後の感触としてはどこか巡礼のように、何かに憑かれ導かれた主人公の姿がイメージに残ってしまう。 そうして、もう一度もう一度としつこく読み返してしまうのだ。ただの犯罪小説ではない。味わいは甘くて濃い。
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