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花盗人 の商品レビュー

3.8

30件のお客様レビュー

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2010/10/11

※バレあり。 読中・読後感が悪かったです、多分作者さんの狙い通りだと思うので上手い作品なのだと思う。 妻が自分のために心を殺して何でもやるのが当たり前と思ってる男は×ねばいいよ! ああー見ててイラッイラする!! 表題作は、早く主人公が旦那を×してくれないかとやきもきしていました...

※バレあり。 読中・読後感が悪かったです、多分作者さんの狙い通りだと思うので上手い作品なのだと思う。 妻が自分のために心を殺して何でもやるのが当たり前と思ってる男は×ねばいいよ! ああー見ててイラッイラする!! 表題作は、早く主人公が旦那を×してくれないかとやきもきしていました。開始1,2ページで「早く×せ!」と思った。この1冊を読んだゆえだろうか、思考危ない。でも正常な気持ちだとは思う。主人公もパチンコに興じて浪費していると知った時はスッとしました。ここでやっと心が軽くなった。 「他人の背広」や「留守番電話」は気楽に読める。「最後の花束」はさすがに予想外。「向日葵」はしあわせで良かったね。 読後感の悪さから★×1(評価ではなく勝手な好みですね)で失礼します。

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2009/11/06

◆あらすじ◆ 「あなたが私にくれたものは、あの桜の小枝だけ。あなたが盗っていったものは、私のすべて」───。 自立できない夫との生活に疲れた女は逃げ場を求めた。 しかしそれが彼女の「脱線」の始まりだった……。 表題作のほか、「最後の花束」「脱出」など、怖くて意外な結末が詰まった全...

◆あらすじ◆ 「あなたが私にくれたものは、あの桜の小枝だけ。あなたが盗っていったものは、私のすべて」───。 自立できない夫との生活に疲れた女は逃げ場を求めた。 しかしそれが彼女の「脱線」の始まりだった……。 表題作のほか、「最後の花束」「脱出」など、怖くて意外な結末が詰まった全10編。 デビュー当時から直木賞受賞第一作まで、乃南アサの幅広い作風が楽しめる文庫オリジナル短編集。

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2009/10/04

図書館で借りた。 全体的にぞっとする短編集。 留守番電話は怖い話だった。引っ越した先でまだ電話回線の 契約をしていないが電話をさしてみたら前に使っていた人が 解約しておらず、前の人へ向けた電話がかかってくる。 脱出は意外なオチで面白いと思った。

Posted byブクログ

2009/10/04

短編が10編。やっぱり乃南さんの短編はスゴイと思う。こんな短い中でよくこんな展開のさせかたができるなぁ、と感心してしまう。日常に潜む落とし穴。ともすれば身の回りで、あるいは自分自身がはまり込んでしまうのではないかという不安。下手なホラーよりもずっと怖い。

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2009/10/04

淡々とした中に冷たい怖さが潜む短編集。短い中で、的確に人間を抉る手腕には感服です。さらさら読めますが、後に残る。「脱出」「最後の花束」が好き。表題作の「貴方がくれたものは桜の小枝、奪っていったものは私の全て」的な文はよかったです。

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2009/10/04

短編集なので、とっても読みやすいんだけど、たまに胸にズドーンと衝撃があったり。。。あっという間に読んでしまいました。

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2009/10/04

何編かは「何かこれ、どっかで読んだ事がある…」と思ったのだが(実際に読んでいたのかもしれない)表題作、花盗人にはやられた!面白い!

Posted byブクログ

2009/10/04

面白かった。人間の心理的部分がすごく。すぐ横にありそうな。自分の感情と変わらないものから生まれる。上手いなぁ〜と思ってしまった。長編も読みたい。04-8-1?

Posted byブクログ

2009/10/04

女性だからこそ執着する二律背反美と恐怖『最後の花束』。日常の隣にありそうな『他人の背広』、この2作が好きです。

Posted byブクログ

2009/10/04

ミステリーの短編集。さすが乃南アサという女性の描写の上手さ。ものによって、展開の意外性に結構差があるのですが、特に、表題作より「愛情弁当」「最後の花束」が上手いと感じました。どれも、日常の歯車が少し狂う様子が、短い分で上手く纏まってるところに、余計に怖さを感じます。

Posted byブクログ