仮面劇場の殺人 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
仮面劇場で、シェイクスピア劇のリハーサル中に特等個室「ボックス席」で起こった石弓による殺人。たったひとつの扉は完全に施錠され、舞台に向いた窓は衆人環視下にあった。被害者は背中を下から上に打たれており、凶器は現場から離れた場所で発見された… 前作は『死が二人をわかつまで』だったが、今作は劇場で起こる殺人で容疑者全員に鉄壁のアリバイという展開で『緑のカプセルの謎』を思い出した。個人的にはトリックのみを切り出すと『緑のカプセルの謎』に比類すると思いますが(元々カプセル評価低め)、事件とは無関係の記述があまりにも多く、事件の概要や重要なポイントをわざと(?)掴ませないようにしている感じがして、犯人当ても難しいです。位置関係が重要になるのだから、劇場の見取り図くらいはつけてほしかったな。 本書の解説はカーに対する並々ならぬ熱量がある二階堂黎人氏。ありがたいことにカーの全長編作品の中で密室を扱った作品が何作あるかをカウントしてくれている。完全なる密室が18作、準密室が17作、足跡のない殺人が5作でなんと全長編71作中40作が密室(広義の密室を含めると+α)であるらしい。どうやらジョン・ディクスン・カーは俺をまだまだワクワクさせてくれるようだ。
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事件が起こるまでが長すぎるのが気になったけど事件が起こってからはテンポもよくユーモラスな展開がありすらすら楽しく読めた。事件の真相は言われてみれば結構単純なもので、図かなんかがあれば思いつきそう。でもそれよりも不思議に感じられていた登場人物の行動とか事件の動機なんかが印象に残った...
事件が起こるまでが長すぎるのが気になったけど事件が起こってからはテンポもよくユーモラスな展開がありすらすら楽しく読めた。事件の真相は言われてみれば結構単純なもので、図かなんかがあれば思いつきそう。でもそれよりも不思議に感じられていた登場人物の行動とか事件の動機なんかが印象に残った。
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