大人のための残酷童話 の商品レビュー
最高!!おもしろすぎっL(@^▽^@)」 日本昔話やグリム童話などを中心に、これらのお話を倉橋由美子独自の角度からみた形で再創造された短編集。 全部で26編おさめられています。本編もさることながら、話のしめくくりに書かれている教訓がエッセンスとなって、またさらに物語に深みを...
最高!!おもしろすぎっL(@^▽^@)」 日本昔話やグリム童話などを中心に、これらのお話を倉橋由美子独自の角度からみた形で再創造された短編集。 全部で26編おさめられています。本編もさることながら、話のしめくくりに書かれている教訓がエッセンスとなって、またさらに物語に深みをもたせている(-_-)ゞ゛ 全て。もうほんっとうに全ておもしろかった!! あえて一つあげるとしたら、『人魚の涙』 私たちは人魚と言えば、上半身が人間・下半身が魚という半身半魚をイメージするが、倉橋さんは、人魚を、上半身が魚・下半身が人間である半身半魚とえがいている。半身半魚と一口にいっても、前者と後者では大違いである。 こういった、先入観というか固定観念を根底から覆して、すでによく知られたお話をここまで違ったストーリーに描ききってしまう倉橋由美子さんはすごいと思う。圧巻である。
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結論から言うと、面白かったです。友人はすごい気味悪がっていましたが(苦笑) ただ、読んで幸せになる類の本ではないですね・・・・でも、人間って本来こうなんだよな、とか思いながら読むと楽しいです。人間は自分達で勝手に高等な生き物にしすぎたと思う。だから疲れるんだろうなぁー。
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暇つぶしに借りたもの。一話一話に教訓があってそうだなーと思える。 普通の童話よりこっちのほうが面白いです。
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やはり童話は綺麗さっぱり終わるのもではないんじゃないかな。人魚姫のような物語が多数あってもおかしくない。前々からそう思っていたことがここに残されたり、といった感じ。残酷だったり官能的だったりと非常に大人向けだけれど、面白い。猛毒あってこその教訓だと思う。
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確かこの本すごく売れたんですよね? でも倉橋由美子らしさがほとんど無くて、ただのおかしな童話でした。 残念!
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大人のための、とあるように大人のための本です。全編を通じて「愚か者は幸せになれない」お話です。ここの人魚姫は、なかなか頭がよくってタフでした。
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ちょっと前に流行った「本当は恐いグリム童話」ではないけれど、読んで黒い物が心の中から沸き立ちましたよ…。最後に添えられる教訓がいかにも女性らしいリアリズムに溢れていてちょっと救われる…
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