兎の眼 の商品レビュー

灰谷健次郎(著者)

2013/08/17

小学校の新任教師と周りの先生、
生徒達が織り成す温かくて優しい物語。
足立先生の一言に、小谷先生の頑張りに、ばくじいさんのお話に、鉄三ちゃんの素晴らしさに号泣。
この本をきっかけに、本を沢山読まんとあかんって思った。
本読まんなんて人生勿体なさすぎるって思った。
初めて読むにはもってこいな本。
児童書やからひらがなばっかで解り易いし、
ほんまに色んな人に読んで欲しい。
てか読まなあかんと思う。
読むべき本。

2009/10/04

なぜか久しぶりに読んでみようかという気分になり、灰谷健次郎の「兎の眼」を手に取った。実は昨年、灰谷氏が他界された時から、なんとなく読み返したいな、とは思ってたんだよね。
小学生の時以来なので、ン十年ぶり。冒頭のカエルを踏み潰すショッキングなシーンと、ハエの話だったなぁ…というような要素と、いい話だったという大まかな印象しか覚えていなかった。
で、読み返して良かった。本当に。結局一気に読んでしまった。そして、もし自分に子どもができることがあれば、その時にまた読み返したい。
灰谷氏の主義主張に全面的に賛同はできないけれども、でも、作品としてはやはり素直に感動するものがある。
特にお子さんをお持ちの方々には是非読んでみていただきたいなー。 (2007Feb)

2009/10/04

教師と子供の関係、それぞれの人格、人との関わり合い、いろいろなことを考えさせられ、涙が止まらなくなる名作。

2010/01/01

灰谷さんの作品はその昔高校生の頃初めて『太陽の子』を読んでウガーッと泣いて以来。これも代表的な作品ですが読んでなかったのです

2009/10/04

夏休みの課題図書としても有名な灰谷健次郎の代表作ですね。
良い内容だと思ったんですけど、正直あんま印象ないです。

2014/11/30

八年ぶりに読んだ。この職に就いたからこそ改めて読み直すべきだと思い、高校生ぶりに読み返した。読了後、校種は違うと言えど、四月からの自分を猛省した。

「子どもに好かれなければいけないのか」
つい最近まで、悩んでたことの答えが兎の眼を読んでようやく出た。
好かれなきゃダメなんだ。そのためには、知ろうとしなければならない。私ももっと、一人ひとりを好きになりたいんだ。
諦めがある時点でダメだった。何もかもが。私なんにも頑張ってなかった。全部、人任せにして。これこそ本当のバカだ。
三十年前に書かれたと思えないぐらい、特別支援の本質も書かれている。身につまされる思いがした。
私は何を分かっている気でいたのだろう。

西大寺に行って善財童子を一度この目で見てみたい。

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知人の薦めで読んだ本。古い本だけど、今こそ読んで欲しい本です。新米先生だけど、教育とは何か、段々と分かっていきます。その姿に読んでいて色々と考えさせられます。本来の教育とは、こういうことじゃないのでしょうか。灰谷さんは天の瞳で知りましたが、子どもの心をよく分かっている方です。

2009/10/04

灰谷さんの本に出てくる人物は大人も子供も、きらきら輝いてる。でも、というかだからというか、そのぶん影の部分も浮き上がって見える。「人の命を食べて生きてる」という言葉がずしんときました。

2009/10/04

教育関係のお仕事をし始めた頃夢中になって灰谷健次郎を読み漁りました。とくに心に残る一冊です。ジーンときますから

2009/10/04

一つ一つの言葉が胸にズシンとくる。こんな素敵な先生達ばかりだったら、みんな真っ直ぐ育つんだろうなぁ。個人的には小谷先生の作文を書かせる授業が一番好きでした。

2009/10/04

教育に片足つっこんでる者としては、かなり刺激を受けた本。
子どもたちの素直さ、小谷先生の奮闘ぶりがすごくよかった。
でも、足立先生とバクじいさんが灰谷さんの言いたいことを語っていたんじゃないかな。
言葉の一つひとつが重く、説得力があった。
かみしめながら読んだ。そして子どもたちのひたむきさに、小谷先生と同じくらい涙を流してしまった。
小谷先生は将来、足立先生とは一味違ったすごくいい先生になると思う。旦那さんとの関係や、小谷先生のその後、鉄三の将来がすごく気になった。理想の先生って何？って聞かれたら、足立先生と小谷先生って言うと思う。そんな本。すげぇ。