緋色の囁き の商品レビュー

綾辻行人(著者)

2012/01/08

この不安定感は「綾辻節」。ミステリではなくホラーとして読むと、犯人にはわりと驚けるのではないかと思います。

2011/05/01

＜ブックレビュー＞
本格ミステリというよりサスペンス。魔女にまつわる怪談が残る閉鎖的な学園で次々と連続殺人が起き、夢遊病を持つ主人公が自分が犯人ではないかと疑い、周りからも魔女と疑われていき・・・。
真犯人は誰か？というフーダニットのミステリにはなっているが、トリックよりもシチュエーションや雰囲気に重きを置いているので、本格ミステリ的な驚きは薄かった。

2011/04/21

囁きシリーズ第一作。主人公冴子が転校してきた高校は、監獄のような女子高校だった。冴子の廻りでおこる凄惨な殺人事件、彼女の抱える過去とは？みたいなあらすじです。呼んでみると止まらなくなります。登場人物の会話、舞台描写、囁きの効果ともども全部が全部恐怖をあおってくれるのです。それに読みやすい。おすすめ

2011/04/09

結構、展開はベタですが。

内容が女子高・女同士の確執でもって生理。
生理の表現がちょっと生々しいたらーっ（汗）

男性でこれを理解はしにくいかと思いますが（苦笑）

話の展開、犯人などのオチはベタですが、そういった表現の仕方が生々しかったので、逆にその部分で恐怖を誘うお話。

そう言った意味では「囁き」シリーズではこれがエグイかもですね。

2011/02/16

内容はそんなに嫌いではないんだけど、
記憶がフラッシュバックするところとかちょっとくどかった

うーん…

2011/01/21

閉鎖的な女子寮でおこる連続殺人事件。自分が入寮してから、人がどんどん死んで行くので主人公の女の子は自分が犯人なんじゃないかとすっごく悩みます。(実際、夢遊病で記憶をなくしたりしてる)そして、叔母である校長先生も事件を隠蔽しようとしていてその不安は高まるばかり…。犯人はいったい誰？本当に私が人殺しなの？！

と言う感じのお話。あと↑の内容にいじめだったり、恋愛だったり、昔寮でおこった事件だったり…が複雑に絡まってます。

読み終わってまず思ったのは、描写がグロい。痛い。読んでて気持ち悪くなった(涙)しかも、私自身寮に入ってるから更にこわかった(笑)

リアルな描写ウェルカムな人にオススメです。

表紙も内容も真っ赤っか！
映像化されたら面白そうだと思いました。

2010/11/30

ホラー？ミステリ？なのか？

良くも悪くも「赤色」雰囲気小説。くどいし、読んでて気分が暗くなってくるが、意外と読後感は悪くなかった。

どうも似たような感じをどこかで…と思ったら、「月姫」「空の境界」の雰囲気と似てる。奈須きのこ本人も綾辻を初めとした新本格に影響を受けたと話してるし。とかく良さは説明しにくいが、結構好きな作品。

2010/10/30

全寮制の厳格な女子高で次々と起こる惨殺・・・。
ホラーだし、血生臭いし、私は、好きな作品。
気になって、すらすら読み進められた。
面白い！
'10.10.30読書完了

2010/09/11

囁きシリーズ第１作目。

とにかく囁きシリーズはミステリアスでうすら寒く、いつもどこか薄いヴェールを通して読んでいるような感覚になる。

館シリーズとはまた違う『人間の狂気』『恐ろしさ』が見える。

個人的に館シリーズの方が好みなので、あえて本作の内容には触れないが、謎が謎を呼ぶような、読後にも妖しさを感じる雰囲気を好む方には良いかもしれない。

2010/08/01

　個人的にはイマイチでした。赤い色でフラッシュバックする主人公の失われた記憶、厳格な女子校で鬱屈を持て余す生徒たち、女王のようにクラスに君臨する女生徒、それに逆らう魔女と呼ばれる女生徒……素材は魅力的だし真相も悪くなかったんですが、殺される直前に被害者の一人称視点が入るため神秘性が薄れ、どうにも薄っぺらくなってしまった印象。