1,800円以上の注文で送料無料

本が好き、悪口言うのはもっと好き の商品レビュー

4.2

19件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/04/16

読書家の名文である。諧謔に満ちた簡潔さで権威を懼れず、ばっさばっさと切り倒す文章はどれも一気に読ませてしまう。この人とは『お言葉ですが・・・』を14巻ほど読んだのが始まりで、今でも時々読み返している。 文章中の引用文や参考図書が気になり、ついその派生本にまで手を伸ばしてしまう。追...

読書家の名文である。諧謔に満ちた簡潔さで権威を懼れず、ばっさばっさと切り倒す文章はどれも一気に読ませてしまう。この人とは『お言葉ですが・・・』を14巻ほど読んだのが始まりで、今でも時々読み返している。 文章中の引用文や参考図書が気になり、ついその派生本にまで手を伸ばしてしまう。追究していたら際限がない。この本の読書中も氏が紹介した数多い本の中からの数冊を古本屋や図書館に注文してしまった。積ん読はますます溜まる一方である。

Posted byブクログ

2012/10/16

253ページ  「『水滸伝』に、林沖が友人と樊楼で酒を飲んで、小便をしたくなったので外へ出て、東の小巷で用を足す場面がある。」  ◆「林沖」→「林冲」

Posted byブクログ

2010/03/24

古本屋でタイトルを見て購入。 面白いタイトルですよね。そして中身も面白かったです。 私などですら「○○でよろしかったでしょうか?」とか合いの手に「そうなんですね~」とか言われるとイラっとします。ただ、じゃあどういえば良いの?と言われるとうっとつまるのですが。 なぜ、そうい...

古本屋でタイトルを見て購入。 面白いタイトルですよね。そして中身も面白かったです。 私などですら「○○でよろしかったでしょうか?」とか合いの手に「そうなんですね~」とか言われるとイラっとします。ただ、じゃあどういえば良いの?と言われるとうっとつまるのですが。 なぜ、そういう表現になったのか。なぜそのような漢字を使うのか。その辺りをきちんと教えてもらっていればそれほど的外れの使い方はしないだろうにな、とは思いますが。思いっきり誤字脱字の多い自分が言うことでもないかな。 長島選手の伝説やネアカ李白とネクラ杜浦は特に面白かったです。

Posted byブクログ

2010/03/12

本について、というよりも、言葉に的を絞って語った本。 面白い話とそうでない話の差が激しい。 一番面白かったのは、李白と杜甫についての回。 軽い語り口なのだが、李白と杜甫の歩んできた道がよくわかるし、エピソードもいちいち面白い。 教科書によく載ってる、李白と杜甫の詩についてのダメ...

本について、というよりも、言葉に的を絞って語った本。 面白い話とそうでない話の差が激しい。 一番面白かったのは、李白と杜甫についての回。 軽い語り口なのだが、李白と杜甫の歩んできた道がよくわかるし、エピソードもいちいち面白い。 教科書によく載ってる、李白と杜甫の詩についてのダメだしも的確。教科書作ってる人、センスないですね。

Posted byブクログ

2009/10/04

1 うまいものあり、重箱のスミ 2 新聞醜悪録 3 書評十番勝負 4 「支那」はわるいことばだろうか 5 ネアカ李白とネクラ杜甫 6 なごやかなる修羅場 7 湖辺漫筆 8 回や其の楽を改めず ※「国語辞典は何のためにあるか」(1 うまいものあり、重箱のスミ、pp.53-55) ...

1 うまいものあり、重箱のスミ 2 新聞醜悪録 3 書評十番勝負 4 「支那」はわるいことばだろうか 5 ネアカ李白とネクラ杜甫 6 なごやかなる修羅場 7 湖辺漫筆 8 回や其の楽を改めず ※「国語辞典は何のためにあるか」(1 うまいものあり、重箱のスミ、pp.53-55) ※「よい子はあいさつ忘れない」(7 湖辺漫筆、pp.229-234) ※「5 ネアカ李白とネクラ杜甫(pp.170-201)

Posted byブクログ

2009/10/04

学生時代から、ボロボロになるまで、何度でも繰り返し読んでいます。 知性ある大人は、嫌味も悪口も、お上品に、ちくりと、穏やかに、でも徹底的に!!そして優しくかますという、素晴らしき手本。これを読めば、教科書で習ってきたことよりも深くて優しい大きな「知識」に触れさせてもらえる。きっと...

学生時代から、ボロボロになるまで、何度でも繰り返し読んでいます。 知性ある大人は、嫌味も悪口も、お上品に、ちくりと、穏やかに、でも徹底的に!!そして優しくかますという、素晴らしき手本。これを読めば、教科書で習ってきたことよりも深くて優しい大きな「知識」に触れさせてもらえる。きっと、一生手放さない一冊になると思う。人様に太鼓判でオススメできる最高の書です。

Posted byブクログ

2009/10/04

タイトルだけ見れば私のことのような感じですが違います。 優れたエッセイの手本とも言うべき本ですね。 特に【「支那」はわるいことばだろうか】と【ネアカ李白とネクラ杜甫】の2編は傑作ですね。 他にも言葉については絶品。 他も楽しめるてかなり良い一冊ですね。

Posted byブクログ

2009/10/04

ボスに貸していただきました。 作者は中国文学者です。適当そうに見える文章ですが、こんな風に説明されたら分かりやすいなあというお手本のようなくだりがたくさんあります。個人的には、東北大学所蔵「狩野文庫」の謎が解けました。

Posted byブクログ

2009/10/04

授業で購入。「すべての本好きに捧げる」名エッセイ集。オススメ「新聞醜悪録」を始め、「支那はわるいことばだろうか」「書評十番勝負」等高島節が冴え渡る。感想文書くのがこんなに楽しかった本はない。

Posted byブクログ