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充たされざる者(下) の商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2026/02/08

「こんな何百頁も積み重ねといて今更その件でそんなに怒るの?」と、不思議の国の中で人間の合理性が突然発動してしまう描写が妙に滑稽で、そのとき、この著者が描いているものは単なる不条理や悪夢でなく、高度に構築された一種の喜劇なのではと思った

Posted byブクログ

2025/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女に対する男の苦悩が生々しかったから、読みながら過去の嫌なことと無理やり向き合わされてだんだん辛くなってきた。 しかも会話が冗長で退屈を感じさせるから、なおのこと辛かった。 でも、終わりまで読んだら、途中で思い出した嫌なことなんて時と共に流してしまおうと、吹っ切る力をまあまあもらえた。 この、ずっと嫌な思いさせて、それが人生上の大問題と捉えさせて超憂鬱にさせるけど、結局それって後になったらちっちゃいことは気にするなそれわかちこわかちこくらいの悩みってことを気づかせてくれる、まるで心理カウンセリングのような流れを評価するなら、良い作品だなって思った。 にしても、嫌な女っているもんだよなあ。 嫌な女は、本当に嫌だからなあ。

Posted byブクログ

2020/05/07

下巻になって、きっともう彼はたどり着けないだろうなと読んでるほうも諦めてきたせいか、ペースが落ちてきました。こういう終わり方をどう解釈したらいいか、はるか昔に読んだカフカと比べることは私にはできませんが、エンタメばかり読んでいたこの頃に喝を入れた作品であることはまちがいないです。

Posted byブクログ

2017/11/06

情感と同じようなペースで物語は進んでいく。 様々な人々が不意に登場し、主人公の音楽家の演奏までに町に住む人々の思いに巻き込まれていく。

Posted byブクログ

2017/10/16

じわじわボディブロー、からのハンマーでとどめの一撃。目覚めはスッキリ。(一個人の見解) 現実の混沌がそのまま物語になってる感動。カオスすごい。

Posted byブクログ

2016/01/23

カフカの『城』だろ。あれを読む前なら、間違いなく★★★★★だ。 どこにも属することができない、すなわち、ひとりであること⇒実存を問うている。主人公が会う各人は、その実、主人公自身のうつしみであろう。 各人の頼み、それに振り回される主人公という構図が、気持ち悪い。

Posted byブクログ

2016/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

率直に読んだ感想は、「わけがわからない」のみ。 だた、訳者あとがきを読み、「ライダーの少年期や壮年期や老年期の姿が他人の形となってでてきたものらしい」ということを知り、少し腑に落ちた。かといって、もう一度読もうとは思わないけれど。今の自分には難解すぎる。

Posted byブクログ

2012/05/26

あー、なんかすごい空間に巻き込まれて生還した気分です。上巻に引き続き時空がねじれてどんどん話が進んでいきます。頭に?マークを出したり!マークを出したりしながら、話の後をひたすら置いて行かれないようについて行きました。上巻は苦労して読み進みましたが、下巻ではだんだん展開のされ方に慣...

あー、なんかすごい空間に巻き込まれて生還した気分です。上巻に引き続き時空がねじれてどんどん話が進んでいきます。頭に?マークを出したり!マークを出したりしながら、話の後をひたすら置いて行かれないようについて行きました。上巻は苦労して読み進みましたが、下巻ではだんだん展開のされ方に慣れてきたのか、結構さくさくと読めました。きっと、読み返す度に新しい発見があるような、そんな小説です。

Posted byブクログ

2011/10/19

うわー、凄いな。 こんな文ありか、ありだな、カズオ・イシグロなら。 異端だよな。マネ出来ない。 最後まで混沌として、とにかく周りに振り回され、でも、気になって… とめどもなく、惹かれる文です。

Posted byブクログ