スターバックス成功物語 の商品レビュー
読了。 スターバックスがどのようにして今日の成長へと至ったか。 最近思うことは経営の才能とは適切な人集めが出きること…売るスタッフもいないのにいい商品作ってもあまり意味がない。
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学びました、企業経営者といての理念の大切さ、ビジョン設計、スタッフとの立ち位置、中小企業の意識など、原点の気づきに感謝です(^^)
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自身とスターバックスの伝記。これからの人類にとって必要な会社、組織は、自社製品ではなく作品、モノではなくそれを超える価値を生み出していける存在のみだと感じる。むしろその一点に集中すべき。アップルにも同じ息遣いを感じる。自社はどうか? ・スターバックスは人々の心の琴線に触れている...
自身とスターバックスの伝記。これからの人類にとって必要な会社、組織は、自社製品ではなく作品、モノではなくそれを超える価値を生み出していける存在のみだと感じる。むしろその一点に集中すべき。アップルにも同じ息遣いを感じる。自社はどうか? ・スターバックスは人々の心の琴線に触れているのだ ・コーヒーをワインと同じように扱う ・コーヒーはイタリアン人にとって音楽のような存在だ ・革新的なアイデアが新しいパラダイムを形成し歴史的な出来事になると、その価値を予め予見していた人物が脚光を浴びる。だが、やがてそれは新たな社会現象を生み、新語としてテレビのトークショーやコメディー番組で使われ始め、ついには辞書に載り、文化と時代の象徴となる。このときこのアイデアは、単なる一企業家や小集団の時宜を得たきらめきなどという域をはるかに越えた存在となるのだ。 ・フラプチーノの開発に調査(フォーカスグループ)は行なっていない ・スターバックスの将来に決定的な影響をもたらすアイデアが、昨日入社したばかりのバリスターの心の中に芽生えているかもしれない ・相違点があることを不満に思うよりも、むしろ喜ぶ事を学んだ。 ・絶えず変化し続けるこの社会において、最も永続性のある強力なブランドは「真心」から生まれる。 →永く続く企業とは信頼される企業にほかならない。(広告キャンペーンでは生まれない) →ナイキ(フィル・ナイト):最高のアスリートが選ぶシューズ という遺産を脈々と引き継いでいる ・偉大なブランドは、常にそれ自身を越えたものを象徴する。 →ディズニー:楽しさ、家族、娯楽 →ナイキ :卓越した運動能力の象徴 ・同じ顧客でも時間、場所、気分でニーズが変わる ・最も重要な部署はマーケティングではなく人事部だ。(企業は人なり) ・相手の欠点を単刀直入に指摘し、どうすればよいか教えてあげることこそプロフェッショナルな態度だ。 ・秘密のスタジオ:芸術家、建築家、デザイナーで構成するチームが次世代店舗をデザインしている。創造性の泉が涸れないよう。 ・問題にぶつかると、それを修正するだけではなく、その過程で今までにない、素晴らしい何ものかを生み出す。
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ミッションステートメントを社員側がレビューする仕組み。広告ではなく顧客接点の育成でのブランド構築。会社が社員を支えることで社員に能力発揮してもらい会社を支えてもらう。
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ハワードシュルツがどのような熱意をもってスターバックスを立ち上げていったかを、当時の心境や考え方を振り返り描いている。成功も失敗も含めて回顧しており、自分の仕事や生き方にも参考になる部分が大いにあった。
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スタバの成功要因を創業者本人が語ったもの。1998年に書かれたものなので、現在のスタバの戦略とは異なる部分もあるが、稀代の起業家であるシュルツが何を考えていたのかを知るのは意義がある。 価値観 企業の文化を確立する。社員を採用するときも、あなたと同じ情熱、意欲、目標を持つ人物を...
スタバの成功要因を創業者本人が語ったもの。1998年に書かれたものなので、現在のスタバの戦略とは異なる部分もあるが、稀代の起業家であるシュルツが何を考えていたのかを知るのは意義がある。 価値観 企業の文化を確立する。社員を採用するときも、あなたと同じ情熱、意欲、目標を持つ人物を選ぶ事が大切である。そういう人たちと一緒に、社内文化を確率しなければ成功はおぼつかない。 スタバが提供する価値 ロマンチックな味わい: スタバで過ごす時間は単調な日常からの開放である。 手の届く贅沢: 労働者も医者も、自分へのちょっとしたご褒美としてコーヒーの味を楽しむ 第3の場所: 職場や家庭と違う場所を求める人の欲求を満たした。在宅勤務をする人が増えた事も追い風だった。 パートタイマーにも健康保険を提供 米国の小売業の年間離職率は150〜400%に対し、スタバは60〜65%である。会社が社員を支えれば、社員は会社を支える。 ミッション・ステートメント 会社の目的を明確に伝える文章を作成した。それを土台として、あらゆる意思決定の適不適を判断する基準を定めた。また、ミッションレビューという制度を取り入れ、会社の決定がミッションにそぐわないと社員が感じた場合、カードにその旨を記入して提出する。経営陣は2週間以内にそれに対して回答をすることになっている。 ← この制度の危うさは、会社が成長するに伴い、ミッションに対するグレーな決定もせざるを得ない事が出て来た際に、満足な答えを回答できない可能性があるという事だろう。 実際、事例としてスーパーでのコーヒー豆の販売について、それはスタバが提供する価値ではないという事で見送ったとの話が引用されている。スーパーなどで売っているものと一線を画する事が重要だという事だという。しかし、現在ではコストコで豆を売り、スーパーではVITAというインスタントコーヒーを販売している。このあたりの経緯はおそらくシュルツがCEOに復帰してから出版された次作にかかれているのかもしれないが、こうした方針の転換は、場合によって価値観を護ってきたと自負しているであろう社員からの反発を招くであろう。シュルツのようなカリスマ創業者でなければ、ハンドルは困難ではないだろうか。 ブランドマーケティングについて、多くの企業はP&Gのやり方を参考にしているという。大量販売と大量広告によって競合相手からマーケットシェアを奪うことを目的としている。一方、スタバは、市場を拡張することによって、新たな市場を生み出し、ライバルの顧客を奪おうなどと考えた事もない、と言う。← 上場によってウォール街に四半期毎にレポートをしなけれあばならない企業であれば、いつかはそうした理念が正当化できないような場面が来ることもあるであろう。
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20年も前に出版された本だが、感動した。著者のシュルツ氏は、今年6月まで30年以上もスターバックスを経営した。彼は低所得者用のアパートで育ったが、仕事でシアトルを訪ねた時に出会ったスターバックスに心を奪われ、自分を売り込み、雇ってもらった。当時、スターバックスはシアトルに店舗ほど...
20年も前に出版された本だが、感動した。著者のシュルツ氏は、今年6月まで30年以上もスターバックスを経営した。彼は低所得者用のアパートで育ったが、仕事でシアトルを訪ねた時に出会ったスターバックスに心を奪われ、自分を売り込み、雇ってもらった。当時、スターバックスはシアトルに店舗ほどの小さいビジネスだったが、イタリアで飲まれているエスプレッソをアメリカに初めて紹介した。スターバックスで働いた後独立して自分のコーヒーショップを出し、その後その会社がスターバックスを買収した。会社の経営や資金調達の経験が無かった著者は、様々な苦労をするが、彼同様に香り豊かなコーヒーに魅せられた同僚たちがサポートしてくれた。 シュルツ氏のアメリカ人的な前向きさと情熱がまぶしい。こんな会社で働きたいと強く思った。著者は、従業員をパートナーと呼び、福利厚生や慈善活動も充実させながら、会社をどんどん拡大していった。品質には妥協しなかったが、細かなところに目が届かなくなり、批判もされる。株式は上場され、仲間たちと会社を発展させていく。 シュルツ氏はユダヤ人で、さすがにユダヤ人は商才に長けているなと感じた。社長を退いた今、アメリカ大統領選に立候補することを検討しているそうだ。私が初めてスターバックスのコーヒーを飲んだのは1994年の夏、サンディエゴでである。今は、日本の実家の近くにすら店舗がある。この本を読んだら、どうしてもスターバックスのコーヒー、しかもエスプレッソドリンクが飲みたくなり、仕事の前に店に立ち寄って、雰囲気を楽しんだ。贅沢なひと時を味わえた。
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ドナルド・トランプの大統領になる前に書いた本よりは面白くないし、刺激も少ない。うん。スタバがほかのコーヒーショップより異様に高い理由はわかった。 が。しかし。この会長が心血注いで育ててきたスタバの魅力たるや美味しいコーヒー以外にはあまり持続されてないんじゃないかなぁ。 店員がコ...
ドナルド・トランプの大統領になる前に書いた本よりは面白くないし、刺激も少ない。うん。スタバがほかのコーヒーショップより異様に高い理由はわかった。 が。しかし。この会長が心血注いで育ててきたスタバの魅力たるや美味しいコーヒー以外にはあまり持続されてないんじゃないかなぁ。 店員がコーヒーの説明を事細かにできる、顧客のニーズに応えるべく懇切丁寧な提供。はたまた、家族のような接客。笑笑 されたことなし。 やたら忙しそうで、流れ作業の中注文を忘れないようにやたら何回も繰り返し叫び続けるコーヒーショップのイメージしか持てないほどに、忙しさの中笑顔の一つすら浮かべない人も多いよなぁ。とか。 いや、美味しいけどさ。 ハワードさんの気持ち。多分伝わってないよ。日本のパートナーに。
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スターバックスの創業当時からの成り立ちはとても勉強になった。 元々、スターバックスは豆売専門店だったが、ハワードシュルツのエスプレッソやコーヒーへの情熱が現在に至るスターバックスの発展の原動力となった。 あとはハワードシュルツの上昇志向。シアトルから全国へ拡大していく過程の話は本...
スターバックスの創業当時からの成り立ちはとても勉強になった。 元々、スターバックスは豆売専門店だったが、ハワードシュルツのエスプレッソやコーヒーへの情熱が現在に至るスターバックスの発展の原動力となった。 あとはハワードシュルツの上昇志向。シアトルから全国へ拡大していく過程の話は本書でも一番興味深かった箇所かもしれない。 後半は会社の規模が大きくなり、それにつれて登場する社員や幹部も増えてきたが、会社として軸がブレることなく、決めた方針に真っ直ぐ進むことの大変さ、そして重要さが伝わってきた。 本書全体の内容としてはコーヒーのスキルや知識ではなく、ハワードシュルツのスターバックスへの熱い情熱と経営手腕、経営観がメイン。 業種、職種問わず、有益なことが書かれている。 個人的に一番心に残ったのは以下フレーズ。 「何をやるにしても、危険を避けようとしたり、ありきたりの方法で妥協したり、これまでの方式に合わせようとしてはならない。期待されたことをやるだけでは、期待以上の成果を上げることは不可能なのである。」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スターバックスという空間は、どのようにして作られたのか? 世界の大きな都市にはどこにでもあると言っていいほどの店舗数を構えるスターバックス。 イタリアの深煎りコーヒー「エスプレッソ」を主軸に今まで歩んできた数々のストーリー。 『スターバックス成功物語』 会長兼CEOのハワード・シュルツ氏が綴る、自己啓発の要素を含むビジネス・エッセイ本。 本書を読んで印象に残った3点を紹介します。 1つめ、社員とコーヒーの品質に重点をおいた社訓 2つめ、自分を導いてくれる助言者を探し続けること。 3つめ、損得だけではない思いやりの思考 会社の目的は利益を求めることではあるが、スターバックスは収支が赤字になろうとも、利益より品質を優先する会社だ。 スターバックスは社員と対等な立場に立ち、社員に愛される職場環境を作り、その社員はこよなくコーヒーを愛する。 ハワード・シュルツ氏の人を思いやる温かい志が感じられる1冊!
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