空間感覚の心理学 の商品レビュー

加藤孝義(著者)

2009/10/04

空間認知、認知地図、パーソナルスペース、脳の機能分離などを日常の身近な出来事を引き合いに出して論じている。
認知心理学や環境心理学ではポピュラーな研究を扱っており、目新しさは感じられない。
しかし、認知心理学と環境心理学と脳科学の知見を折衷しているという点で評価に値する。

2009/10/07

車でカーブをまがるとき、左よりも右にまわるときの方が難しく感じる。グランドを走るのも時計と反対方向だ。（古い世代が）自転車にのるときも左からちょんちょんとのる。こうした問題に答えた書。空間の高速移動のところは自動車学校の教習本かと思った。