「撃ちてし止まむ」 の商品レビュー
「戦争と広告」を読み、もう少し関連したものが読んでみたいと思い、図書館で借りた。資料多く、参考になる。
Posted by
戦時中、数々の「戦意昂揚」「銃後の節倹」「増産体制確立」を促す広告が作られ、今でも歴史の教科書に掲載されている。 そんな戦時体制下の国策プロパガンダ広告の制作を一手に引き受けていた、あるプロダクションの存在を追った一冊。 構成員は戦前の商品広告に携わった広告技術者だけでなく、コ...
戦時中、数々の「戦意昂揚」「銃後の節倹」「増産体制確立」を促す広告が作られ、今でも歴史の教科書に掲載されている。 そんな戦時体制下の国策プロパガンダ広告の制作を一手に引き受けていた、あるプロダクションの存在を追った一冊。 構成員は戦前の商品広告に携わった広告技術者だけでなく、コピーライターやカメラマンさらには漫画家など、 商業美術の最先端を行く錚々たるメンバーばかりだ。そんな一流の仕事人が「プロパガンダ」というコンセプトを 目指し、手を携え協力し合ってできたものがあの広告だと思うと、プロパガンダ広告ひいては太平洋戦争に対する考えまでも変わっていくだろう。 技術と思想は相容れないもの。 この書を読んで一番印象に残ったメッセージだ。
Posted by
- 1