坂の上の雲 新装版(四) の商品レビュー
まぁ、大河ドラマにもなった有名な話。世界の列強と肩をならべる明治日本の近代化の話。なんというのかな、ナショナリズムの発露っちゅうか、清国、露西亜なにするものぞっ、てなる本。個人的には主人公の秋山兄弟の活躍に血湧き肉踊る。途中で時折だりーな、って思っちゃうんだけど、最後のカタルシス...
まぁ、大河ドラマにもなった有名な話。世界の列強と肩をならべる明治日本の近代化の話。なんというのかな、ナショナリズムの発露っちゅうか、清国、露西亜なにするものぞっ、てなる本。個人的には主人公の秋山兄弟の活躍に血湧き肉踊る。途中で時折だりーな、って思っちゃうんだけど、最後のカタルシスっつーのかアレがやっぱスゴい。4巻。
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はらはらどきどき、読んでます。 旅順が落ちなくて、それどころかどんどん人が死んでいく。 戦争というのは人が死ぬものではあるけれど、 日本人が日本人を殺している。 どうしてもどうにもならないものなのか? 何故? と苛々しながら。 日本だけでなく、ロシアにしても、味方を敵と誤認...
はらはらどきどき、読んでます。 旅順が落ちなくて、それどころかどんどん人が死んでいく。 戦争というのは人が死ぬものではあるけれど、 日本人が日本人を殺している。 どうしてもどうにもならないものなのか? 何故? と苛々しながら。 日本だけでなく、ロシアにしても、味方を敵と誤認したり この巻では英国の漁船を日本の艦隊と 間違えて攻撃してしまうということも書かれている。 だけどどちらも、馬鹿にはできない。 いつ死ぬか分からない極限状態で、ずっと戦場にある。 もしくは、いつ戦闘が始まってもおかしくないところで日常生活を送る。 更にそのときの自分たちの戦闘行為で祖国の命運が決まる。 そんな重圧を背負って緊張状態にあり、 常に冷静な判断ができるとは思えない。 ロシア兵の指が日本兵の両目を貫き、 日本兵がロシア兵の喉を食いちぎって 組み合ったままの状態で発見された遺体。 戦争と、兵士の気迫の凄まじさを思った。
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月一ペースでなんとか読んできて、やっと中盤まで来ました。 あと4冊か・・・道のりは長いね。このあと「竜馬が行く」も挑戦したいんだけどなぁ。 正岡子規が死んだあとぐらいから薄々思ってたけど、この第4巻を読んで実感したのは「坂の上の雲」は司馬遼太郎の作品の中でも限りなくノンフィクシ...
月一ペースでなんとか読んできて、やっと中盤まで来ました。 あと4冊か・・・道のりは長いね。このあと「竜馬が行く」も挑戦したいんだけどなぁ。 正岡子規が死んだあとぐらいから薄々思ってたけど、この第4巻を読んで実感したのは「坂の上の雲」は司馬遼太郎の作品の中でも限りなくノンフィクションに近い異作だということ。だから教科書を読んでるような気もして、長時間読むにはキツイ。でも、いざ戦いが始まるともう、止まらないし日本軍がなぜ第二次世界大戦であんなことになったのか、そのルーツが垣間見えるのは面白い。 頑張って読破するぞ!
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この巻からついに日露戦争が勃発。小説の内容は海戦の状況を著した戦記物の様相を呈してくる。3巻までは明治時代の時代背景や日本政府の外交交渉の状況、秋山兄弟や正岡子規の青春時代が描かれてきたが、4巻以降は戦争の描写が非常に多くなり、作品のカラーが一変する。3巻まで読み進めても、4巻で...
この巻からついに日露戦争が勃発。小説の内容は海戦の状況を著した戦記物の様相を呈してくる。3巻までは明治時代の時代背景や日本政府の外交交渉の状況、秋山兄弟や正岡子規の青春時代が描かれてきたが、4巻以降は戦争の描写が非常に多くなり、作品のカラーが一変する。3巻まで読み進めても、4巻で挫折してしまう人は多いと思われる。私も4巻の途中で止まってしまい、今再度読み進めている最中。読了後にこのレビューは更新予定。
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乃木と伊地知、司馬の書くこの物語のとうりであれば、大バカものだ。日本軍の乏しい軍事費、兵隊をどんどん無駄に浪費し、兵士の死体の山と膨大が弾薬等の軍事費を馬鹿のひとつおぼえのような正面攻撃を繰り返す事で使ってしまった。一方で高橋是清がユダヤ人のヤコブ・シフに日本の公債を引き受けても...
乃木と伊地知、司馬の書くこの物語のとうりであれば、大バカものだ。日本軍の乏しい軍事費、兵隊をどんどん無駄に浪費し、兵士の死体の山と膨大が弾薬等の軍事費を馬鹿のひとつおぼえのような正面攻撃を繰り返す事で使ってしまった。一方で高橋是清がユダヤ人のヤコブ・シフに日本の公債を引き受けてもらうくだり、人種問題が以外なところで日本に味方してくれるのは面白い。いずれにしても乃木、伊地知の繰り出す愚策の繰り返しを読まされれ腹立たしいので★★★。
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旅順を攻めあぐねる日本軍。乃木とその参謀についてかなりこきおろしているのが目立つ。司馬遼太郎は、(本来勝つはずのなかった)日露戦争において、寡兵をもって敵を討つという間違った戦争美学が形成され、その後の陸軍の暴走につながったという認識のようだ。主役の秋山兄弟はほとんど出てこない巻...
旅順を攻めあぐねる日本軍。乃木とその参謀についてかなりこきおろしているのが目立つ。司馬遼太郎は、(本来勝つはずのなかった)日露戦争において、寡兵をもって敵を討つという間違った戦争美学が形成され、その後の陸軍の暴走につながったという認識のようだ。主役の秋山兄弟はほとんど出てこない巻。
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真実は分からないが、この文章のとおりだと乃木希典と伊地知幸介は馬鹿である。このような上司を持った部下は悲惨である。
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全巻通読後のレビューです。 まずは、司馬氏が日露戦争について独自に丹念な調査をし、非常に力がこもっている作品であることを述べておきたい。これについては、作品を読んでもらえば分かるが、戦争当事者の生の声を収録している。これは非常に画期的なことであると思う。 さらに、日本側だ...
全巻通読後のレビューです。 まずは、司馬氏が日露戦争について独自に丹念な調査をし、非常に力がこもっている作品であることを述べておきたい。これについては、作品を読んでもらえば分かるが、戦争当事者の生の声を収録している。これは非常に画期的なことであると思う。 さらに、日本側だけでなく、ロシア側の事情も細かく描写されているので、大変勉強になる。歴史好きにはたまらない作品となっている。 長いので、読後の充実感はあるが、戦略面での話がやや細か過ぎるきらいがある。地図を何度も見返しながら読まねばならないために、分厚い専門書を読んでいるような気分になる。 手軽に読めない点で、星をひとつ減らしたが、十分に楽しむことができるいい小説である。
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明治維新を経て近代国家の仲間入りをしたばかりの日本と、その時代を生きた「幸福な楽天家達」の生涯を中心に描かれた、司馬遼太郎の作品を代表する全8巻 総ページ数3000ページ以上の超大作歴史小説。 日露戦争を舞台に、そこに生きる人々すべてが、それぞれの目の前に浮かぶ雲(夢、目標)を見...
明治維新を経て近代国家の仲間入りをしたばかりの日本と、その時代を生きた「幸福な楽天家達」の生涯を中心に描かれた、司馬遼太郎の作品を代表する全8巻 総ページ数3000ページ以上の超大作歴史小説。 日露戦争を舞台に、そこに生きる人々すべてが、それぞれの目の前に浮かぶ雲(夢、目標)を見つめながら近代化への坂を上り、その実現に向けて突き進む姿に、老若男女問わず無我夢中に惹き込まれて読破してしまいます。
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筆者はこの本を書くに当たってどのくらいの文献を読んだのだろうと想像すると、膨大な量に違いなく、並の忍耐力での執筆は不可能だ…って考えながら読むとすごい。内容に関しては、無能な司令官とその無能な参謀に腹が立ち、たった二人の人間の存在が国家の運命を左右するのが不思議でもあるけど上に立...
筆者はこの本を書くに当たってどのくらいの文献を読んだのだろうと想像すると、膨大な量に違いなく、並の忍耐力での執筆は不可能だ…って考えながら読むとすごい。内容に関しては、無能な司令官とその無能な参謀に腹が立ち、たった二人の人間の存在が国家の運命を左右するのが不思議でもあるけど上に立つ人ってそのくらい重要なのでしょう、トップの在り方って何か、と考えさせられます。
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