こころの処方箋 の商品レビュー
評価をつけようか迷ったけれど、敢えてつけないでおこうかな。 タイトルの「処方箋」に惹かれて購入してみたけれど 今の自分にはまだちょっと内容が心にあまり響かなかった。 けれど、誰かの心にはきっと響く作品だと思う。 この本はいろんな世代の悩みや問題に対してちょっとしたヒントをくれるか...
評価をつけようか迷ったけれど、敢えてつけないでおこうかな。 タイトルの「処方箋」に惹かれて購入してみたけれど 今の自分にはまだちょっと内容が心にあまり響かなかった。 けれど、誰かの心にはきっと響く作品だと思う。 この本はいろんな世代の悩みや問題に対してちょっとしたヒントをくれるから。 作者が本の中で人の心はわからないと言っていたけれど、その通りだと思う。 介護職をしていて色んな人と関わる中でとてもそれを痛感する。だからこそ人の心を少しでも分かって寄り添えたらな。 ◉本の中で気になったところメモ ・やりたいことはまずやってみる。 →やってみると意外と他のことも両立してやれる ・好きなことをやっている時はそんなに疲れない ・説教の効果はその長さと反比例する →長引くと聞く側は集中力切れるし、端的に言ってくれる方が確かに効いてるかも ・物事は努力によって解決しない →目先の目標や解決、利益は努力だけで得ることが できるとは限らないから軽い気持ちで努力していく ぐらいがいいのかも。 ・灯を消す方がよく見えることがある。 →目先を照らすのに役立つ灯(他人から与えられるもの、考え)を敢えて消すことで見えてくるものも あるという考え。 ・うそは常備薬、真実は劇薬 →真実を言うのって確かに勇気がいるし、難しい。 ・羨ましかったら何かやってみる →羨んでばかりの自分に1番響いたかもしれない。 何かやってみてそこにエネルギーを注げば、妬みや羨んでばかりの気持ちは発散できるかも!
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https://note.com/yuri_ninaru/n/na0a8bf64ac41?sub_rt=share_b かなり古い本 とはいえ古くさい内容ではない ルーツはここからきているのかなと思った
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お気に入りの一冊となりました。 気持ちの持ちようによって、 人生の味わい方って変わってきますね。 できるだけ、自分の機嫌が取れるような ものの考え方をしていきたいと思います。
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河合隼雄先生の名著。目次を読むだけで面白い。食指が動くタイトルを数えてみたら22/55もあった。それぞれ4P、5分もあればひとつのお話が読めてしまうのも素晴らしい。好きなタイトルは 1.人の心などわかるはずがない 2.ふたつよいことさてないものよ 3.100%正しい忠告はまず役に...
河合隼雄先生の名著。目次を読むだけで面白い。食指が動くタイトルを数えてみたら22/55もあった。それぞれ4P、5分もあればひとつのお話が読めてしまうのも素晴らしい。好きなタイトルは 1.人の心などわかるはずがない 2.ふたつよいことさてないものよ 3.100%正しい忠告はまず役に立たない 最初の3つであった。これだけでも充分面白い。そして役にたってしまうお話なのである。
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河合隼雄先生がやさしく読み解く心の問題が扱われていて、読んでいて自分の気持ちが和らいでいくのを感じた。心が元気になります。
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とても読みやすい文章で苦なく読めました。何かを言い切るわけじゃなく大前提として「人間の心などわかるはずがない(冒頭のエッセイ)」というところから、それぞれのエッセイを書いているように思える。 そして谷川俊太郎の解説もとても良かった。 個人的に好きなのは p.37 それぞれの人間...
とても読みやすい文章で苦なく読めました。何かを言い切るわけじゃなく大前提として「人間の心などわかるはずがない(冒頭のエッセイ)」というところから、それぞれのエッセイを書いているように思える。 そして谷川俊太郎の解説もとても良かった。 個人的に好きなのは p.37 それぞれの人間がそれぞれの場所で違った生き方をしていても、その根を深くおろしてゆくと、地球の中心というところで、すべてが一点において交わることができる。 p.61マジメも休み休み言え p.93 解決などというのはしょせん、あちらから来るものだから、そんなことを「目標」とせずにせいぜい努力でもさせて頂くというのがいい(ものごとは努力によって解決しないより) p.206 のぼせが終わるところに関係がはじまる。
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解決するはずのない努力を続けることによってなにかの免罪符にしようとしているのではないか 「耐える」だけが精神力ではない いろいろ文句を言うことによって、人間はうまく安定を保っていることが多いのではなかろうか。 「忙しいから」という免罪符がなくなって困るので、不機嫌になるかす...
解決するはずのない努力を続けることによってなにかの免罪符にしようとしているのではないか 「耐える」だけが精神力ではない いろいろ文句を言うことによって、人間はうまく安定を保っていることが多いのではなかろうか。 「忙しいから」という免罪符がなくなって困るので、不機嫌になるかすぐに何か「忙しく」なる種を探してくるのではなかろうか。 大切なことは、……自殺をとめることばかりに熱心になること、それは、この人の「死んで生まれ変わろう」とするせっかくの動きを止めてしまうことになる。 最終宣告としての自分の意見ではなく、「そのあとどうしたいか」まで言わないと意図は伝わらない。
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1990年前後の雑誌のコラム?なので、なんとなく語り口から懐かしい昭和の香りがする。臨床の経験を高らかに語るわけでもなく、時折こんなこともあったと例に出す程度であとはつらつらと心にまつわるさまざまなことが書いてある。どれも数ページずつの短いコラムなので、ちょっとした合間にも読みや...
1990年前後の雑誌のコラム?なので、なんとなく語り口から懐かしい昭和の香りがする。臨床の経験を高らかに語るわけでもなく、時折こんなこともあったと例に出す程度であとはつらつらと心にまつわるさまざまなことが書いてある。どれも数ページずつの短いコラムなので、ちょっとした合間にも読みやすい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本のユング派心理学の第一人者である河合隼雄氏が、平易な言葉で綴った55章の「常識」。 「人の心などわかる筈がない/物事は努力によって解決はしない/耐えるだけが精神力ではない…」 本書の「処方箋」は、奇抜なものではなく、きわめて「常識」的な内容です。「常識」というと、知っていて当然というか、言わずもがなというか、あまりポジティブに捉えられていないと思います。が、言わずもがなのことを本当に言われないまま大人になると、意外に「常識」が身についていないことがある。本書を読むとそれが沁みてきます。
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臨床心理学を専門にしている河合先生が「人のこころなどわかるはずがない」とおっしゃっている。とても説得力がある。私などがわかるはずがないww なにか気が楽になりました。河合先生が呪文のように唱えるという「ふたつよいことさてないものよ」もとてもよいですね。私も唱えよーと思いました。さ...
臨床心理学を専門にしている河合先生が「人のこころなどわかるはずがない」とおっしゃっている。とても説得力がある。私などがわかるはずがないww なにか気が楽になりました。河合先生が呪文のように唱えるという「ふたつよいことさてないものよ」もとてもよいですね。私も唱えよーと思いました。さっと手に取って何度も読みたい本。
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