仏陀の鏡への道 の商品レビュー
二ールに持ち込まれた…
二ールに持ち込まれた仕事は、中国娘に心を奪われ新製品完成前に職務放棄した研究者を正気に戻すこと。香港から中国へとニールの活躍は胸をすく。ストリートキッズにはまったら当然この本も読みたくなるでしょう。そして当然期待を裏切らない保証付の面白さです。
文庫OFF
探偵二ールが、ウォー…
探偵二ールが、ウォールド・シティーに連れて行かれてからはらはら、どきどきそれと同時に世界には、本当にひどいところが存在するんだと驚きました活字も小さめで、厚い本でしたが、一気読みです!
文庫OFF
中国を舞台に繰り広が…
中国を舞台に繰り広がれる、探偵ニールのミステリー小説。
文庫OFF
ありゃりゃ 前作『ストリート・キッズ』を大絶賛した私ですがこりゃあいただけない どうしちゃったの?という感じ グレアム父さんとの軽妙なやり取りが魅力だったのに今作はそもそもグレアムがほとんど出てきません えーそんなぁ… そして全体にやり過ぎ感が、てかケアリーってこんな子だった...
ありゃりゃ 前作『ストリート・キッズ』を大絶賛した私ですがこりゃあいただけない どうしちゃったの?という感じ グレアム父さんとの軽妙なやり取りが魅力だったのに今作はそもそもグレアムがほとんど出てきません えーそんなぁ… そして全体にやり過ぎ感が、てかケアリーってこんな子だったっけ?作者はケアリーをフィリップ・マーロウに育てようとしてる? うーん次読むとすれば『犬の力』シリーズの『ザ・カルテル』のほうかな〜
Posted by
ニール・ケアリーシリーズ第2弾。前回の事件後、ニールはそこに留まり、隠遁生活を送っていた。静かで安穏とした暮らし。7ヶ月間そのような暮らしを送っていたところに、探偵業の師であり、第2の父でもあるグレアムがやってくる。そろそろ現場復帰するころだと。今の暮らしを気に入っていたニールだ...
ニール・ケアリーシリーズ第2弾。前回の事件後、ニールはそこに留まり、隠遁生活を送っていた。静かで安穏とした暮らし。7ヶ月間そのような暮らしを送っていたところに、探偵業の師であり、第2の父でもあるグレアムがやってくる。そろそろ現場復帰するころだと。今の暮らしを気に入っていたニールだったが大学への復学、簡単な任務であることをちらつかされ結局は受けてしまう。 任務はアグリテック社に勤める研究員、ペンドルトン博士を国に連れ戻すこと。彼が研究するのは肥料。それを使えば生産量が大幅にアップすることが期待される。その技術を持った博士が中国人の彼女リ・ランと一緒に中国に行こうとしている。彼の居場所も把握しているとのこと。 簡単そうな任務に見えたが、調べてみるとアグリテック社は架空の会社、任務中に狙撃されるわで二人を取り逃してしまう...。ニールの知らないところで別の勢力が動いている可能性が出てくる。上は「もういい、手を引いてこのことは忘れろ」と命令するが困ったことにニールはリ・ランに恋をしてしまい彼女に危険を伝えるために自分も危険な行動に出る。ニールは二人を捕まえることができるのか...。 今作は探偵っぽさの描写は少なく、ニールの動機も恋、上の命令を無視して突っ走ったりして「おいおい、全然プロフェッショナルじゃないなぁ」という気持ちで読んでいたのだけど、物語の重厚さ、各登場人物の背景などがびっしり書き込まれていて超充実。 今は無き九龍城砦が出てきたり、四川省の峨眉山が出てきたりロケ地の描写も充実。自分も行ってみたいという気持ちを焚き付けられる(そんな気持ちで行けるような場所ではなさそうだが) 僕自身歴史の授業は苦手で本を読むようになってから、物語として捉えるなら楽しめるようになったのだけど、今回の話の中で中国の文明大革命を物語として読んでみたものの何故その当時の人々がそのような方向に流されていったのかは結局うまく掴めなかった。その国で生まれて育ってみないとわからないものもあるんだろうなぁと。 そして痛い表現も多かったのでとてつもなくハラハラした。読んだ後の満足感は半端なかったです。おすすめです。
Posted by
ニールケアリーに持ち込まれた仕事は有能な研究者を正気に戻すこと。研究者は中国娘に心を奪われ、新製品完成前に仕事を放棄して長期休暇に入っているのだ。香港から文化大革命後間もない中国を舞台にニールの活躍は相変わらず胸をすく。「ストリートキッズ」に続く気持ちの良いシリーズ第二弾。
Posted by
舞台は前作「ストリートキッズ」終了より、隠遁生活中のニールにグレアムが現れ「やあ父さん」から、新たな物語が始まる。 一体どうしちまった!ニール。 前半はメロメロで、いいところがまるでない…と、思わせといて、グイグイと引き寄せ、押し寄せ、目が離せない。 中国四千年と文革の爪痕、重い...
舞台は前作「ストリートキッズ」終了より、隠遁生活中のニールにグレアムが現れ「やあ父さん」から、新たな物語が始まる。 一体どうしちまった!ニール。 前半はメロメロで、いいところがまるでない…と、思わせといて、グイグイと引き寄せ、押し寄せ、目が離せない。 中国四千年と文革の爪痕、重い空気の中、ジワジワと調子を取り戻したかのように、ニールらしい粘りゴシが出てくると、俄然その他登場人物も魅力的に光出す。 ラストシーンでの青年通訳の「決まり金玉!」が、なんて爽やかなこと…。 しかし、毎回ヒロインに恋して成就できないなんて、「フーテンの寅さん」的探偵さんですこと。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ニールとグレアムの不思議な関係とやりとりが好きなので、この巻は2人の絡みがあまりなく少し残念。 けど、伍との親交がその分を埋めてくれました。決まり金玉。 文化大革命のくだりは、すごく重くて深くて読み進めるのに時間がかかったけど、読んで良かった。勉強になった。切なかった。中国のこと、もっと知りたくなった。 物語は、最後まで、ハラハラ。 え??そうだったの?という驚きも最後まであり。 1作目とは違って今回はニールが事件を全く解決出来なさ過ぎ。ラストは中国に幽閉(何と結果的に3年も!)という流れなのに、サラッと受け入れるニール。 まぁニールだからなぁ、と妙に納得してしまう、そんなキャラです。 とにかく主人公が若いのもあり読んでて心配すぎるという不思議な探偵モノです。 ともかくストーリーを追う楽しみだけでなく、知的好奇心が刺激される一冊でした。
Posted by
狂おしいほど切ないニールの恋物語。でも日和らなくってよかった。もっと深い悲しみに傷ついていたのでは。信念を貫き通す男の物語。面白かった!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ロンドンの次は文化大革命後の中国が舞台とは。 ニールはまたしても当初の任務と離れて次々と事件に巻き込まれていく。要領がいいようで実は不器用。 本書では李藍の不思議な魅力に引き込まれる。ラストは、ほろ苦い。
Posted by