アメリカの歴史(1) の商品レビュー

サムエル・モリソン(著者),西川正身(訳者)

2009/10/04

民主党、共和党が大統領の椅子を争っているが、それぞれの由来も歴史も知らないことに気づいたので勉強してみることに。

本書は先史時代〜独立戦争前期を扱った巻。
圧制に苦しんで独立したというイメージが強いけど、実際は土地がほしかった投機家の働きかけや、アメリカ統治の主導権争いが主要な目的だったりする。
だから「彼ら(大陸会議)」の聖なる目的のために、「われわれ」の生命と財産を危険にさらしてるという声も出るわけで。

ただ、イギリス国王ジョージ三世があまりに頑迷でアメリカから提案された妥協を拒否したり、「代表なくして課税なし」といったスローガンがイギリス本国でも支持されたのが、独立できた原因なんだろうな。