ネットワーキング・コミュニティ の商品レビュー
すでに私がこの分野の本を読みあさっているからだろうが、可もなく不可もなくという編著という印象。 ところどころ気になった記述。 ・電子ネットワーキングは「中間集団」をサポートするメディアでもある。 ・友だちの友だちでコミュニケーションを繋いでいく際に障害となるものは、地理的な距離...
すでに私がこの分野の本を読みあさっているからだろうが、可もなく不可もなくという編著という印象。 ところどころ気になった記述。 ・電子ネットワーキングは「中間集団」をサポートするメディアでもある。 ・友だちの友だちでコミュニケーションを繋いでいく際に障害となるものは、地理的な距離よりも「社会学的な差異のバリア」。 ・情報の爆発がもたらすパラドックス(電子ネットワークが爆発をもたらすにもかかわらず)。 ・カスタマイズ可能性の4つの水準(1.メディアとしての多様性、2.社会の設定が多様、3.集団の設定が多様、4.個人の設定が多様) ・情報縁とは基本的に同質化への求心力。反面、日常性のもたらす異質性もある。 ◎「バーチャル」というと、機械的に「仮想的」と訳されがちであるが、本来の意味は「実質的な」という意味あいのほうにある。 ・女性間格差の拡大の可能性。
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インターネットが出始めたばかりのころの本。もう時代がだいぶさかのぼってしまったが、こういう情報爆発だとかネットで情報が大量に出るとかを議論していたのだな。時代を感じる。
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