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直線の死角 の商品レビュー

3.2

9件のお客様レビュー

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2023/02/20

百年法を読み山田宗樹氏のファンになり、まずはデビュー作をと思い読んだ。 割とあっさり誘拐して酷いことしたり、すぐ捕まえて報復したり展開早い分腑に落ちないところあるけれど、一気に読めて面白かった。

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2021/08/22

百年法で好きになった作家さんのデビュー作。主人公の小早川弁護士が依頼された二つの交通事故の示談を軸にストーリーが進む。ごちゃごちゃしているとか、そのエピソードいるか?とか突っ込みどころはあるかもしれないが、素直に面白かった!

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2020/02/06

山田宗樹デビュー作品で22年前の横溝正史賞受賞作品。作中でポケベルや出始めの携帯が出てくるのも如何にもだった(笑) 保険金殺人を一捻りしていて、らしき人間が怪しいと思ったらやはり怪しかったけど 初々しい作品ですね。それだけに懸命さが伝わってくる気がしました。都合良過ぎた...

山田宗樹デビュー作品で22年前の横溝正史賞受賞作品。作中でポケベルや出始めの携帯が出てくるのも如何にもだった(笑) 保険金殺人を一捻りしていて、らしき人間が怪しいと思ったらやはり怪しかったけど 初々しい作品ですね。それだけに懸命さが伝わってくる気がしました。都合良過ぎたり荒っぽさが否めないけどテンポよく収斂して行くので読み易い作品でした。

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2018/10/13

企業ヤクザの顧問も務めるやり手弁護士が新婚早々夫を亡くした女性の依頼で加害者の言い分と異なる証言や不審なタイヤ痕を見つけ丹念に当たっていく。交通事故が二件同時進行するけれど整理すればシンプルだった。エイズ問題からのHIV感染女性の語る現実が胸に迫り、関係が切なく、お調子者の部下青...

企業ヤクザの顧問も務めるやり手弁護士が新婚早々夫を亡くした女性の依頼で加害者の言い分と異なる証言や不審なタイヤ痕を見つけ丹念に当たっていく。交通事故が二件同時進行するけれど整理すればシンプルだった。エイズ問題からのHIV感染女性の語る現実が胸に迫り、関係が切なく、お調子者の部下青年が微笑ましかった。

Posted byブクログ

2015/03/10

交通殺人。死亡保険金ではなく自動車保険がターゲット。 テンポよく読めるけど、少し物足りなさもある。あまり捻りのない直線的な作品。

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2013/02/11

企業ヤクザの顧問を務める弁護士・小早川。 ある日、小早川事務所は二件の交通事故の弁護を同時に引き受けた。 一件は悪質な限りの運転をして死亡事故を起こしたのに謝罪の意思の無い馬鹿な若者が加害者の弁護。 もう一件は、新婚間もない夫が交通事故死した事件の示談交渉。 うまくいけば、成功報...

企業ヤクザの顧問を務める弁護士・小早川。 ある日、小早川事務所は二件の交通事故の弁護を同時に引き受けた。 一件は悪質な限りの運転をして死亡事故を起こしたのに謝罪の意思の無い馬鹿な若者が加害者の弁護。 もう一件は、新婚間もない夫が交通事故死した事件の示談交渉。 うまくいけば、成功報酬2千万!のおいしい案件だと思っていたのに…。 小早川は死亡現場に警察の見つけていない証拠を発見してしまう。 起こってしまった交通事故とその鑑定、その後の示談交渉のことなど興味深く面白かった。 ただ登場人物たちがあまりに単純すぎるかなぁ。 恋に落ちるのも突然な感じがしたし、HIVについてもなんだかサラッとまとめられている気がしたし。 2人のキーマンとなる女性が正反対の役どころなんだけれど、どちらもあんまり現実味がなく感じました。

Posted byブクログ

2012/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第18回横溝正史大賞受賞作。 保険金詐欺、HIV、ヤクザ、弁護士、いろいろ盛り込んで、文章力もあるし、どんどん読み進んだけど。 ・・・・・つまんない。 ひろこ。そんな女性はいないよ。とか思っちゃう。小早川。どんだけ単細胞なんだ。そのわりには弁護士としては一流ぽいし。 ちぐはぐなんだよね。 他にも本書いてるみたいだけど、読む気しないなぁ。 てか、「嫌われ松子の一生」の人なんだぁ・・・・読むことないな。

Posted byブクログ

2010/02/25

久しぶりに一気読みしました。 以前にもこの方の本を読んだ事がありますが それとは内容が全然違っています。 タイトルだけだとどのような内容か分からないので少し悩んだのですがこの小説は横溝正史賞を受賞したもので著名な作家さんの選評が載っていました。 それを読んで借りて...

久しぶりに一気読みしました。 以前にもこの方の本を読んだ事がありますが それとは内容が全然違っています。 タイトルだけだとどのような内容か分からないので少し悩んだのですがこの小説は横溝正史賞を受賞したもので著名な作家さんの選評が載っていました。 それを読んで借りてみることにしたのです。 やはり始まりが分かりやすいと話しに入りやすいですね。 実際にはもっと長期間のお話なんだろうと思いますが1日で読んでしまった私には登場人物の感情の変化が早過ぎる気がしました。 でも内容はとても面白かったです。 お金の魅力の大きさを感じました。 そりゃお金はあった方がいいけど、人の命はお金で換算できるものではないと思う私は甘いのでしょうか。 悪質なやり方で手に入れたお金を使って幸せになれるとはどうしても思えません。

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2009/10/07

まだ山田氏の作品は2冊しか読んだことがないのですが、前回の松子同様、読み応えって何だろうと思わせる読後感でした。  作品が骨太なのです。読んだ後で、思ったよりもずっしりと重量感を感じる物語。そこに込められた意味。圧倒されます。

Posted byブクログ