仏陀の鏡への道 の商品レビュー
1作目があまりに良かったので迷わず手に取った 2作目…だったのですが。 ニール・ケアリーのシリーズで高評価と云う事ですが、自分もどちらかと云えば ちょっとストップしたくなったかな…。これが3作目か4作目だったら違ったかも知れません。1作目のようなグレアムやレヴァインとのプロとし...
1作目があまりに良かったので迷わず手に取った 2作目…だったのですが。 ニール・ケアリーのシリーズで高評価と云う事ですが、自分もどちらかと云えば ちょっとストップしたくなったかな…。これが3作目か4作目だったら違ったかも知れません。1作目のようなグレアムやレヴァインとのプロとしての遣り取りが面白かったのに、ニールの一方的とも云ってよい感情による行動で自分も周囲も振り回して、ドタスタしている間に大団円…と云う塩梅。物足りないというか…。もう少し、ニール・ケアリーの才能を知った上で、彼の弱さを垣間見たかったかなと。 香港や中国の描写は秀逸としか言いようがありません!何より、食べ物の描写が素晴らしい(笑)お腹すいたなあ…
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二作目にしてこの、ニール・ケアリーシリーズの勘どころというか、面白がり方をつかんでしまった。 というのは、プロローグの二ールの後付け言い訳から始まり、内容の濃さにもかかわらずちょっと情けない二ールの心の揺れ動きの描き方が絶妙なこと。 とはいえ、この編は文化大革命、それにまつわるプロパガンダが結構重い。 九龍や蛾眉山の画像つい、検索してみてしまい一緒になって絶望の淵に追い詰められたり、またまた感情移入してしまう一冊なのでした。 でも最後の部分は正直、泣かされたよ…
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ニール・ケアリーシリーズ2作目。前作のノリを期待していたので、読み進めるのがかなり苦痛だった。文革の説明が合間に長く入る。かなりわかりやすいし、必要な説明ではあるのだが、その分、ニールと誰かの丁々発止のやり取りが少ない。そもそもニールが孤独でグレアムやレヴァインとのやり取りは皆無に等しいとくれば、魅力は半減。 このシリーズはこういう展開になっていくのだろうか。全5冊を図書館でまとめて借りたのだが、先行きが心配。
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ニールケアリーシリーズ第2弾。 今度は中国編。 前作より本が分厚いと思ったら、70年代までにいたる中国の内政状況を語るのにページが多く割かれているからだと気付く。 ストーリーも多少のどんでん返しがあるが、シリーズものだとある程度展開が予想できてしまうのも難点の一つ。 犬の力...
ニールケアリーシリーズ第2弾。 今度は中国編。 前作より本が分厚いと思ったら、70年代までにいたる中国の内政状況を語るのにページが多く割かれているからだと気付く。 ストーリーも多少のどんでん返しがあるが、シリーズものだとある程度展開が予想できてしまうのも難点の一つ。 犬の力を読む前にこのシリーズを読破しようと思ったが、一端ストップ。
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探偵ニール・ケアリーの二作目。中国人の美女と恋に落ちた科学者ペンドルトンを探して帰国を促すだけの仕事が、中国の政治を背景にした謎の事件に巻き込まれていく。 一作目がとても面白かったので、期待を膨らませて読んだ。 話自体のボリュームも多いけど、中国近代史の説明部分が長くて読むのが...
探偵ニール・ケアリーの二作目。中国人の美女と恋に落ちた科学者ペンドルトンを探して帰国を促すだけの仕事が、中国の政治を背景にした謎の事件に巻き込まれていく。 一作目がとても面白かったので、期待を膨らませて読んだ。 話自体のボリュームも多いけど、中国近代史の説明部分が長くて読むのが大変だった!(それが無いと話がわからないので仕方ないけど…) 目端が利いてずる賢いニールの良さもあまり出てなくて残念。 面白かったけど、難しさとテンポがゆっくり目なので読むのに疲れた。
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ニール・ケアリーシリーズの第二作。 日本での翻訳の発売は1997年とかなり古い本だし、ケアリーシリーズの第一作目である「ストリート・キッズ」は随分前に読んで、かなり気に入っていたのだけれども、この第二作を読むのは、第一作から随分と間が空いてしまった。 ケアリーがわざわざ香港まで...
ニール・ケアリーシリーズの第二作。 日本での翻訳の発売は1997年とかなり古い本だし、ケアリーシリーズの第一作目である「ストリート・キッズ」は随分前に読んで、かなり気に入っていたのだけれども、この第二作を読むのは、第一作から随分と間が空いてしまった。 ケアリーがわざわざ香港まで行くことに、あるいは、更に危険を承知で色々と踏み込んでいくあたり、ストーリーとしては少し無理を感じはしたけれども、全体の話の面白さを損なうわけではない。
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ニール・ケアリーシリーズ第2弾。 前作と打って変わって、文革後の香港、中国が主な舞台。面白くはあるんだけど、これをニール・ケアリーでやる必要があるのか疑問。 ストーリーの面白さとしても前作の方が上だと思う(中国の政治的・文化的状況についてちょくちょく説明が入る分、どうしても展...
ニール・ケアリーシリーズ第2弾。 前作と打って変わって、文革後の香港、中国が主な舞台。面白くはあるんだけど、これをニール・ケアリーでやる必要があるのか疑問。 ストーリーの面白さとしても前作の方が上だと思う(中国の政治的・文化的状況についてちょくちょく説明が入る分、どうしても展開のスピードが鈍るのを差し引いても)。
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<ニール・ケアリー>シリーズの第2弾。舞台は中国。先日読んだばかりの『サトリ』も中国。作者はアジアに興味があるのかも。本書のストーリーは国家規模の大きさに発展。エンタメ度急上昇。1作目を上回る面白さ。
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ストリート・キッズ上がりの若き探偵「ニール」の 苦難の活躍を描く第2作目。今回も563ページ... な、長いっっ!! 事件はアメリカの画期的な発明を した博士が、中国人女性に恋をして駆け落ち同然に 失踪してしまった...その博士を連れ戻す...という だけのごく単純な事件なのに、...
ストリート・キッズ上がりの若き探偵「ニール」の 苦難の活躍を描く第2作目。今回も563ページ... な、長いっっ!! 事件はアメリカの画期的な発明を した博士が、中国人女性に恋をして駆け落ち同然に 失踪してしまった...その博士を連れ戻す...という だけのごく単純な事件なのに、ニールはトンでもない程 大事に巻き込まれていく。本当に死線を彷徨うほどに トンでもない目に合うのです。 24歳という彼の若さと、結局のところ人の良さ、 そして何よりも美人に惚れっぽい! という 探偵として致命的な欠点を抱えてるのに、 自分はキレ者気取りのところが駄目すぎて 可愛くて仕方ないですw。 更にニールの文学好きも分かりやすくて、 今作では「紹伍」という通訳の青年と飲んで 語らうシーンは、キレ者っぷりはなく単なる 気のいい若者で微笑ましい。 因みに最後の最後でこの「紹伍」くんは 素敵な演出をしてくれる、今作の重要キャラ...かもw。 70年代の混沌とした中国の政治と時勢を アメリカ人作家がここまでエンタメ作品中で 描くことが驚きだが、ややこの部分が長くて 読んでいてシンドくなるのも確か...。 とは言え、余りにもニールの過酷な今回の いきさつに圧倒されるが故、超単純なラストの どんでん返し(?)にまんまとひっかかって、 奇麗に騙されました! そして、親父さん「グレアム」の ニールに対する想いに少し...涙がw。 また次作も楽しみ!
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ニール・ケアリーシリーズの2作目です。 前作にも増して主人公のニールが災難に見舞われています。 優秀な探偵であり減らず口を叩くニールですが、心の中ではいつも怯え、傷ついている様が惹かれるキャラクターです。 中国の大都市や山奥を舞台に、繊細で切ない心情とスピーディーで緊迫感あふれる...
ニール・ケアリーシリーズの2作目です。 前作にも増して主人公のニールが災難に見舞われています。 優秀な探偵であり減らず口を叩くニールですが、心の中ではいつも怯え、傷ついている様が惹かれるキャラクターです。 中国の大都市や山奥を舞台に、繊細で切ない心情とスピーディーで緊迫感あふれる展開が楽しめました。
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