眺めたり触ったり の商品レビュー
本を読むこと、集めること、眺めること。本への思いや翻訳を通じて感じて事を綴るエッセイです。読書は人それぞれで良くて誰にも邪魔されるものではない。さーっと読んでいくと時折つよく共感できるページに行き着いて楽しかった。
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日曜日の午後、なんとなく手に取ってパラリラと読み始めてひきこまれた。最初のページに戻って、ほぼいっきに読み終えた。途中、珈琲を飲みたくなって本から離れることはあったんだけど、2、3時間で最後までというのは、それだけ引き込まれたんだろうなぁ。 本にまつわるエッセイというんだろう...
日曜日の午後、なんとなく手に取ってパラリラと読み始めてひきこまれた。最初のページに戻って、ほぼいっきに読み終えた。途中、珈琲を飲みたくなって本から離れることはあったんだけど、2、3時間で最後までというのは、それだけ引き込まれたんだろうなぁ。 本にまつわるエッセイというんだろうか。本は最初から最後まで読み通さねばならないのか、拾い読みじゃだめか、積ん読は?あるいは、子ども向けダイジェストが置いてない図書館にて、子ども向けのものはないですか?と聞いたら、ダイジェストを読むと、もとの本を読まなくなりますから、と司書さんが答えたという話から、いや、ダイジェストって本当にダメなの。という素朴な疑問。 雑誌に連載されていたものというけれど、集中して何かを語るというのではなく、話題がぴょんぴょん変わり、変わったと思ったら戻ってくる。そのあたりの展開の妙が、最近とみに集中力が衰えているはずの自分の関心を離さなかったように思う。他の本なら、よそが気になって視線を換えようとする前に、まったくちがう話題がふられたりね、うまいなぁ、と思った。自分の波長に会っていたということかもしれないけど。 音読と黙読の違い。文章を書くときは、声に出してみるとか、文筆家の隠れた技みたいなのも面白かった。 ゆったりとした気分で、読んでいるあいだ、いい時間を過ごせたと思う。
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私の読書ハマりの初期読んだもの。本の本が好きになったキッカケでもある。久々にパラパラ読み直してみた。翻訳家の青山南さんが読書や本について語る。海外文学についても知ることが出来て、興味がわいてくる。
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愉しい本です、絵も、愉しい。青山南氏の、本について、本の読み方について、……のエッセイ。身に覚えあること多数、困ったなぁ(って実は全然困ってはいない!)。ここで採り上げられている本と、ついこないだ父が「お前はあれを読んどらんのか」と言った本が一冊重なってました。はい、読みます、『...
愉しい本です、絵も、愉しい。青山南氏の、本について、本の読み方について、……のエッセイ。身に覚えあること多数、困ったなぁ(って実は全然困ってはいない!)。ここで採り上げられている本と、ついこないだ父が「お前はあれを読んどらんのか」と言った本が一冊重なってました。はい、読みます、『胡麻と百合』。
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岡崎武志氏の「読書の腕前」推薦品。絵も可愛い。市立図書館借用 ここからの文献; 木下是雄「マニュアルはなぜわかりにくいのか」(毎日新聞社) 中野重治「本とつきあう法」(ちくま文庫) ベンヤミン「蔵書の荷解きをする」(「都市の肖像」(晶文社)) ラスキン「胡麻と百合」(プルーストの...
岡崎武志氏の「読書の腕前」推薦品。絵も可愛い。市立図書館借用 ここからの文献; 木下是雄「マニュアルはなぜわかりにくいのか」(毎日新聞社) 中野重治「本とつきあう法」(ちくま文庫) ベンヤミン「蔵書の荷解きをする」(「都市の肖像」(晶文社)) ラスキン「胡麻と百合」(プルーストの序文「読書について」)
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サブタイトルをつけるならば、本とわたし、という感じのエッセイ集。 ページを角を折ることをドッグイヤーということや、歩きながら本を読む人の話、本を最後まで読まない人、山のように積まれた本を指差し「全部読み終わっているわけないだろう」と憤然と言う人。読書人にもいろいろです。
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