宮崎駿の雑想ノート の商品レビュー
129冊目『宮崎駿の雑想ノート [増補改訂版]』(宮崎駿 著、1997年8月、大日本絵画) 宮崎駿の軍事オタクっぷりが存分に発揮された、完全に公私混同な漫画/イラスト集。1992年に刊行されたものに新たに解説などを加えた増補版。 戦車、戦闘機、軍艦などの兵器を題材とした13の短編...
129冊目『宮崎駿の雑想ノート [増補改訂版]』(宮崎駿 著、1997年8月、大日本絵画) 宮崎駿の軍事オタクっぷりが存分に発揮された、完全に公私混同な漫画/イラスト集。1992年に刊行されたものに新たに解説などを加えた増補版。 戦車、戦闘機、軍艦などの兵器を題材とした13の短編が並ぶ。冒頭で「資料的価値はいっさいありません」と語っているように、宮崎の妄想が多分に反映された虚実の入り乱れる内容となっており、ミリオタ以外は置いてけぼりになる事必至である。 〈いそげ ハンスまだか⁉︎ あわてるな はやくっ〉
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何処までが真実か不明~船・飛行機・戦車~調べて行って妄想が広がって・・・という処なんでしょうが,絵にしてしまうところが凄いね。よしたけさんの対談本で出てきた本なので読んでみました
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宮﨑駿の”妄想”全開の1冊。大きな制約もなく描きたいことだけに徹した感じ。 手元において、好きな時にぱらぱらとめくっても楽しい。
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大昔に購入していたものをある機会から思い出してうん年ぶりに再読。 購入時はジブリ好きで手に取っただけでほとんど意味がわからずただ絵を眺めているだけで満足していたけれど、この歳になったからわかること、興味をもてることがたくさん描いてあった。 それでも自分は軍事的なことに詳しいわけで...
大昔に購入していたものをある機会から思い出してうん年ぶりに再読。 購入時はジブリ好きで手に取っただけでほとんど意味がわからずただ絵を眺めているだけで満足していたけれど、この歳になったからわかること、興味をもてることがたくさん描いてあった。 それでも自分は軍事的なことに詳しいわけではないのでよくわからない部分もあるけれど、とにかく細かく描き込まれた情報や人々、ブタたちが活き活きしている様に改めて感動させられた。 回を追うごとにフルカラーの漫画然としてくるところも興味深かった。 それにしても戦艦類の断面図の書き込みやユーモアに始まり、構図の美しさ、群衆の動き、全てが美しく面白く可愛らしく、本当にすごい方なんだなぁと思い知った。
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薀蓄説明文字が多くページ数が少ないフルカラーのイラスト付き随筆とマンガ なぜ軍事関係が好きなのか それは自然保護のもんだいの重要さとか 少女のじりつの普遍性の価値とかと 同じく作品というものの題材として魅力的だからである 何が面白いのか面白く感じるか興味を持てるのかどうかは それ...
薀蓄説明文字が多くページ数が少ないフルカラーのイラスト付き随筆とマンガ なぜ軍事関係が好きなのか それは自然保護のもんだいの重要さとか 少女のじりつの普遍性の価値とかと 同じく作品というものの題材として魅力的だからである 何が面白いのか面白く感じるか興味を持てるのかどうかは それが何より不思議
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絵を描けるって凄いなぁ~ 楽しいだろうなぁ~ 絵を描ける人って、想像力、創造力が豊かで 絵を描くためにいろいろ探究心もあって 心豊かなんだろうなぁ~と考えた 絵が下手だから、ほんと羨ましい。・:+°☆ “雑想ノート”(“妄想ノート”) 序文「この本、資料的価値はいっさいありま...
絵を描けるって凄いなぁ~ 楽しいだろうなぁ~ 絵を描ける人って、想像力、創造力が豊かで 絵を描くためにいろいろ探究心もあって 心豊かなんだろうなぁ~と考えた 絵が下手だから、ほんと羨ましい。・:+°☆ “雑想ノート”(“妄想ノート”) 序文「この本、資料的価値はいっさいありません」より ● ようするに軍事関係のことが好きなんですね。 愚かなことをするんだろうと思いながら 戦記などを読んでいるんです。 ・・・頭の中で無数の空中戦をやり、無数の海戦をやっているんです。 だから、 航空母艦や、……工場なんかを、色々と頭の中で練り上げたかわからないんです。 妄想のカタマリを 色々な雑学の集まりとして描いたのが“雑想ノート” 月刊モデルグラフィックス(模型の雑誌) 連載 「紅の豚」も掲載されてました♪
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『農夫の眼』は、アンドレ・マルローの手記に依ってゐるにも拘らず、ポテーズなんちゃらといふ「できたときから時代遅れの」おフランス飛行機でナップオヴアース(地べたすれすれを飛ぶ。なんか普通の飛行機でも無理っぽい)をやるといふ、松本零士作品のやうなものになってゐる。 『高射砲塔』も、...
『農夫の眼』は、アンドレ・マルローの手記に依ってゐるにも拘らず、ポテーズなんちゃらといふ「できたときから時代遅れの」おフランス飛行機でナップオヴアース(地べたすれすれを飛ぶ。なんか普通の飛行機でも無理っぽい)をやるといふ、松本零士作品のやうなものになってゐる。 『高射砲塔』も、これだけだと、チョビ髭の伍長さんがお亡くなりになっても、リュースバルクの棘は無敵伝説の一ページを繰り続けるといふ、『コクピット』にありさうな話なのである。 その伍長さんとドイツの工業技術が結晶した戦車を操縦する、方の(ロンドンへ空襲に行くのも同名なのである)ドランシ大尉は「ヒトラーとの義理は果たした」とか言ふのである(『豚の虎』)。 どっちかと言ふと、これを掲載した際Qシップは、作者がありえないと思ってて、これ発行のちょっと前、これを原作にしてちゃんとお話になったラジオドラマがCDになった頃、それが実在する資料が発見されたと言ふのが好きである。この本ではさういふ詳細が書かれてない(解説で、実際にあったとしかない)が。
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男の子の永遠の憧れである戦闘機、戦艦、戦車は、イラストを見ているだけで楽しい。戦争は忌むべきものだが、前述の乗り物も含めた兵器というのは男子の目に格好良く見えてしまうから始末に負えない。多分に創作が盛り込まれた実用性には乏しいと思われる氏のイラストを見ていると、ジブリ作品の原点が...
男の子の永遠の憧れである戦闘機、戦艦、戦車は、イラストを見ているだけで楽しい。戦争は忌むべきものだが、前述の乗り物も含めた兵器というのは男子の目に格好良く見えてしまうから始末に負えない。多分に創作が盛り込まれた実用性には乏しいと思われる氏のイラストを見ていると、ジブリ作品の原点が見えてくる。『紅の豚』の本書バージョンが読めたのも嬉しい。
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貴重なものを見た。 あー、やっぱり理想だとか理由だとか考える前にとりあえず好きなことやっちゃったほうが、みんな楽しいんじゃないかなー。
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世界的アニメ監督の宮崎駿が、妄想を織り交ぜたミリタリー趣味の絵をごっちゃごちゃに所狭しと描きまくってる本。 トトロとかラピュタみたいな少年少女が主人公の成長ものアニメとかの印象からはかけ離れてて、こういう男くさいのも描くんだなーと。 でも、乗り物好きとしては、自分の想像とか妄想を...
世界的アニメ監督の宮崎駿が、妄想を織り交ぜたミリタリー趣味の絵をごっちゃごちゃに所狭しと描きまくってる本。 トトロとかラピュタみたいな少年少女が主人公の成長ものアニメとかの印象からはかけ離れてて、こういう男くさいのも描くんだなーと。 でも、乗り物好きとしては、自分の想像とか妄想をこんな上手く緻密な絵にできたら楽しそうだよなー。 多砲塔戦車「悪役1号」の物語なんか、古き良き昭和の少年冒険アニメみたいな感じで、映画化したのをみてみたいなぁなんて、読んでるこっちも妄想が膨らんじゃう。まぁ、もう引退しちゃったから叶わぬ夢なんだけど。 オタク特有の自己満足とひとりよがりみたいな若干イタイというか、気持ち悪い面もあったかな。特に後半の対談とか、紅の豚の原作とか。 オタクとしての妄想の楽しい面も若干気持ち悪い面も赤裸々に公開した本という意味では、いい作品ではあるのかもしれない。 水彩?のやわらかい感じが好き。
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