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パラレルワールド・ラブストーリー の商品レビュー

3.6

1134件のお客様レビュー

  1. 5つ

    184

  2. 4つ

    396

  3. 3つ

    400

  4. 2つ

    80

  5. 1つ

    6

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2024/09/06

冒頭、電車の扉越しに毎週会うくだりがすごく良かった。お互い気づかれないように、見ないふりをしながら、絶対に近づけない数メートルの距離、数秒間を共有する。 ちょっと東野センセ、ベタだけどきゅんきゅんするじゃーん!! だけど、再会した時には彼女は親友のカノジョになってて、チクショー...

冒頭、電車の扉越しに毎週会うくだりがすごく良かった。お互い気づかれないように、見ないふりをしながら、絶対に近づけない数メートルの距離、数秒間を共有する。 ちょっと東野センセ、ベタだけどきゅんきゅんするじゃーん!! だけど、再会した時には彼女は親友のカノジョになってて、チクショーと思ってたらある日何故か彼女は自分のカノジョになってて? …え? これは崇史じゃなくても、 え? ですわ。 そこからは、彼女(麻由子)が親友のカノジョである世界線と、自分のカノジョになってる世界線を行ったり来たり。 読んでる方も崇史ばりに混乱するけど、そこは時系列とか関係なく、書かれたことを素直に受け入れながら読んでいけば良いのではないかと。 覚えてることだけが真実、思い出せることだけが事実。記憶なんてあやふやなもんで、忘れたことはなかったことになるし、脳が信じればそれが自分にとっての「本当」になっちゃう。 人間なんて頼りないものですね。

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2024/09/05

解説(あとがき)に書かれていたこと。 「私があやふやになった時、それを救うのが可能なのは、たぶんあなただけだ」という一文に尽きます。 最後、急に切なくなりましたね。。

Posted byブクログ

2024/08/24
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うーん…。 ミステリーとしてラストがどうなるか気になったので読みましたが、正直今一つでした。 人工的に記憶を改ざん出来ることはとても怖いこと。自分の記憶が作られたものかもしれないと思ったら何も信じられなくなる、そういう怖さを思った作品でした。

Posted byブクログ

2024/08/18

1995年に単行本化。 いつも比較的新しい作品ばかり読んでいるので、 内容よりも「うぁぁぁコードレス電話機ー!」とか「電話ボックスー!!」とか、出てくるアイテムに感動して、甘酸っぱい気持ちになる。ちっともそういう内容の本じゃないのに。

Posted byブクログ

2024/08/16

以前映画で見たことがあり、久々に原作小説を読んだらやはり原作の方が良かった。友情と愛情の狭間に立つ苦悩がよく伝わる。

Posted byブクログ

2024/07/28
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最初は面白かったが、途中から主人公に共感がもてなくなってきた。 話もスケールが大きく、最後よく分からないまま不完全燃焼で終わった感があった。

Posted byブクログ

2024/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

毎朝隣を並行して走る電車の窓の向こうに立っている女の子に崇史は恋をする。しかし彼女とは話すこともできない。数年後、親友の智彦に恋人の麻由子を紹介された。それがあの電車の中の女の子だった!ここまではすごく良い。切なさが堪らないのだ。 しかし、ある日目が覚めると隣に麻由子が寝ていた。麻由子は以前から崇史の恋人で今は同棲しているという。ここで2つのストーリーが交錯しながら進んでいく。次第に「記憶」を取り戻しながら混乱していく崇史。どっちが本当なのか。そして智彦も麻由子も彼の前から姿を消す。何が起きているのか! 最初に言っておくと、これはラブストーリーとしては残念な出来だ。まずは麻由子の魅力が描けてないのだ。美人とは書いてある。それだけ?智彦と崇史と三角関係になるのだが、智彦や崇史の魅力もよくわからず、麻由子は結局告白されたら相手は誰でも良いやつ感を漂わす。東野はストーリーのアイデアで突っ走って書いている。さらに残念なのは主役の3人が揃って現実から逃げることだ。若きウェルテル以来の永遠の悩みを前になんとも安易だ。 タイトルに騙されてはいけない。これは、記憶操作系のSFなのだ。この本が出た後に、記憶操作系の小説や映画がたくさん出てきた気がする。先駆け的な作品だったのかな。

Posted byブクログ

2024/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

現在と過去の話が並行して、最後にこういう事かと繋がった。 最後の智彦の手紙が切ない。。。 麻由子はそんなにいい女なのか?そして麻由子は崇史のどこに惹かれたのかがよくわからなかった。 智彦は良い奴だな…

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2024/07/14

切なくなりました。 二進も三進も行かないほど親友の彼女に惚れてしまう苦しみは、耐え難い苦痛だと思います。 ですが、そんな出だしは、あくまでも序章にすぎず、 ただの、ラブストーリーでは決して終わらないところが、さすがは東野圭吾としか言いようがありません。 決してSF物ではなく...

切なくなりました。 二進も三進も行かないほど親友の彼女に惚れてしまう苦しみは、耐え難い苦痛だと思います。 ですが、そんな出だしは、あくまでも序章にすぎず、 ただの、ラブストーリーでは決して終わらないところが、さすがは東野圭吾としか言いようがありません。 決してSF物ではなく、先がとにかく気になる素晴らしい一冊でした。

Posted byブクログ

2024/07/11

向こうの電車に乗った一瞬だけすれ違う女の子を好きになるところから始まる切ない物語。最初の時点ですでに引き込まてました。どちらが真実なのか分からないまま最後まで全く飽きることなく読めました。

Posted byブクログ