洗心洞箚記(下) の商品レビュー
陽明学者でもあった大塩平八郎の学びの記録である読書ノート『洗心洞箚記』を現代語に訳した本の下巻。書き下し文も掲載。 本書は、大塩平八郎が学びの中で得た気づきなどをまとめた読書ノートともいうべきもの。大塩平八郎の学びに対するストイックさが文章から伝わってきます。
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昔の人がどのように学問を修めていたのかが分かる一冊。 古典の字面を追いかけるのではなく、あくまでも実践していくこと。 答えのない学問。 そう考えると、昔の聖人の記した書物というのは、すばらしい智の集まりであり、すぐれた神なる言霊の詰まったものであり、類稀な宝物のようでもあったのだなあと思います。 昔の学問における、書物の役割を考えると、本ってすごいなと思います。 大塩平八郎が琵琶湖で嵐にあったときの体験を、古典をひきあいに出して語るところが印象的でした。
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