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ふき の商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2021/12/25
  • ネタバレ

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ふきのとうの切ない話。字が多く読み応えあり。低学年でも引き込まれる話なのでじっくり聞いていた。自分でよむなら〜中学年くらいから

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2016/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ふきは父親とふたりぐらし。母は、ふきが小さい時に病で死んでしまいます。 ふきの父は、娘を育てていくために、一生懸命働きます。今はなじみが薄い、山から木を伐り出す仕事と、川を下って木材を運ぶ仕事とを両立させながら、ふきを育てていきます。ところが、春先に暴れる「青鬼」のせいで、死んでしまいます。娘である「ふき」は、この青鬼に復讐することを誓います。 ふきは、このあとどうなっていくのか…。 かなり長いお話ですので、「絵本」となってはいますが、6年生ぐらいがいいのではないかと思う作品です。

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2013/11/07

大男の大太郎は、春をまちかねているのに、春がきらいだ。 春になると、おろろんおろろん、なかなくっちゃならないからな。 大男のだいば山の大太郎が、春になると泣くわけは、それは、こういうわけだ――。 秋田の北はずれのだいば山にすむ大男が、春になると泣く訳は……。 春になると、雪の中...

大男の大太郎は、春をまちかねているのに、春がきらいだ。 春になると、おろろんおろろん、なかなくっちゃならないからな。 大男のだいば山の大太郎が、春になると泣くわけは、それは、こういうわけだ――。 秋田の北はずれのだいば山にすむ大男が、春になると泣く訳は……。 春になると、雪の中に芽を出すふきのとう。 それを見るたび思い出す、おとうを殺した青鬼に、たったひとりで敵討ちを挑んだ幼い女の子「ふき」のことを。 青鬼に戦いを挑むふきの健気さと強さ。仲良しだったふきを思って泣く大太郎の哀切。読んでいてこちらまで悲しくなります。 滝平二郎先生の切り絵の挿画が美しい創作童話。

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2013/03/03
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齋藤隆介さんのお話、滝平二郎さんの木版画が大好きで、このお二人がコンビを組まれた絵本を集めています。 雪深い山村で、貧しいながらも愛情に包まれて逞しく生きる、そんな子供たちの姿を描いた作品はどれも心を打ちますが、中でも『ふき』は少し異色? 白い肌に赤い着物とほっぺたの少女・ふき。 この愛らしい女の子に襲い掛かる、悲劇が悲しい。 春になると山を荒らして回る悪い青鬼が、ふきの目の前で父親を殺してしまう。既に母親を病気で亡くしているふきを心配して、父親の木こり仲間達はあれこれ世話を焼こうとするものの、ふきは誰の手も借りずに一人で父親の敵討ちを決意する。 秋田の厳しくも美しい自然と、人々の営みが印象的。 雪に覆われた地面から顔を覗かせる可憐なフキノトウを見る度に、だいば山の大太郎同様、私もふきを思い出します。

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2012/05/04

2012.5.4.fri 読了 【入手経路】 図書館。 モチモチの木の滝沢二郎さんの絵がすきで。 【すき】 ・ちっちゃな鼻をぴこぴこさせて →ちっちゃいこがいきいき話してる様子がすごいわかる! ・金色のぴらぴらの花簪のような、花をみつけた →ふきのとうと簪の結びつけが綺麗 ...

2012.5.4.fri 読了 【入手経路】 図書館。 モチモチの木の滝沢二郎さんの絵がすきで。 【すき】 ・ちっちゃな鼻をぴこぴこさせて →ちっちゃいこがいきいき話してる様子がすごいわかる! ・金色のぴらぴらの花簪のような、花をみつけた →ふきのとうと簪の結びつけが綺麗 【感想】 じぶんよりか弱い命を守りきれなくて、毎年思い出させるものが嫌でも目に入ると辛いよなぁ。 作者の斎藤隆介さんは、モチモチの木やひさの星も同様に、ちいさいものの内なる強さを描くのがお上手! 【メモ】 だいば山大男大太郎 春きらい ふきのとうの芽 父のかたき ふき おろろんおろろん

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2012/02/12
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秋田の北のはずれのだいば山での話。ふきのお父は木こりの名人だ。母を病気で亡くしたふきは、お父が働いている間は、山の大男・大太郎と遊んでいた。 ある時、でんでろ山の青鬼が山あらしにやってきた。春先にやってきては、山の木々をあらし、止めようとする人を殺す悪い青鬼。ふきのお父は青鬼に向かってゆき、殺されてしまう。 ふきは敵討ちを心に誓う。大太郎に青鬼の居場所を探してもらい、お父に買ってもらった金の花の髪飾りを持って、ふきは青鬼のねぐらの上に立つ。雪崩とともに、青鬼に向かっていったふき。雪崩の後には、青鬼の姿も、ふきの姿もなかった。 ただ、雪を掘り起こすうちに見つけた、ふきの花。それは金の花の髪飾りにも似ていて、大太郎は、大男のくせに、春がくると泣いてしまうのだった。 昔話風の創作物語。 秋田の春の訪れは、雪崩もあり、厳しい自然とかけてできた物語でしょうか。

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2011/02/22

今この季節に、「ふきのとう」の話を子どもに読んであげたくて、題名を見て手に取りました。 予想とは違って、「ふきのとう」の話ではなかったけど、物語のなかにふきという女の子とふきのとうさんが登場する。「ふきのとう」は悲しい思い出の象徴になってしまうけど、毎春、思い出す物語になってく...

今この季節に、「ふきのとう」の話を子どもに読んであげたくて、題名を見て手に取りました。 予想とは違って、「ふきのとう」の話ではなかったけど、物語のなかにふきという女の子とふきのとうさんが登場する。「ふきのとう」は悲しい思い出の象徴になってしまうけど、毎春、思い出す物語になってくれれば素敵だなと思いながら読みました。

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2010/11/29

冬の終わりが近いころは、お日さまは暖かいけれど、空気がきりっと冷えていて。そこにいたふきを思い浮かべます。

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2012/10/03

おろろんおろろん あーオロロンって泣くときの擬音語なんだなあなるほどー 青鬼にお父ちゃんを殺されたふきちゃんが敵討ちする話 大男とちっちゃい女の子の組み合わせっていいなあ

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