社会的ひきこもり の商品レビュー
タイトルが著者の姿…
タイトルが著者の姿勢を全て語っています。ひきこもりの病理的現象を単なる「個人的病理」ではなく、家族、社会から成る「システムの病理」、つまり現代の家族や「社会の構造的な現象が生み出す病理」と捉え、極端な場合は、三十歳を過ぎても、仕事につかず、外出さえせず、時に何年も自分の部屋に閉...
タイトルが著者の姿勢を全て語っています。ひきこもりの病理的現象を単なる「個人的病理」ではなく、家族、社会から成る「システムの病理」、つまり現代の家族や「社会の構造的な現象が生み出す病理」と捉え、極端な場合は、三十歳を過ぎても、仕事につかず、外出さえせず、時に何年も自分の部屋に閉じこもったまま過ごす青年たちの病理現象を「社会的ひきこもり・終わらない思春期」として捉える筆者のまなざしはあくまでも暖かく、やさしい。前半「第一部」は「ひきこもり」現象を病理学的、社会学的に解明する「理論編」であり、後半「第二部」
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この本が有名なのは、…
この本が有名なのは、『ひきこもり』にスポットライトを当てたからだろう、そんな風に思い込んでました。誤解でした。『ひきこもり』に接する方法が盛りだくさんで載っている実践マニュアルです。
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対ひきこもり実践マニュアル
ひきこもりに関する理論と実践について、事例を混ぜながら当事者の目線で伝える本書。彼らと真摯に向かい合い、再び社会と触れ合えるようにサポートしてきた著者による、実践的なマニュアルである。
yui
約20年前のものなので、用語は読み替えが必要なところはあるが、ひきこもりシステムを分かりやすく説明している。ただ、結局、治療という名の下に「会話を豊富に」「本人も治療に参加」など、氏が後に紹介するオープン・ダイアローグに至る前の準備資料のような感じ。
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まさに、発達障害のある長男が、高校2年冬から急に 不登校 → 引きこもり → 転校...何とか通信制高校を卒業(←いまここ)。 引きこもり関係の教育テレビや新聞記事で、何度もお名前を拝見していたので、大型書店で探して購入。 実際に接している肌感覚からすると、齊藤先生の言葉やアプローチは、わが家の場合、まさに本物です。 具体的には 実践編 p110~ 「そこにある」ことを認める 努力と激励の限界 一方的な受容の弊害 外傷の体験と回復 ひきこもりにおける他者との出会いの欠如 なぜ治療が必要か.... に書かれている内容が、身震いするほど共感します。 ひきこもりを「成熟の問題」と言語化し、定義されていることに、強く感動します。 かかりつけ医師や相談室所員の勧めてくる「完全受容」だけでは、家族を自分の手足の様に使うだけで、更に困難になってくる感触があります。 暴力も、下手な対応をすると、エスカレートしていきます。 家族が、いかに対等に、冷静に、本人と向き合い続けて、長期戦を乗り越えていくか...「他者による介入」をいかに有効に使うか... 対応に困っている多くの家族の方、関係機関の方々に、広く理解してもらいたい内容です。
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○本の概要 社会的ひきもりという新しい現象について、その原因や実態について解説しつつ、対処法についても紹介。現在の日本の教育システムにも疑問を呈し、今後、社会的ひきこもりを巡ってある医療や教育のあるべき姿についても一考する。 *社会的ひきこもりの原因は複雑に絡み合っており、...
○本の概要 社会的ひきもりという新しい現象について、その原因や実態について解説しつつ、対処法についても紹介。現在の日本の教育システムにも疑問を呈し、今後、社会的ひきこもりを巡ってある医療や教育のあるべき姿についても一考する。 *社会的ひきこもりの原因は複雑に絡み合っており、シンプルに捉えることが難しい。そこで、「引きこもりシステム」という捉え方を行う。個人、家族、社会という3つの観点から、原因を考え、対処していくことが大事 *引きこもりの当事者への対処は、非常にアドラー心理学と近いような信条に基づくものである。まずそこに居ることを認めることが大事。引きこもっている現状を否定せず、そこに居ることを認め、コミュニケーションをとっていく ・まずは挨拶から行う。できる限り可能なタイミングでは声を書ける ・説教、罵声、非難などはしてはだめ。辛抱強くコミュニケーションを取り続け、誘うように働きかけを続けること ・本人がいなくても、まずは親だけでも通院するといい。「あなたのことが心配なので、病院に通っている」と声をかける ・必ず、病院に行く日の朝に「今日一緒にいかないか」と声をかける。前日に声をかけるのは、実際に出かけるまでにじかんがあるため、不安が募り、断られるケースが多い *基本的心構え ・信じてまつ姿勢 ・北風よりは太陽 ・干渉を避けて見守る ・愛よりは親切 ・非難されても腹をたてず、十分に聞く ・本人の劣等感を気にしない ・お金は渡す。金額は一緒に相談して決める。「必要に 応じて渡す」というケースになると、問題化しやすい *社会的ひきこもりのケースのほとんどは男性であり、著者自身も受け持ったケースの8割以上が男性であった ・男性は女性よりも学校や社会において期待されることが大きく、それによって苦しむことが一因として考えられる *暴力はきっちりと拒否する。それは専門家の指示を仰ぎながら、回避行動を取るべし *不登校の多くは自然に回復する。その一方で、社会的ひきこもりの最初のきっかけとなる原因のほとんどが学校への不登校である *社会的ひきこもりへの対処としては、経験豊富な医者の指示を仰ぐことが重要で効果的であるものの、医者の提言をすべて受け入れ実行できる親は多くない ・人は習慣を変えることが容易ではない *半年以上引きこもりを続けるならば、何かしらの治療行動を起こすべし。 *引きこもっている本人が一番引きこもっている現状を問題視している。したがって、そのような現状について正論んで問いだしてはいけない。憎しみを生んでしまう。 *まず家庭内暴力を沈静化させてから、社会的ひきこもりに対処できるようになる ・家庭内暴力においては、母親が犠牲になることが多い *社会的ひきこもりのケースの、役半数が家庭内暴力を含む
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長年臨床の場で「ひきこもり」問題の事例を見つめ、また解決に向かっていた医師が著者。 1998年が第一版。 「ひきこもり」の症状などに関する理解が第一部で理論編となっており、第二部では具体的にどう向き合っていくかという実践編という構成になっている。 最近(2009年)では、あ...
長年臨床の場で「ひきこもり」問題の事例を見つめ、また解決に向かっていた医師が著者。 1998年が第一版。 「ひきこもり」の症状などに関する理解が第一部で理論編となっており、第二部では具体的にどう向き合っていくかという実践編という構成になっている。 最近(2009年)では、あまりひきこもりが社会的問題として取り上げられることは少なくなった様に思う。 それはそういった事例が減ってきた、ということなのかそれとも単に社会がそう言ったことに興味を失ったのか、はわからない。 しかし現在ニートと呼ばれる人々の中には、ある程度このひきこもりと置かれている状況が似通っている人もいるだろう。 この本の中で著者は「ひきこもり」という現象を「個人の病理」ではなく社会システムや家族が抱える病理として捉えている。それは実際的な原因がどうか、ということよりもひきこもりの状態に陥っている人間が社会に復帰するためには、家族や社会との接点の回復がどうしても必要になってくるからである。 「社会的ひきこもり」は不登校からの状態維持によっておこる場合が多い。 また単純にひきこもりそのものの問題よりも、それによって引き起こされる二次症状の方が問題が大きいように思う。 「対人恐怖症」「脅迫症状」などの症状により、いっそう社会に復帰することが困難化し、循環するシステムの様にひきこもりが内側に閉じていく。 興味深いのは、ひきこもる若者の大半が男性である、ということだ。 著者は競争を避けることで、男性のアイデンティティが発展しにくいという社会の現象をそこに見ている。確かに一時期過度に競争を忌避する教育現場があったことは確かだ。もちろんそれは教育だけが問題なのではなく、それを是としていた社会そのものの問題があると見るべきなのだろう。
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著者のことは「100分de名著」の特番を観て初めて知った。著者の著作を何か読んでみたいと思って読んだ本。精神科医がひきこもりについて書いている本だったので読んだ本。著者の著作の中で初めて読んだ本。ひきこもりについて読んでいて参考になった。この本を読んでひきこもりには他の精神病と同様に家族の理解と協力が大切だと思った。DV対策のところが読んでいて特に参考になった。著者の他の著作も読みたいと思った。ひきこもりの人が身近にいる人に読んで欲しい本。20年近く前の本なので、著者の最近書かれたひきこもりについて書かれた本も読みたいと思った。
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帯文(袖):”「ひきこもり」を単なる「個人の病理」でなく、家族・社会から成る「システムの病理」として捉える視点から、その正しい理解と対処の方法を解説する。” 目次:はじめに、第1部 いま何が起こっているのか―理論編;1 「社会的ひきこもり」とは, 2 社会的ひきこもりの症状と経...
帯文(袖):”「ひきこもり」を単なる「個人の病理」でなく、家族・社会から成る「システムの病理」として捉える視点から、その正しい理解と対処の方法を解説する。” 目次:はじめに、第1部 いま何が起こっているのか―理論編;1 「社会的ひきこもり」とは, 2 社会的ひきこもりの症状と経過,…他、第2部 「社会的ひきこもり」とどう向き合うか―実践編;1 正論・お説教・議論の克服,…他、おわりに、ひきこもり対応フローチャート、あとがき、参考文献
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30歳にもなるのに家に閉じこもったままではたらきにも行かない。いつまでも親の世話になっている。そんな人が増えているそうです。第1子長男に多い。家庭にはほとんど問題がない。平均して15歳くらいから「ひきこもり」の状態になる。はじめは不登校からということも多い。親の育て方が悪かったの...
30歳にもなるのに家に閉じこもったままではたらきにも行かない。いつまでも親の世話になっている。そんな人が増えているそうです。第1子長男に多い。家庭にはほとんど問題がない。平均して15歳くらいから「ひきこもり」の状態になる。はじめは不登校からということも多い。親の育て方が悪かったのだ、学校が悪いのだ、いろいろ言う人はいるでしょう。が、1つの原因に決めてしまうことはできません。病気なのかそうでないのか、どういう治療法があるのか、専門家の間でもまだ定説はないようです。それどころか、しばらく放っておくとなおるとか言って相手にしてくれない精神科医もいるそうです。著者はこの10年間、数多くの「ひきこもり」状態を見てこられました。そして、まわりの理解がないために長期化してしまうことを心配し、みんなに知ってもらうために本書を著されました。初期の段階であれば、専門家に相談して、適切な方法をとっていけば意外と早く解決の糸口がつかめるようです。叱咤激励は禁物。こんな状況は良くないということは本人が一番よくわかっている。しっかり本人の話を聞いてやることから始めるのがよさそうです。全ての子どもとかかわる人々、つまり親、教育関係者は、他人事と思わず、こういう知識も身につけておきたいものです。
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