マイヤー夫人のしんぱいのたねは? の商品レビュー
2023.9.21市立図書館 ポストクロッシングで、エァルブルッフ(「うんちしたのはだれよ!」が有名だけど未読)がお気に入りの絵本作家というドイツからの葉書をもらい、日本で翻訳・紹介されている絵本を改めて借りてみた。 この作品の主人公はものすごく心配性のマイヤー夫人。夫と猫と暮...
2023.9.21市立図書館 ポストクロッシングで、エァルブルッフ(「うんちしたのはだれよ!」が有名だけど未読)がお気に入りの絵本作家というドイツからの葉書をもらい、日本で翻訳・紹介されている絵本を改めて借りてみた。 この作品の主人公はものすごく心配性のマイヤー夫人。夫と猫と暮らす日常に中で常にあらぬ心配事であたまがいっぱい。夫のマイヤーさんはのんきもので、そんな妻にペパーミントティーを入れてやって「どうぞごかってに」とあたたかく見守る姿勢。そんななかで、マイヤー夫人が畑で弱った鳥の雛をみつけ、それを育てることになったけれど、親鳥として飛ぶ手本をみせねばという段になってさあどうしようという展開。 細々とした家事や畑仕事におわれながら小さな心配の種を拾っては育てていた彼女が、子育てという本式の心配の種をひろってしまって、些細だったり誇大だったりの種にはとらわれなくなるというか、その子のためなら清水の舞台からでも飛び降りられるという気持ちにもなるというのはわかる気がした。その結末として彼女が開放感のある新しい日常を手に入れたのかな、と解釈するとすこし励みになる。なにもいわずに自分の仕事(趣味?)にうちこみ邪魔しないマイヤーさんとの間にはこどもはなかったのだろうか? いろんな立場の人が、自分なりに解釈して楽しめるお話だと思う。 ぽてっとしたクロウタドリの姿がかわいい。
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ヴォルフ エァルブルッフ (著), Wolf Erlbruch (原著), うえの ようこ (翻訳)
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