人は放射線になぜ弱いか の商品レビュー
「微量の放射線は人体に無害である」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51701936.html
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【目次】 序章 わが青春と原子放射線 1章 放射線に対する不安 2章 放射線の人体への影響 3章 人体は放射線に弱くて強い 4章 低線量の危険と発がん機構 5章 生物の進化と環境への適応 6章 原発事故放射能にびくともしない人体
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漠然とした不安を感じている人がその感情が何によるものか確認するための一助になるはず。本書いろんな人が取り上げてますね。
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科学は、「ない」ものを証明できない。 これが基本。 でも、著者は、「ない」と言い切るところに軸足を置いているように 思われます。 そこだけが引っかかるところです。 「いまの科学技術では、心配があるとは言えない。」 が正しいんだと思うけど、 そういうあいまいな物言いでは、科学に...
科学は、「ない」ものを証明できない。 これが基本。 でも、著者は、「ない」と言い切るところに軸足を置いているように 思われます。 そこだけが引っかかるところです。 「いまの科学技術では、心配があるとは言えない。」 が正しいんだと思うけど、 そういうあいまいな物言いでは、科学に携らない人々 の信用は得られないとも思われる。 そのあたり、立ち位置の違いで評価は分かれるでしょう。
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第3版の巻頭言は、標題とは異なり、人は低線量率放射線に強いという意味の発言がある。 昔から、日本では、放射線がある温泉を利用してきたので、医学利用の歴史は長い。 放射線で他国では禁止されているひじきなどを食べている。 現実をしらないと、世の中で流布している情報に論理のすり替えが...
第3版の巻頭言は、標題とは異なり、人は低線量率放射線に強いという意味の発言がある。 昔から、日本では、放射線がある温泉を利用してきたので、医学利用の歴史は長い。 放射線で他国では禁止されているひじきなどを食べている。 現実をしらないと、世の中で流布している情報に論理のすり替えがあるかもしれない。 きちんと単位を勉強して読むと良い。
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この本(というか著者)に関しては,賛否が分かれているようで,そのあたりのディベートの材料としても適していそうである. 著者の示す動物実験データは説得力がある. しかし,人間のデータに関しては「放射線の恐怖によるストレス」の大きな影響を指摘しており,これについては検証が困難なだけ...
この本(というか著者)に関しては,賛否が分かれているようで,そのあたりのディベートの材料としても適していそうである. 著者の示す動物実験データは説得力がある. しかし,人間のデータに関しては「放射線の恐怖によるストレス」の大きな影響を指摘しており,これについては検証が困難なだけに世間を納得させるのは難しそうである.
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魔女狩り的に、放射線ならどんな数値でも怖がらなければならないという風潮はやはりおかしいと思うし、データを検証して正しい知識を身につけなければならないと感じた。 311を経た今、放射線の何についてはどれくらいの測定値なら大丈夫かについて、新しい計測データで検証しなおして欲しい。
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発がんの危険率に”安全量”はないと考える直線閾値なし仮説の考え方は、1985年の最初の国連科学委員会で、遺伝学者が主張して、医学者の反対を押し切って国際的合意として採用され、以後、国際放射線防護委員会(ICRP)はこの考え方を基本としている。 池田信夫さんのブログ2011.04....
発がんの危険率に”安全量”はないと考える直線閾値なし仮説の考え方は、1985年の最初の国連科学委員会で、遺伝学者が主張して、医学者の反対を押し切って国際的合意として採用され、以後、国際放射線防護委員会(ICRP)はこの考え方を基本としている。 池田信夫さんのブログ2011.04.26には、ICRPは「この仮説は放射線管理の目的のためにのみ用いられるべきものであり、すでに起こった微量の被ばくについてのリスクを評価するために用いるのは適切でない」と警告していると紹介してあった。 本書の様に、人体への放射線の影響を正しく理解し評価することが大切だが、日本では何故、魔女狩り的な新興宗教的な拒否反応をもって放射能を語る空気が出来上がってしまったんだろう。
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問題の多い本である。「少しの放射線は心配無用」という副題が付いていて、本題と矛盾しているように見える。それはなぜかというと、どうやらこの著者は、改訂を重ねるごとに立場を変えていったようなのだ。Wikipediaより引用する。 <1998年に出版された第3版『人は放射線になぜ弱い...
問題の多い本である。「少しの放射線は心配無用」という副題が付いていて、本題と矛盾しているように見える。それはなぜかというと、どうやらこの著者は、改訂を重ねるごとに立場を変えていったようなのだ。Wikipediaより引用する。 <1998年に出版された第3版『人は放射線になぜ弱いか 少しの放射線は心配無用』ではさらなる改訂が行われ、(・・・一部略・・・)章のタイトルも、第2版「Ⅲ章 人体は放射線になぜ弱いか」から第3版「Ⅲ章 人体は放射線に弱くて強い」へ、第2版「Ⅵ章 原発事故放射能恐怖症に安らぎを」から第3版「Ⅵ章 原発事故放射能にびくともしない人体」へと変更した。節のタイトルも、2版から3版への改訂では、Ⅱ章6節は「胎児期は放射線に弱い」から「胎児は放射線に弱いが少しならびくともしない」へ、Ⅱ章7節は「放射線による遺伝的影響」から「放射線による遺伝的影響は心配無用」などの変更が行われた。> 原発を推進すべきかどうかというポリティカルな問題と、放射線のリスクというサイエンスの問題は、別々に議論すべきものである。しかしながら、本書の中で著者は明確に原発推進を主張しており、中立な立場の人間でない。だから、著者は自説に都合のよいデータだけを示しているのだろうという猜疑が湧く。 実際のところ、本書は放射線リスクに関するレビューからはほど遠いものである。まず、掲載されたデータがかなり古い。微量の放射線が有害か(放射線リスクに閾値があるか)どうかということに関しては、肯定的・否定的データの双方があり、証明されたとはとうてい言い難い。ましてや、放射線の「ホルミシス効果」は、議論の余地の大きい仮説である。 疫学研究は対照実験を行うことができないから、交絡因子が極めて多く、その結果には解釈の入り込む余地がある。とりわけ、放射線のリスク評価は、喫煙のリスク評価などと比べると、解析に使えるサンプル数があまりにも少ない。「仮説Aを支持するデータがある」と「仮説Aが証明された」とは全く異なるものである。物理学における「科学的事実」と同列に論じることはできないのだ。 にもかかわらず、2011年4月1日に発行された第6刷において、著者は「今回の被ばくは生命に危険を与えることは全くありません」と断言している。なぜ、事故の全貌も明らかになっていない段階で、こんな無責任なことが言えるのだろうか?原発に賛成するか反対するかは個人の自由であるが、どうもこの著者からは、科学者としての良心を感じることはできない。 本書はまた、読み物としてのできも悪く、非常に読みにくい。読者を煙に巻くために、重箱の隅をつつくような些末な説明を意図的に加えているかのようである。もう一つ、これは容易に改訂できることなのだが、ラド、レム、グレイといった様々な単位が入り乱れて、分かりにくさに拍車をかけている。すべて「シーベルト」に統一すべきだ。
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著者は原爆投下後の広島で、実際に被曝サンプルを集めて調べたことをスタートとし、生物への放射線の影響を研究してきた、物理学と遺伝学と基礎医学の学者。 原爆被曝の急性症や放射性物質事故の白血病やがん発病などの統計と、胎児被曝も含む動物実験から、「直線しきい値なし説はどうも当てはまら...
著者は原爆投下後の広島で、実際に被曝サンプルを集めて調べたことをスタートとし、生物への放射線の影響を研究してきた、物理学と遺伝学と基礎医学の学者。 原爆被曝の急性症や放射性物質事故の白血病やがん発病などの統計と、胎児被曝も含む動物実験から、「直線しきい値なし説はどうも当てはまらない、それはなぜか?」を、細胞分裂とがん発病の仕組みに始まり、放射線や紫外線等の刺激で傷ついたDNAがどのように自身を修復するか、あるいは不完全な複製だった細胞が死滅するか、それらがなぜ細胞ががん化することにつながるのか、をタンパク質の分子レベルまで遡って説明する。 専門的で難しいところも敢えてそのまま、今分かっていることは詳しく入れてある。難しいことはすっとばして怖いだの安全だのいうのより余程マシ。 今分かっていることをつなげているので、わかっていない遺伝因子がある場合はどうなの?とか、DNAのコピーががうまくいってない細胞は自滅するからってそれは不妊ってことよね?とかは思う。 ただそれは昨今の遺伝子医学本でカバーできる。はず。 結論は、短時間に浴びるのではない、10ラド(100mSv相当)の放射線被曝のリスクは、酸素とか紫外線の影響で1日に自然発生するDNA二本鎖切断と同程度(P238)ということ。 ※内部被曝も外部被曝も、放射線が細胞のDNAに対してやることは同じなので影響の仕組みは同じ。違いはその細胞が細胞分裂をする組織かどうか。III章のP99 以降に書いてある。
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