村上武吉 の商品レビュー

岳真也(著者)

「毛利に村上水軍あり…

[文庫ＯＦＦ]

「毛利に村上水軍あり」と、よく聞いていたが実際どんな人物だったんだろうと思っていた。自由を追い求め今で言えば決して得な生き方ではなかったが、男として最後まで貫いたその生き方にすごく憧れる。己の死を直観した時に幸せな気分になったと言うのがそれを物語っているような気がしました。

毛利家が元就の代で中…

[文庫ＯＦＦ]

毛利家が元就の代で中国地方を支配する大勢力になりえたのも、瀬戸内海を押さえたことが大きかった。また、陶との戦いのときに水軍があればこそ勝てた。毛利を大きくしたのにはここにも協力者がいたからだった。

2021/06/05

瀬戸内海で一時代を築いた村上武吉の半生について、時代の流れに翻弄されつつも、自由な存在としての姿が描かれていた。

2010/08/30

厳島の決戦を前に、重い心で海を見つめていた元就の耳に警固兵たちのどよめきが聞こえてきた。「大殿、丸に『上』の文字が見えまする」。村上水軍の旗じるしだ!「勝った。これで勝てる…われらの首がつながったぞ」。元就はだれにともなくつぶやきかけた。―毛利とくみしながらも軍門にくだることを拒み続け、信長、秀吉らとも互角にわたりあった「自由の民」村上武吉の生涯。

2010.8.30読了

2010/05/24

戦国時代村上水軍の頭領だった村上武吉を小説にしたものだが、どうもPHP文庫の小説は好きになれない。
あまりメジャーではない、というかたくさんは売れていない作家が多く、読んでみるとその理由が分かる気がする。

2009/10/04

厳島の決戦を前に、重い心で海を見つめていた元就の耳に警固兵たちのどよめきが聞こえてきた。「大殿、丸に『上』の文字が見えまする」。村上水軍の旗じるしだ!「勝った。これで勝てる…われらの首がつながったぞ」。元就はだれにともなくつぶやきかけた。―毛利とくみしながらも軍門にくだることを拒み続け、信長、秀吉らとも互角にわたりあった「自由の民」村上武吉の生涯。