1,800円以上の注文で送料無料

フラゴナールの婚約者 の商品レビュー

4.7

3件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/11/09

グルニエの短編集。グルニエの作品は初めて読んだが、最初から文学的インパクトがあった。気に入るフレーズも多かった。また、引用のセンスがいいと思う。好きだった作品は、「第六の戒律」、「春から夏へ」、「ウィーン」、「アルルカンの誘拐」、「三たびの夏」、そして表題作の「フラゴナールの婚約...

グルニエの短編集。グルニエの作品は初めて読んだが、最初から文学的インパクトがあった。気に入るフレーズも多かった。また、引用のセンスがいいと思う。好きだった作品は、「第六の戒律」、「春から夏へ」、「ウィーン」、「アルルカンの誘拐」、「三たびの夏」、そして表題作の「フラゴナールの婚約者」。(2011/11/12読了)

Posted byブクログ

2011/06/03

諦めるというより人生と折り合いをつける、そして愛する。その境地でなおも純粋であることの価値を知ることができる物語。

Posted byブクログ

2011/01/14

 ふと、この 『フラゴナールの婚約者』 (みすず書房) を  読み返したいと思いました。  フランスの作家、ロジェ・グルニエさんの短篇集です。  手元にありません。  引っ越しなどにまぎれて、どこかに行ってしまった本です。  最初に出合ったのは、刊行間もない、8年か...

 ふと、この 『フラゴナールの婚約者』 (みすず書房) を  読み返したいと思いました。  フランスの作家、ロジェ・グルニエさんの短篇集です。  手元にありません。  引っ越しなどにまぎれて、どこかに行ってしまった本です。  最初に出合ったのは、刊行間もない、8年か9年前です。  ちょうど、高橋源一郎さんの本を編集しているときです。  高橋さん宅に打ち合わせで行くと、  高橋さんの本棚にも1冊、見つけました。  ちょっと珍しい、濃いオレンジ色のカバーなので、  すぐに目につきます。  「『フラゴナール……』、いいですよね」(わたくし)  「うん、いーよねー」(高橋さん)  2人とも、そのまましばらく、黙り込んでしまいました。  2人とも、それぞれの読後感を味わっています。  少なくとも、わたくしには、そう思えました。  こうした出合いのころのことを思い出していたら、  また、どうしても、すぐに会いたくなります。  行方不明になった、この旧知の友を、本棚に探します。  やっぱり……いません。  音信不通の人間の友達を探すのは、大変な作業ですが、  幸い、本の場合は、本屋さんを巡れば、  再び出合うこともできるのです。  何軒目かで、再会しました。  あの、濃いオレンジのカバーです。  手に取って、カバーをなでてみます。  この手触りです。  外見だけではない。  版面 (はんづら)も美しい。  そういえば、この版面をまねて、  文芸書を編集したこともありました。  実際に読み始めて、驚きました。  最初に出合ったときとは、  お話の中身が、まるで違っているのです。  姿形はまったく同じなのに、8年か9年で、  こんなにも中身が変わるものなのだろうか。  旧友は、わたくしが知らぬうちに成長を遂げていたのです。

Posted byブクログ