さらわれたい女 の商品レビュー
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時代を感じさせる誘拐ものの物語 狂言誘拐を持ちかけられた男が、うまいこと身代金を手にするが、軟禁場所に行くと誘拐された女性は死んでいるという話。 こういった、女性が死んでるけど、自分は誘拐犯だから警察に通報できない、どうしよう、となった状況はとてもあり。警察に通報できない→じゃあ自分で何とかしよう、って流れはすごく自然。 でも誘拐ものってそういうの多い気がするね。
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歌野氏の作品を読むのは「世界の終り、あるいは始まり」に続いて2作目。 買ったのは講談社文庫だが、現在は角川文庫より発売している。 「カオス」というタイトルで映画化(主演:中谷美紀)もされている。 冒頭の「私を誘拐してください」から面白そうだなと思わせてくれるが ただの狂言誘拐とい...
歌野氏の作品を読むのは「世界の終り、あるいは始まり」に続いて2作目。 買ったのは講談社文庫だが、現在は角川文庫より発売している。 「カオス」というタイトルで映画化(主演:中谷美紀)もされている。 冒頭の「私を誘拐してください」から面白そうだなと思わせてくれるが ただの狂言誘拐というのではなく、エンディングまで二転三転してニヤリとさせられる傑作。
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ツッコミどころは満載です。 「私を誘拐してください」と女から依頼を受けた便利屋の男が、 狂言誘拐を仕組むのだけれど どうにもツメが甘すぎる。 私なら絶対に保険をかけるのに。 って思いながら読んでました。 ☆1つって感じです。 1991年に書かれただけあ...
ツッコミどころは満載です。 「私を誘拐してください」と女から依頼を受けた便利屋の男が、 狂言誘拐を仕組むのだけれど どうにもツメが甘すぎる。 私なら絶対に保険をかけるのに。 って思いながら読んでました。 ☆1つって感じです。 1991年に書かれただけあって 携帯も自動車電話だし(笑) この人の作品は好きなんだけどなぁ・・・。 コレはあんまりおもしろくなかった(爆)
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狂言誘拐、二転三転ミステリー。 うたのん初期作。 さらりと読めるエンタメ小説。 おらの持ってるこの小説の表紙は中谷美紀と萩原聖人なんで、どうやら映像化してるみたいだと思うんですがどうなんでしょ? 調べてないのでちょっと分からないんですが、たぶんされているのでしょう。 中谷様が美しすぎる……そりゃ頼まれたら断れませんわー(違 全体的に軽いタッチでドラマ見ているような感覚だった。 でもちょっと女の描写が薄っぺらかったかなー。 何でも屋の男もちょっとキャラ設定が不安定だった(笑 しかしこうしてなーんも考えずにウヘエフヒヒと楽しめる作品ってのは貴重だと思うんで――とかいいつつ思っていたよりもずっと楽しんだおれでした。
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「私を誘拐してください」から始まるこの設定(タイトルもいい)に興味轢かれました。ネタについては、ある程度の意外性あって、矛盾点もなく納得です。ただ、この種の小説は、キャラクターをたてることがなく、ストーリーで読者をいかに驚かせるか、騙すかということを中心に書かれている気がして、私...
「私を誘拐してください」から始まるこの設定(タイトルもいい)に興味轢かれました。ネタについては、ある程度の意外性あって、矛盾点もなく納得です。ただ、この種の小説は、キャラクターをたてることがなく、ストーリーで読者をいかに驚かせるか、騙すかということを中心に書かれている気がして、私的にはあまり好みではありません。昔の東野圭吾作品に似てますね。1991年に書かれたものということで、「ダイヤルQ2、伝言ダイヤル、車載電話、ポケベル」といういまとなっては懐かしすぎる通信手段が深く関わってます。 あとがきにも記されてますが、この部分は当時を思い出しながら読めばそれなりに面白いかもしれません。(若い人には想像できなくて?かも)
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「私を誘拐してください」美しい人妻は、そう呟いて便利屋の手をにぎった。夫の愛を確かめるための"狂言誘拐"だというのだ。金に目がくらんだ俺は依頼を引き受けた。完璧なシナリオを練り脅迫を実行、身代金までせしめたが、そこには思わぬ落し穴が待っていた。二転三転、息をも...
「私を誘拐してください」美しい人妻は、そう呟いて便利屋の手をにぎった。夫の愛を確かめるための"狂言誘拐"だというのだ。金に目がくらんだ俺は依頼を引き受けた。完璧なシナリオを練り脅迫を実行、身代金までせしめたが、そこには思わぬ落し穴が待っていた。二転三転、息をもつかせぬ超・誘拐ミステリー。
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面白かったです。 素直な気持ちでさくさく読むといい感じだと思います。 最初から、二転三転あるんだろう?的な構えた気持ちで読むと、最後のどんでん返しもわりと読めちゃうんじゃないかと思います。 まぁ、そうやって自分なりの推理をしながら読むのが、こういうミステリー小説の楽しみでもある...
面白かったです。 素直な気持ちでさくさく読むといい感じだと思います。 最初から、二転三転あるんだろう?的な構えた気持ちで読むと、最後のどんでん返しもわりと読めちゃうんじゃないかと思います。 まぁ、そうやって自分なりの推理をしながら読むのが、こういうミステリー小説の楽しみでもあるのですが。 「自動車電話」とか「伝言ダイヤル」とか「パーティライン」とか、ネタがちょっと古いけど、まぁそれはこの本が発表されたのが1991年っていうことでしかたないですよね。 (2006/03/19)
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今やミステリ界の代表作家になりました、歌野晶午さん。狂言誘拐のはずが本当の誘拐になり殺人事件にまで発展・・・となりますが、思ってたよりは普通の展開でした。ヒントがでた時点で真犯人が誰か想像がついてしまったし。タイトルに「女」と入れるからにはもっと女の怖さ、もしくは直向さを見たかっ...
今やミステリ界の代表作家になりました、歌野晶午さん。狂言誘拐のはずが本当の誘拐になり殺人事件にまで発展・・・となりますが、思ってたよりは普通の展開でした。ヒントがでた時点で真犯人が誰か想像がついてしまったし。タイトルに「女」と入れるからにはもっと女の怖さ、もしくは直向さを見たかったなと思います。でも以前読んだことのある「葉桜の季節に君を想うということ」よりも明るくコミカルで楽しめました。探偵の慌てぶりが可愛い。にしても、現実の発展振りがあまりに早いとそんなに前の作品じゃないのに随分古く感じてしまいます。今の時代のミステリ作家さんは大変ですね。そして携帯の普及の影響って大きい。
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