泥棒は抽象画を描く の商品レビュー
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泥棒バーニィの5作目。 相棒(一応)のキャサリンの猫が誘拐され、 身代金として大金か抽象画を要求されるバーニィ。 難攻不落とも思える高級アパートメントに忍び込む破目になる。 コンシェルジュもエレベーターボーイも監視カメラもある アパートメントに入り込む方法に四苦八苦するのも面白かったし、 自分でも知っているぐらい有名なモンドリアンの作品が主題になっていて。 面白かった。 今まで、忍び込んだ先に死体があったり、 後から殺人があったりはしたが、 経営している本屋に死体を置いていかれたし。 前回に引き続き、最後に皆を集めて謎解きっていうのは、 泥棒の解決方法としてはどうかと思うが。 それにしても、 モンドリアンがリビングにかかっているとはうらやましい。
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泥棒バーニイ第五作。 原題"The Burglar Who Painted Like Mondrian"。 今度は絵が物語のキーとなる。 実物の絵を見てみると、 確かに作中のように絵心のある人が 真似できそうに思えてくる絵である。 実在するコレクションを絡め...
泥棒バーニイ第五作。 原題"The Burglar Who Painted Like Mondrian"。 今度は絵が物語のキーとなる。 実物の絵を見てみると、 確かに作中のように絵心のある人が 真似できそうに思えてくる絵である。 実在するコレクションを絡めてくるのが面白い。
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悪党はだれ?誘拐された親友の飼い猫を救おうと一肌脱いだ泥棒バーニイが、逆に殺人事件に巻き込まれてモンドリアンの絵画を美術館から盗み出すハメに……。 難攻不落の高級アパートへの侵入シーンに毎回ハラハラさせられるが、苦心惨憺の末の最後の「侵入」があまりに呆気なく、思わず失笑。この手...
悪党はだれ?誘拐された親友の飼い猫を救おうと一肌脱いだ泥棒バーニイが、逆に殺人事件に巻き込まれてモンドリアンの絵画を美術館から盗み出すハメに……。 難攻不落の高級アパートへの侵入シーンに毎回ハラハラさせられるが、苦心惨憺の末の最後の「侵入」があまりに呆気なく、思わず失笑。この手のユーモアはいかにもアメリカっぽい。 後半1/3のタネ明かしは……紙に書いておくべきだった。そしてこのトリックを成立させるには、ゴッホでもイブ・クラインでもなくやっぱりモンドリアンじゃないとね。
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主人公は泥棒だけど、ルパンでもルパン3世でもなく、自分が空き巣中毒の小悪党であることをちゃんと自覚し、ある種の罪悪感をちゃんと感じながら、やめられない自分もわかっている。これ、実は案外書くのが難しい設定なんではないだろうか。むしろ、アル中探偵に通じるものがあって、そのあたりの感...
主人公は泥棒だけど、ルパンでもルパン3世でもなく、自分が空き巣中毒の小悪党であることをちゃんと自覚し、ある種の罪悪感をちゃんと感じながら、やめられない自分もわかっている。これ、実は案外書くのが難しい設定なんではないだろうか。むしろ、アル中探偵に通じるものがあって、そのあたりの感覚は、確かにネオ・ハードボイルドである。 空き巣にはいった家に他殺体が転がっていて、犯人を捜さざるを得なくなると言う設定は、もうなんというか「お約束」である。今回は、それに抽象画争奪戦(?)が絡む。愛猫誘拐事件も。そうとうな勢いで物語が展開していき、あれこれといろんなことが起きたあげく、古典的ミステリ風に登場人物を全部あつめて犯人を指摘する。 主人公の行動を追いかけているのはとても楽しい。とても楽しすぎるから、なぜ主人公がそんなことをしているのか、あまり考えなくなる。あまり考えないものだから、最後に犯人と絵解きを聞いても、あんまりすっきりしない。というより、訳がわからない。「ああ解決したんだなあ」と思うのみである。たぶん、こちらの能力不足である。 シリーズの次作を読むときには、どんなにおもしろくても我慢してゆっくり読むようにしよう。 2009/6/16
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