1,800円以上の注文で送料無料

中世の食卓から の商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

中世ではどのようなも…

中世ではどのようなものが食べられていたのか。近世しか知らなかったので興味深かったです。

文庫OFF

2018/03/05

中世ヨーロッパの“食”をテーマにしたエッセイ。 魚に対する恨みつらみ、何故スパイスを多用したか、 スプーンと爪楊枝の使用について・・・等々、 キリスト教やフォークロアの影響、 「パンタグリュエル」や「カンタベリー物語」、 シェイクスピアの戯曲の中から探り、語る。 ビールとエールの...

中世ヨーロッパの“食”をテーマにしたエッセイ。 魚に対する恨みつらみ、何故スパイスを多用したか、 スプーンと爪楊枝の使用について・・・等々、 キリスト教やフォークロアの影響、 「パンタグリュエル」や「カンタベリー物語」、 シェイクスピアの戯曲の中から探り、語る。 ビールとエールの違い、饗宴と精進潔斎の大差、 太っているからこそ王様など、興味深い話が多く、 楽しめました(^^♪

Posted byブクログ

2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1997年(底本1991年)刊。  古来、聖書と並び立つほど読まれている書籍は料理関係本。もちろん本書がかように言うほどに極端ではないにせよ、料理本は古くから刊行されている。本書は、西洋中世の食卓を彩った(?)食事・料理の模様を解説していく。  ただ、さほど美味しそうには見えず、逆に現代の豊かさが逆投射されるかのようだ。すなわち、バジル・胡椒だけでなく、砂糖・香味野菜等何でもスパイスとして利用され、かかるスパイスに塗れた料理の数々。それにワイン(不味い場合も多々)が+されるが、そもそも素材が新鮮でないことを雄弁に語るかのよう。  著者は神奈川大学教授。

Posted byブクログ