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いとしい の商品レビュー

3.2

19件のお客様レビュー

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2009/10/04

ユリエとマリエという姉妹のそれぞれの「いとしい」が描かれている(と思います)。獣の香りがするファンタジー。「・・・姉妹は、長い夢を見ていたのです。姉は、いつか大人になって強く人を恋う夢、妹は、いつか大人になって恋うた人と別れる夢・・・」ふたりは絡み合い、長い長い夢を見つづける。「...

ユリエとマリエという姉妹のそれぞれの「いとしい」が描かれている(と思います)。獣の香りがするファンタジー。「・・・姉妹は、長い夢を見ていたのです。姉は、いつか大人になって強く人を恋う夢、妹は、いつか大人になって恋うた人と別れる夢・・・」ふたりは絡み合い、長い長い夢を見つづける。「暗い夜 銀色の世界・・・小屋をつくる 幸せになる」そして振り出しに戻る。かなりの不思議世界です。好き嫌いが分かれそうな作品です。

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2009/10/04

むーん、ファンタジー。マリエと紅郎と緑とチダさんとオトヒコさんたちの世界にどっぷり入り込む。川上弘美さんの中ではあまりすきじゃない。

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2009/10/07

母性より女性を匂わせる母と、売れない春画を描く義父に育てられた姉妹ユリエとマリエ。温かく濃密な毎日の果てに、二人はそれぞれの愛を見つける……。

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2009/10/04

母性より女性を匂わせる母と、売れない春画を描く義父に育てられた姉妹ユリエとマリエ。 温かく濃密な毎日の果てに、二人はそれぞれの愛を見つける……。 芥川賞作家が描く傑作恋愛小説。

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2009/10/04

「恋愛小説なら彼女」との書評をどこかで目にした、はじめて読んだが、わたしには??まったりした空気感のなかで、ある姉妹の恋愛模様が進んでいくが、途中途中にちりばめられたファンタジー要素がどうにも理解不能。

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2009/10/04

一気に読めばよかったなぁ。途切れ途切れに読んだからなんだか不完全燃焼。 でも不思議な空気感の物語はきらいではないです。 (06/08/05)

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2009/10/07

一言で言うのなら「いとしい」より「おかしい」。恋愛の要素に理解不能なおかしさが相まって、まさに意味不明。ストーリーはいただけないが、登場人物一人一人の個性は評価したい。特に「チダさん」は、なかなかの変人で良い味を出している。思わず笑った。

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2009/10/07

ひと言で言えば 11ヶ月違いの姉妹 ユリエとマリエの恋愛模様の物語 ということになるのだろうか。 とりとめなく不可思議なのに なぜかコクンと納得してしまうような 懐かしさがひたひたと足元を流れる川上ワールドである。 何かを抱えながら 淡々ととりとめなく生きる人々。 ...

ひと言で言えば 11ヶ月違いの姉妹 ユリエとマリエの恋愛模様の物語 ということになるのだろうか。 とりとめなく不可思議なのに なぜかコクンと納得してしまうような 懐かしさがひたひたと足元を流れる川上ワールドである。 何かを抱えながら 淡々ととりとめなく生きる人々。 その人なりに それはそれは真摯に。 「もういいのよう」(本文より) という声が 胸の中に ぽっ と灯って ほんのりとあたたかい。

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2009/10/04

ふ、 としたところで つかまれて、しまう。 なんだろう。「あ」 と、つかまれてしまうかんじ。 しかも、 意図せず。 また、読みたい。

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