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ナイフ の商品レビュー

3.6

25件のお客様レビュー

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2025/11/19

図書館。初重松清作品。 5つの短編集。かがみの弧城に続き、学校でのトラブルが取り扱われる話。1997年発行なので、いじめの描写は直接的、だけど今の時代のSNSが絡んだ陰湿さは感じない。登場する子どもたちは、苦しみながら、決してそれを親に打ち明けようとはせず、むしろ親に知られるこ...

図書館。初重松清作品。 5つの短編集。かがみの弧城に続き、学校でのトラブルが取り扱われる話。1997年発行なので、いじめの描写は直接的、だけど今の時代のSNSが絡んだ陰湿さは感じない。登場する子どもたちは、苦しみながら、決してそれを親に打ち明けようとはせず、むしろ親に知られることは恥ずべきことだ、と胸の内にしまい、家では明るく振る舞ったりする。いじめられながらも、いじめてくる子を慕う気持ちを持っていたり。 やはりいじめなんかにも専門家がいて、偉そうにわかったようなことを言うけど、どの事例も個別で、一概にこう!と決めつけることは危険だ。 最後の「ビタースィート・ホーム」だけは、子どもが生まれたことをきっかけに妻が専業主婦になった男性の話。人生の岐路における決断の正誤や、それに付随する後悔に、ある出来事を通して気付かされる描写が印象に残った。

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2025/08/26

「とんび」で有名な重松清。図書館のおすすめコーナーに並んでいたので、手に取ってみた。 テーマはいじめ。 5つの話しを一冊にまとめ上げている。どの話しも外れなし。いじめの描写はリアルで胸クソ悪くなる。ただ、どの話しも最後には救いがある。 保護者の価値観は時代を反映している。現...

「とんび」で有名な重松清。図書館のおすすめコーナーに並んでいたので、手に取ってみた。 テーマはいじめ。 5つの話しを一冊にまとめ上げている。どの話しも外れなし。いじめの描写はリアルで胸クソ悪くなる。ただ、どの話しも最後には救いがある。 保護者の価値観は時代を反映している。現代だったら、こんな対応じゃないのだろうなと思うと同時に、かつてはなんて救いのない時代だったのかと感じた。 1997年発行の本書。まさにその時代に学生だったわけだが、自分の知らない所で苦しんでいた子どももいたのかもしれないと思うと胸が痛む。

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2023/12/30

重松清さんらしい作品でした。「いじめ」をテーマとした作品で特に印象に残ったのは女子のいじめのお話しだった「ワニとハブとひょうたん池で」です。いじめをテーマにした重松清さんの作品はほかにも「十字架」などがあります。

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2022/05/07

同著者の「十字架」と同じく、イジメがテーマの小説です。 十字架との違いでいうとナイフはいじめられた子供の父親に主眼が置かれています。 子供や妻に体面的、表面的なことしか言えないような、弱くて逃げてる父親。 父親ってそうだよな、、、と痛感させられます。

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2021/03/16

いじめを題材とした短編小説集。 個人的には1番最初の作品、「ワニとハブとひょうたん池で」が1番好きでした。 私も昔、いじめを受けていた事があるので『この子、強いな。偉いな。』『私もこんな風に行動できたら良かったのかな』と思いながら読みました。私はただ黙ってやり過ごすしかなかった...

いじめを題材とした短編小説集。 個人的には1番最初の作品、「ワニとハブとひょうたん池で」が1番好きでした。 私も昔、いじめを受けていた事があるので『この子、強いな。偉いな。』『私もこんな風に行動できたら良かったのかな』と思いながら読みました。私はただ黙ってやり過ごすしかなかったし、心の中で何度も『いじめる人も、笑って見ているだけの人も殺してやる』と思った事はありますが、結局何もできずに1年間いじめられ続けていたので、本を通して彼女の人生を送る事で少しスカッとしました。 どの作品も具体的で、光景がありありと浮かんでくるようないじめの描写があり、心臓を抉られるような、読んでいて苦しい気持ちになりましたが、それだけイジメをハッピーエンドとして美化せず、現実として突きつけるような作品なのかな、と思いました。 上手い言葉が出てきませんが、いじめを受けている人は皆、芯の部分では強い、と思いました。 いじめを受けていた過去があるからこそ、読めて良かった。

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2018/12/09

ひどいいじめの数々に眉をひそめる。 人の子の親として、もしわが子が・・・と思ったら辛くてたまらなくなった。 以前読んだことがあるが、すっかり忘れていて、面白く読んだ。

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2015/07/19

短編集5編 いじめに対する個々のあり方,子供の立場,親の立場,教師の立場それぞれ違った問題をどう乗り越えていくか,問題提起の小説.「エビスくん」が良かった.

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2014/09/04

重松×いじめがテーマの短編集っていっぱいあるんだけど、単純ではないあらゆるパターンの側面をリアルに切り取れるその技術に毎回驚く。いじめっこがいて、いじめられっこがいて、どちらかが悪くて、なんて善悪で語ることなんてできないんだよなあ。正義はだれにとってもも共通なわけじゃない。解決策...

重松×いじめがテーマの短編集っていっぱいあるんだけど、単純ではないあらゆるパターンの側面をリアルに切り取れるその技術に毎回驚く。いじめっこがいて、いじめられっこがいて、どちらかが悪くて、なんて善悪で語ることなんてできないんだよなあ。正義はだれにとってもも共通なわけじゃない。解決策があるわけじゃなくて、でもこういう作品のほうがずっと、胸をえぐるし勇気も与えるだろうし、そっと寄り添ってくれるんだとおもう。 エビスくんの話が、いちばん泣いてしまった。どこにでも自分がいるきがして、あの子の想いもこの子の胸のなかも、ああ、ちょっとだけ知ってる、っておもった。この話だけとくに何度も読みたいなあ。深く心に残りました。 短編タイトル控 ワニとハブとひょうたん池で/ナイフ/キャッチボール日和/エビスくん /ビタースゥィート・ホーム

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2014/06/19

いじめ問題短編集なんだけど、今から17年も前に出版されたとは思えないような、今どきの本。 いろんなタイプのいじめに対して、いじめてる方は、そんな認識ないし、いじめられてる方は、それでも頑張って生きていこうとしている。 ネガティブだけどポジティブな本でした。

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2014/06/11

最後の話は良かった。親子が分かり合えたし、子供は子供らしかったし。とにかく親が首つっこむことじゃない。先生にはいろんな人がいる、世の中にもいろんな人がいるでいいじゃないの。私も給食食べきるまで終わらせてもらえなかった。もちろん恨んでるけど、何先生だったか覚えてない(笑)そんなもん...

最後の話は良かった。親子が分かり合えたし、子供は子供らしかったし。とにかく親が首つっこむことじゃない。先生にはいろんな人がいる、世の中にもいろんな人がいるでいいじゃないの。私も給食食べきるまで終わらせてもらえなかった。もちろん恨んでるけど、何先生だったか覚えてない(笑)そんなもんだ。 でも中学に入ったら「嫌いなものは食べなくていい」って理科の先生に言われた。人によって言うことが違うこともわかった。 学校のことは学校のこと。ほっとけー!と思う。 ただ、他の話はイジメがひどすぎる。最後に本人たちが納得しようと、男の友情だろうと、あまりにひどい内容のイジメ。許容できない。人として最低だ。 そういう私はいじめられるというよりは、だいたい「私に関係ない」のスタンス(それもイジメだと言われてもなあ)。ちなみに「やめようよ」と言った子が次の日からいじめられるような時代ではなかった。「偉いなあ」と思うだけ。(でも実は偽善者っぽいと思っていた) 小学校時代は、我が儘で自分の我ばっかり通す子に「明日から口きかない」と宣言した。イジメじゃなくてタイマンの対決だ。最後にはオトナが首つっこんできて嫌だった。ま、小さいころ男子を泣かしたりしてきた私の母親はなーんにも言わなかったけどね。 本当に、嫌な時代になったもんだ。

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