紅塵 の商品レビュー
宋の時代のお話、主人…
宋の時代のお話、主人公は韓子温ということで、予備知識がまるで無く、楽しめるかな?と思いつつ読み始めた。しかし、さすが田中芳樹、出てくる人々が魅力的でバリバリ読めた。歴史(日本史)の授業では宋や金といった名称程度しか記憶していないけれど、この本を読むことで宋(南宋)の時代の勉強にも...
宋の時代のお話、主人公は韓子温ということで、予備知識がまるで無く、楽しめるかな?と思いつつ読み始めた。しかし、さすが田中芳樹、出てくる人々が魅力的でバリバリ読めた。歴史(日本史)の授業では宋や金といった名称程度しか記憶していないけれど、この本を読むことで宋(南宋)の時代の勉強にもなってよかったかな。
文庫OFF
中国の宋の時代が舞台…
中国の宋の時代が舞台です。北方の国家「金」に敗れ屈辱的な和平を結んだ宋の文官子温が主人公の話です。
文庫OFF
韓世忠の妻,梁紅玉とその子韓子温の視点から,宋の一時代を描く.中国の各正史である宋史や金史,十八史略などを素地に,登場人物達の顛末を,その背景から丁寧に“変”編年体で描くので,ヤキモキしながら読み進めるのだが,読み応え抜群.正史の隙間を芳樹節全開で埋める,史書と物語の中間的な本書...
韓世忠の妻,梁紅玉とその子韓子温の視点から,宋の一時代を描く.中国の各正史である宋史や金史,十八史略などを素地に,登場人物達の顛末を,その背景から丁寧に“変”編年体で描くので,ヤキモキしながら読み進めるのだが,読み応え抜群.正史の隙間を芳樹節全開で埋める,史書と物語の中間的な本書はさすがの独自性の塊で,思い入れが伝わり,ページを繰る手が止まらない.
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これは歴史「小説」ではない。エッセイ的な歴史ガイドブックである。 実に田中芳樹氏らしくない仕事だなというのが強く印象に残った。過去におけるエピソードが本筋よりも長いため、時間軸が跳躍し過ぎて纏まりが無いのだ。 従ってこの本で作者は何を中心として描きたかったのかが皆目見当つかない...
これは歴史「小説」ではない。エッセイ的な歴史ガイドブックである。 実に田中芳樹氏らしくない仕事だなというのが強く印象に残った。過去におけるエピソードが本筋よりも長いため、時間軸が跳躍し過ぎて纏まりが無いのだ。 従ってこの本で作者は何を中心として描きたかったのかが皆目見当つかないのだ。 また最後はほとんど参考文献の抜粋で歴史の教科書のように実に味気ない。 書きたい事が多々あり過ぎて、「描く」という行為を放棄したような作品だ。
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再読。 やはりこのスタイルがいい。 しっかりと各人物もキャラをつけられ感情も入れやすい。 反面、1冊という短さのためにその魅力ある登場人物同士のやりとりが少ないのもちょい残念。 やはり、北方謙三版「岳飛伝」をぜひにも読んでみたいと思ってしまう。
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主人公の父親の話や岳飛の話が多い。主人公自身の話をもっと取り上げるか、視点を変えると良いと思った。宋、金の時代の話が読めたのは良かった。
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岳飛伝は、翻訳だったってこともあって、岳飛の人物像はそれなりに分かったけど、とんでも物語ってところがイマイチだった。で、そのあとがきの中で触れられてたこっちを読むことに。内容は、カンセイチュウ・リョウコウギョク夫妻の息子であるカンゲンチョクを主人公に置きながら、その思考回路の中で...
岳飛伝は、翻訳だったってこともあって、岳飛の人物像はそれなりに分かったけど、とんでも物語ってところがイマイチだった。で、そのあとがきの中で触れられてたこっちを読むことに。内容は、カンセイチュウ・リョウコウギョク夫妻の息子であるカンゲンチョクを主人公に置きながら、その思考回路の中での岳飛とか両親とかの活躍が描かれるというもの。こっちは純粋に田中作品で、岳飛も実はワンマンだったがために反感を買いやすかったことも分かるし、金と宋の関係性とかも史実に則した内容で、同時代の理解には、先の岳飛伝よりよほど素晴らしかった。さて、このあと(っていっても文庫化はあと何年先か…)出てくる北方岳飛伝やいかに。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
靖康の変後、北の大国・金を相手に戦う南宋の武将達。抗金名将・岳飛を謀殺した宰相・秦檜の死。高宗の命で金に潜入する抗金名将・韓世忠の息子・子温と母親である女将軍・梁紅玉。金の政変により皇帝になった完顔亮。閲兵式典での元宋皇帝・欽宗の虐殺。金軍の南下。抗金名将の生き残り・劉騎の戦い。 2011年10月26日再読
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あの韓世忠の息子が主人公だから絶対面白いと思いつつ、 なんかチャンスを逃して今まで読んだ事のなかった小説。面白かったです! 韓世忠が無骨で素朴ででも熱い武将で、 梁紅玉のきっぷのよい姉御で、この夫婦のファンには嬉しい内容。 小説では既に韓世忠は亡くなっていたんですが、 それでも梁...
あの韓世忠の息子が主人公だから絶対面白いと思いつつ、 なんかチャンスを逃して今まで読んだ事のなかった小説。面白かったです! 韓世忠が無骨で素朴ででも熱い武将で、 梁紅玉のきっぷのよい姉御で、この夫婦のファンには嬉しい内容。 小説では既に韓世忠は亡くなっていたんですが、 それでも梁紅玉の回想に出てくる韓世忠は最高に男前で・・・!! あ、もちろん息子の韓子温もばっちり男前で動き回ってくれて感動。 それと欽宗の最後の書かれ方も壮絶だったけど、 話の中でとっても重要な位置づけでよかったです。 それと忘れてならないのが著者も大好きな岳飛の存在。 既に「殺されて」いるのに圧倒的な存在感がどっしりありました。 南宋の重臣・沈昭遠らに対し、完顔雍が言い放った例の台詞がやっぱり好きです。 『「この度は本朝のために岳爺爺を殺していただき、まことにありがたく存ずる。かの御仁は兵を用いること神のごとく、『精忠岳飛』の軍機を見ただけでわが軍は馬首をめぐらすほどでござった。その岳爺爺が亡きいま、われらは二十年ぶりに安眠できます。それにしても貴国が友誼のためには忠勇無双の功臣すら殺してくださる国だとわかり、深い感銘を受けました」』 岳飛の尊敬名が岳爺爺ですね。 敵国から見てもこのころの宋は異常で、 そしてこんな皮肉すら言いたくなる状況だったのが・・・。 それにしても韓世忠はいい男だと思います。
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