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音楽の海岸 の商品レビュー

3.5

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    2

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2012/05/30

また騙された。 時々現れる研ぎ済まされた表現に惹かれて読み進めて行き、最後にはお釣りが出るほどのがっかり感が。。。

Posted byブクログ

2012/05/13

2012/05/05 文章にも人物にもプロットにも小道具にも、一つとして心が引っかからなかった・・・

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2012/04/26

セリフの書き方が面白かったです。最初は「ん?」って感じだったんですけど、慣れてくるとドキュメンタリー番組の編集みたいに、ひとつのセリフが終わると画面が切り替わるような感じでした。映像的で好きです。 気になったのは石岡以外のキャラクターがみんなカタカナ表記だった事。なんでなんだろ...

セリフの書き方が面白かったです。最初は「ん?」って感じだったんですけど、慣れてくるとドキュメンタリー番組の編集みたいに、ひとつのセリフが終わると画面が切り替わるような感じでした。映像的で好きです。 気になったのは石岡以外のキャラクターがみんなカタカナ表記だった事。なんでなんだろうなー。ケンジ、ヨリコ、サイトウとなんだかゲームのキャラクターみたいな名前が並ぶなか石岡だけが急にリアリティーのある熱を持った人間みたいに思える。カタカナの人たちは彼をドッキリに嵌めるためにいる仕掛人みたいな感覚。或いはそうなんでしょうか。ケンジが石岡にしかけたドッキリ。サイトウや女たちはドッキリを成功させるための仕込みみたいなもの?そう考えるとケンジの女に対する気持ちはやっぱり「大切な商品」止まりになってしまうけど。ケンジが女たちにしてあげる事は決して愛情ではなくただ商品を高値で売るための義務とか作業。でも多分その境界線は割りとぼんやりしているような気がする。していてほしい。物に対する愛着と人に対する愛情はちゃんと違っていてほしい。 それから最後の方に中盤からもうずっとケンジのセリフに「」がついていないのはなんでなんだろう。ケンジがケンジでなくなっているような印象を受けます。どこが具体的に「」つかなくなる最初なんだろう。結構最初の方からついてないのかな。細かいことですが。 美学のある小説だったと思います。久々にぐっとのめり込む暗い小説でした。

Posted byブクログ

2011/12/04

主人公の頭上に俯瞰カメラを設置して、そこから神視点でみたものが語られる、ような印象を受けた。 エロティックでグロテスクな表現が入り混じった過激な描写も多いが、難解さはなく、読み易い。

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2011/11/13

小説を読むことはこういうことだ、 自分とまったく違う世界の見方をする人間と対話をする。 そういう意味で私にとっては非常に素晴らし体験をもたらした小説と言える。 万人にとってそうであるとは言わないが一見の価値はあるんじゃないだろうか? ただ、この小説はエロであるとか、グロであるとか...

小説を読むことはこういうことだ、 自分とまったく違う世界の見方をする人間と対話をする。 そういう意味で私にとっては非常に素晴らし体験をもたらした小説と言える。 万人にとってそうであるとは言わないが一見の価値はあるんじゃないだろうか? ただ、この小説はエロであるとか、グロであるとか、暴力であるとか刺激的な表現を極力減らして書かれていると思うのだけれど、人によっては不快感を感じるかもしれない。

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2011/06/21

薦められて読んだけど、理解できなかった… 私にはエグすぎて久々に読むのがツラかった1冊。 朝通勤電車で読むと気分わるくなるシーンも多かったしなぁ。 誰にも感情移入できなかったしなぁ… 頑張って耐えて読んだわりに最後にもうちょい何かあるかと思ったら、特に衝撃の展開もなかったしなぁ。...

薦められて読んだけど、理解できなかった… 私にはエグすぎて久々に読むのがツラかった1冊。 朝通勤電車で読むと気分わるくなるシーンも多かったしなぁ。 誰にも感情移入できなかったしなぁ… 頑張って耐えて読んだわりに最後にもうちょい何かあるかと思ったら、特に衝撃の展開もなかったしなぁ。 これがブンガクなのかも、真の音楽がなんだったのかも、素直に、わからん。

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2011/05/22

私の中の究極のエロ本。小説を読むきっかけとなった一冊。人の心理なんて読めるはずもなくて、職場、プライベート、家族の前でも本当の自分を本当に知ってる人なんかいない。自分の心の中、妄想っていうのはデリカシーについて考える必要がない唯一の場所。皆本当は変態なんだよとかそんなことじゃなく...

私の中の究極のエロ本。小説を読むきっかけとなった一冊。人の心理なんて読めるはずもなくて、職場、プライベート、家族の前でも本当の自分を本当に知ってる人なんかいない。自分の心の中、妄想っていうのはデリカシーについて考える必要がない唯一の場所。皆本当は変態なんだよとかそんなことじゃなくて、なんか自分の変態っぷりを超上から目線でクールに描いている。ある種の男らしさを感じる一冊。トマトの芯までつぶし切れてないドロドロで濃厚なブラッディマリーを飲む女がいたら時間をかけて視姦したい。

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2010/08/15

最低の状況がどんなもので、どうやって脱出したかがそいつをつくるのだとわかった、最低の状況はシリアスであればあるほどそいつにプレッシャーをかけ、そこから出て行くのは早ければ早いほどいい、経験値と情報量に対して体力は反比例して落ちていくからだ。 誰が何と言っても生きていく希望って...

最低の状況がどんなもので、どうやって脱出したかがそいつをつくるのだとわかった、最低の状況はシリアスであればあるほどそいつにプレッシャーをかけ、そこから出て行くのは早ければ早いほどいい、経験値と情報量に対して体力は反比例して落ちていくからだ。 誰が何と言っても生きていく希望っていうのは、他の誰かへの働きかけと、その誰かからの反応だからね。誰かが自分のことを気にかけてくれているのいうのは、生きていく希望にならないわけでしょ?他の誰かへの働きかけなんだからね、音楽はそうでしょう?音楽のすべての要素は、他のだけかへの働きかけと、その誰かの反応だから、どういうことかわかる?

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2010/06/29

その、最低の状況がどんなもので、どうやって脱出したかがそいつをつくるのだとわかった、最低の状況はシリアスであればあるほどそいつにプレッシャーをかけ、そこから出て行くのは早ければ早いほどいい、経験値と情報量に対して体力は反比例して落ちていくからだ。 p.57 昔も今も母のことを憎...

その、最低の状況がどんなもので、どうやって脱出したかがそいつをつくるのだとわかった、最低の状況はシリアスであればあるほどそいつにプレッシャーをかけ、そこから出て行くのは早ければ早いほどいい、経験値と情報量に対して体力は反比例して落ちていくからだ。 p.57 昔も今も母のことを憎んだりしていないが、楽しい仕事がないというのは間違っている。あの時母は、楽な仕事はない、と言うべきだったのだ。 p.71 女は、最初ものすごく大人しくて親しさが増すごとに甘えてくるといったダメな女の典型で、怒りだすと紙屑に火をつけたり窓からものを投げたり手がつけられなくなった。女子大生で、恐ろしいファーザーコンプレックスの持ち主で、自分が犠牲になったり、他人が犠牲になってくれたりするのが大好きだった。というより、犠牲の大きさでしか自分を確認できないタイプだったのだ。 p.72 力を持つのは言葉そのもので、その言葉を発する人間の気持ちなど、何の役にも立たない。 p.334 まだ若いのにお風呂上がりだけが好きになっても困ると思って、徹底的にバスローブを嫌うことにしたの、本当に努力したから、成功したのよ p.338 誰が何と言っても生きていく希望っていうのは、他の誰かへの働きかけと、その誰かからの反応だからね。 p.372 誰かが自分のことを気にかけてくれているのいうのは、生きていく希望にならないわけでしょ?他の誰かへの働きかけなんだからね、音楽はそうでしょう?音楽のすべての要素は、他のだけかへの働きかけと、その誰かの反応だから、どういうことかわかる? p.373

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2010/04/02

~内容(「BOOK」データベースより)~ 情報も知識も、コードも必要がない。何かがからだの中で開く、物質としての音楽がある―。きれいな女たちを提供して快楽ビジネスに生きるケンジは「死」を写す映像作家の抹殺を依頼される。巧妙に仕組まれた陰謀の末、彼の裡に真の音楽が聞こえてくる。官能...

~内容(「BOOK」データベースより)~ 情報も知識も、コードも必要がない。何かがからだの中で開く、物質としての音楽がある―。きれいな女たちを提供して快楽ビジネスに生きるケンジは「死」を写す映像作家の抹殺を依頼される。巧妙に仕組まれた陰謀の末、彼の裡に真の音楽が聞こえてくる。官能と覚醒の果てに描き上げた神無き世代の聖書。 ~~~~~~~~~~~~~~~~

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