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短歌パラダイス の商品レビュー

4.5

24件のお客様レビュー

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2013/03/18

まず歌を読んで、筆者の解説を読んでからもう一度歌を読む。そして歌人の討論を読んで、もう一度歌を読み返す。そんな風にして読んでいくと、初めて読んだときには文字以上には見えなかった歌がどんどん鮮やかに色づいて見えてきます。 短歌に疎いひとでも無理なく楽しめる良書だと思います。

Posted byブクログ

2012/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

壮大な計画。 歌人を20人集めて,「紫(むらさき)」と「くれない」に分けて歌合をする。参加者。 井辻朱美 大滝和子 水原紫苑 三枝昴之 永田和宏 杉山美紀 吉川宏志 紀野恵 穂村弘 岡井隆 田中槐 小池光 河野祐子 萩原裕幸 梅内美華子 奥村晃作 東直子 俵万智 道浦母都子 加藤治郎 場所は熱海。1泊2日。 2日目は、3つに分けて,歌合。 岩波の十時由紀子と川原裕子が参加。 1日目と2日目が違う方式なので、本としては面白みが増している。 これまで歌に触れたことがある方は3-4人だけだった。 今後,参加した人の歌集を読みたくなった。

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2011/09/19

現代に「歌合」を蘇らせる試み。 いろんな楽しみ方ができる一冊。 著者の読みと歌合の議論が楽しい。 短歌を読みといて、咀嚼できた時の快感。

Posted byブクログ

2011/07/07

現代を代表する歌人20人が集まり、いざ、歌合わせ! とにかくメンバーが豪華。 読んだ当時はわからなかったのだが、今この感想を書こうと、メンバーをパラパラ見てびっくりした。 現代短歌を少し齧った人ならば、その面子に驚くはず。このメンバーが一同に介して歌合せをする、ということ自体が...

現代を代表する歌人20人が集まり、いざ、歌合わせ! とにかくメンバーが豪華。 読んだ当時はわからなかったのだが、今この感想を書こうと、メンバーをパラパラ見てびっくりした。 現代短歌を少し齧った人ならば、その面子に驚くはず。このメンバーが一同に介して歌合せをする、ということ自体がかなりの贅沢なのではないだろうか。 この本では歌人が10人ずつの2チームに分かれ、歌合せをするという趣向の本(企画の実録本)で、短歌の読み解き方がかなり丁寧に書いてある。 歌の読み方が様々に解釈されているので、歌の味わい方や鑑賞の仕方の手引きとして読むには最適だ。 しかしプロの歌人さんばかりなので、『短歌はじめました。』『短歌があるじゃないか。』に比べると難解な歌が多い。 なので、本格的に短歌を読んでみたいな、プロの歌を読みたいけど、どんなのを読めばいいのだろう、と思い始めたくらいの人にオススメの本だと思う。 巻末にはそれぞれの歌人の自選五首が並んでおり、これをじっくり読めば好きな歌人がだいたい絞れるだろう。 人気歌人の自選五首というだけあって、名歌揃いなんだな、これが。。 ちなみに私が一番好きだと思った歌人は、加藤治朗さんでした。 いくつか好きな歌を抜粋。 きみに逢う以前のぼくに遭いたくて海へのバスに揺られていたり      永田和宏 にぎやかに釜飯の鶏ゑゑゑゑゑゑゑゑゑひどい戦争だった        加藤治朗 フランスパンほほばりながら愛猫と憲法第九条論じあふ           荻原裕幸 ぼくはもっと近くにいたいもっともっと近くにいたい おっとりと雪       東直子 白き花の地にふりそそぐかたはれやほの明るくて努力は嫌ひ        紀野恵 生き物をかなしと言いてこのわれに寄りかかるなよ 君は男だ       梅内美華子

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2011/05/12

[ 内容 ] 短歌と短歌が一対一で優劣をきそいあう伝統の競技「歌合」(うたあわせ)。 この古式ゆかしい遊びを現代によみがえらせるべく、男女二十人の歌人が一堂に会した。 甘やかな春の伊豆を舞台に、大ベテランから気鋭の若手まで、いずれ劣らぬ実力派の歌よみが真剣勝負に秘術をつくす。 華...

[ 内容 ] 短歌と短歌が一対一で優劣をきそいあう伝統の競技「歌合」(うたあわせ)。 この古式ゆかしい遊びを現代によみがえらせるべく、男女二十人の歌人が一堂に会した。 甘やかな春の伊豆を舞台に、大ベテランから気鋭の若手まで、いずれ劣らぬ実力派の歌よみが真剣勝負に秘術をつくす。 華やぎと愉楽に満ちた歌合戦の勝敗のゆくえはいずこ。 [ 目次 ] 1日目 地獄(春の嵐;とりあえず歌合とは;お恨みいただきますと…;気宇壮大なスタート ほか) 2日目 煉獄(あっちは張ってあるんです;怪態な題;リズムが悪いー?;集中砲火 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2011/03/30

其々の短歌はこんなにも素晴らしいのにてかてかひかるオヤジどもの野次に辟易し、せっかくのわくわくきらきら歌合が台無しだ、と思うことも時にはあったのだが、中には光る批評もあったりで一概にぶった切ることは出来ない本だった。だって歌人がなんと20人も参加している、いわばバトルロワイヤル短...

其々の短歌はこんなにも素晴らしいのにてかてかひかるオヤジどもの野次に辟易し、せっかくのわくわくきらきら歌合が台無しだ、と思うことも時にはあったのだが、中には光る批評もあったりで一概にぶった切ることは出来ない本だった。だって歌人がなんと20人も参加している、いわばバトルロワイヤル短歌なのだから面白くないわけが無い。のだけど、参加人数が多すぎるせいでぐちゃぐちゃしている感も否めないのが残念。全体的にいささか下品。 なんだかんだこの本は失敗作だと思う。 面白いのだけれどね。

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2011/04/25

人にかすまえに再読。短歌の楽しみ方がわかるので入門にはぴったりだと思う。二日目の歌合わせが特に楽しそう。参加したい。

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2010/11/03

早春の伊豆で行われる古式ゆかしき歌合。 新鋭・ベテラン取り混ぜて集められた20人の歌人。 それぞれの短歌も素晴らしいんですが、応援合戦というか批評がいいですね。 敵陣の歌をけなし自陣の歌を褒めたたえる。しかも即興で。 これはなかなか難しいと思います。 巻末に自選5首も収録されてい...

早春の伊豆で行われる古式ゆかしき歌合。 新鋭・ベテラン取り混ぜて集められた20人の歌人。 それぞれの短歌も素晴らしいんですが、応援合戦というか批評がいいですね。 敵陣の歌をけなし自陣の歌を褒めたたえる。しかも即興で。 これはなかなか難しいと思います。 巻末に自選5首も収録されているのでたっぷりと短歌が楽しめます。 判者と好みが違うのか好きな歌が負ける事が多かったのが残念★

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2010/10/13

短歌に興味があるのにいまいち読み方がわからなくて浅い楽しみ方しかできてなかったので、これは私にとってベストな本でした。短歌って本当に感動するんだな。

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2010/02/25

愛読書。久しぶりに読んだので。短歌って面白いかも、と思わせてくれた本。好みの歌がけっこうあります。「家々に釘の芽しずみ神御衣のごとくひろがる桜花かな」「傾けむ国ある人ぞ妬ましく姫帝によ柑子差し上ぐ」「降り立ちてきのふのことはきのふとすゆめのあら野ゆ来たりし火車(ほおちぇ)」etc

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